6月20日に、品川にある東京入管包囲デモに参加しました。この日は「世界難民デー」で、日本に難民として逃れてきた人々や外国人労働者を不当に収容し続ける東京入管に「直ちに仮放免しろ」「強制送還するな」と抗議し、収容所の中にいる人々を激励しようと、「外登法・入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会」と「合同・一般労組全国協議会」「東京労組交流センター」の共催で呼びかけられ、約150人が参加しました。
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午後6時40分ごろ、JR品川駅近くの東八ツ山公園からデモはスタート。東京入管まで約40分くらいでした。品川駅近くの沿道には退勤時の多くの人々が行きかっていましたが、この日が世界的な「難民デー」であることや、東京入管収容所でのひどい人権侵害について知っている人は、たぶんほとんどいないのではないかと思いました。
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6月20日の「世界難民の日」は、難民の保護と援助への関心を高めるために2000年12月の国連総会で決められました。「難民」とは、「人種、宗教、国籍、政治的意見やまたは特定の社会的集団に属するなどの理由で、自国にいると迫害を受けるかあるいはそのおそれがあるために他国に逃れた人々」と定義され、今日的にはさらに、「武力紛争や人権侵害などを逃れるために国境を越えて他国に庇護を求めた人々」を指すようになっています。
日本は、1981年に「国連難民条約」を批准しましたが、難民申請者をほとんど認定せず(認定率は1%以下)、受け入れを拒否し、強制送還か許可が出るまで期限のない収用を続けているという現状です。

シュプレヒコールでは、「長期収容をやめろ、病人に医療を保障しろ!」「食事の量を増やせ、人間らしい食事を出せ!」と繰り返されていました。
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東京入管に着くころにはもうすっかり暗くなっていました。
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すぐ目の前中央の刑務所のような建物が東京入管センターです。
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収容者の目に見えるようにペンライトを振りながら、「家族を返せ!友だちを返せ!」「仮放免を出せ!」と訴え、収容所の大きな建物の周りを2回まわりました。
厚い壁を通して、一つの方面からは男性たちの唸るような声が聞こえ、他の方面からは女性たちの叫ぶ声が聞こえました。確かな交流を感じながら、どうすることもできず苦しい気持ちになりました。

後ろ髪を引かれるような思いで近くの公園で小集会。
茨城県の「牛久入管収容所問題を考える会」の田中喜美子さんは「牛久入管にはいま318人が収容されているが大半が長期収容者だ。中には5年になる人もいる。不当な人権侵害に抗議し仮放免を認めろとハンストが続いている。」「彼らは難民申請者であり、犯罪者ではない!技能実習生も実習先で被害を受けた被害者だ!」と国のやり方を徹底弾劾しました。
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また、動労千葉や全学連、収容者との面会活動をしている外国人学生団体からも連帯のアピールがありました。
こうした地道な支援活動の重要性を感じながら、やはり、日本の労働者市民がもっとこの現実を知り抗議の声を上げていかなければと思いました。(S)

この日配られた「牛久入管収容所問題を考える会」のリーフを紹介します。


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