代々木公園で行なわれた「9.16さよなら原発全国集会」に参加しました。2011年3.11福島原発事故からすでに8年半、いまだ続く放射能被曝ゆえの生活破壊の深刻さ、責任者である政府・東電の無責任極まりない対応への怒りを参加者で共有しました。
911代々木1
代々木3
さまざまな問題があるなかで、「自主避難者の住宅問題」での国や福島県の対応のひどさが訴えられました。福島から避難されている熊本さんは、避難してきている人々で2017年3月末の避難先住宅の無償提供打ち切りに伴って国家公務員宿舎に入居できていた人々が2年契約ということで退去を要請されているが、移る先が見つからない中で、「出ていけ」と迫られ、家賃+駐車場の2倍の損害賠償金を請求されているなど詳しく現状を紹介し、「避難先の確保は国の責務なのに全くひどい。こういうことに対し、闘わざるを得ないのではないか」と訴えました。
代々木6
また、神奈川に避難されている村田弘さんも「避難者は明日を生きていけるかどうかわからない。パートでやっと得た賃金と同じような額の罰則金の請求を毎月送りつけてくるなど、許せないことだ。あらゆる力を使って抵抗していきたい」と述べました。
飯館村の焼却場での被曝労働の実態を裁判に訴えている「ともさん」からも、タイベックと完全マスクで作業しなければならないのに半面マスクだけで作業させていた実態など詳しい報告がありました。
代々木5
野外ステージを中心に全国から約8000人の労働者市民が参加しました。
9.11代々木2
9.11代々木7

30を超える団体がブースを出していました。
テント1
その中に、動労水戸支援共闘と福島共同診療所のテントもありました。
テント2
動労水戸の皆さんは、高線量地域で列車を走らせる常磐線の全線開通の危険性を訴え、9月22日(日)午後1時からの水戸での反対集会(駿優教育会館、水戸駅北口3分)への参加を呼びかけていました。
テント3
すぐ近くで、希望の牧場・ふくしまの吉沢さんも怒りがほとばしって、吠えていました。
テント4
フクシマ現地から人々が駆けつけ、フクシマからの避難者の方たちも多く参加し、また、全国で原発反対を取り組む人々が駆けつけ、怒りを新たにした9.16反原発全国集会でした。
オリンピックに向けフクシマを終わったことにしようとする安倍政権を許さない、生きるための闘いをこの団結でやり抜こう!と渋谷の街へデモに出発しました。(S)
デモ1
デモ2