6月9日(日)午後、上野公園内の野外ステージで、国鉄1047名解雇撤回!関西生コン支部弾圧粉砕!闘う労働組合を甦らせよう!という労働者集会が開かれました。主催は「国鉄分割・民営化に反対し、1047名の解雇撤回闘争を支援する全国運動」(国鉄闘争全国運動)です。

2010年4月9日の政党・政府間での国鉄1047名問題の「政治決着」、これを国労本部など4者4団体が即受け入れ和解したことに対して、動労千葉は「国鉄分割・民営化反対闘争がこのような形で幕を下ろしてはならない」という声明を出しました。これを受けて労働運動関係者を軸に立ち上げられた運動体が国鉄闘争全国運動です。

この日はあいにく梅雨時の肌寒い日でしたが、全国から1430名の労働者市民が参加し、元気の出る集会となりました。
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呼びかけ人の鎌倉孝夫さん(経済学者)は開会のあいさつの中で「新自由主義が展開されて約40年になるが、非常に深刻な社会的な矛盾が噴出している。労働者の生活が破壊され人間労働が破壊されている。さらに「働き方改革」で、徹底的な人間の物化(ものか)が狙われている。資本主義的賃金奴隷制と言えるが、これは昔の奴隷制よりひどい。すべて「自己責任」だ。労働者の組織的団結と闘いによって国家と資本の支配を転換させていくことによってしか我々は人間として生きられないという局面に達している。この運動を確信を持って進めていこう」と訴えました。
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続いて、「内房線と地域を守る会」と「外房線と地域を守る会」、三里塚芝山連合空港反対同盟から連帯のあいさつがありました。
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闘う労働組合からの発言では、動労千葉から田中委員長、関西生コン支部から武谷書記次長、港合同から木下執行委員長がアピールしました。

田中さんは、関西生コンへの大弾圧を打ち破るために全力で闘おう、韓国の労働運動に学び共闘しよう、星野文昭さんへの国家権力の政治的殺人を弾劾しこの時代に通用する力を取り戻そうと訴えました。
国鉄闘争については、動労千葉では強制出向無効闘争に取り組むことと、JRに対し「最高裁決定に基づき団交開催・解雇撤回せよ」と闘い抜くと報告。30年余の闘いで、1047名解雇の基準策定にJR設立委員が関与していたという事実が暴かれました。「JRに法的責任なし」という最高裁決定の誤りが明らかになった情勢の中で、解雇撤回を求めて新たに申し立てた千葉県労働委員会闘争で、なんと千葉県労委は審理を拒否。「これは労働委員会の自殺行為だ」と裁判に訴えている最中に、申し立てを却下したのです。田中さんは、真実を闇に葬る攻撃を許さず、この闘いを推し進めると宣言しました。
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さらに、「いまJRは来年の4月1日をもって、運転手という職名も、車掌という職名も、それに伴う労働者の待遇もすべて廃止をすると言っている。これは、国鉄分割民営化のとき以上の歴史的な攻撃だ」と訴えました。「あのときだって、運転手は運転手だったし、駅員は駅員だったし、車両の検修係は検修係だった」と。「職場から労働組合を完全に抹殺することなんてなかった」と。
そして、今が歴史の正念場、改憲と戦争の道だけは絶対に許さない、非正規職だけの社会なんて絶対につくらせない、という全国的な運動をつくっていこうと呼びかけました。

特別報告にたった関生支部の武谷さんは、経営者に約束したことを守らせるためにしたストライキを「威力業務妨害」、建設現場における安全性を確保するためのコンプライアンス活動を「恐喝未遂」とされる。「もう、むちゃくちゃですわ」と言いながら、みんな元気に闘い抜いていることを報告されました。
また、不当逮捕のなか35人保釈をかちとっているが、あと6名の奪還を闘っている。保釈金カンパにぜひ協力をと訴えられました。
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港合同の木下さんからも、関西では関生弾圧を全力ではね返そうと取り組んでいることが報告されました。また、裁判傍聴の報告の中で、武健一委員長の法廷の証言で辺野古新基地反対と国鉄闘争を闘ってきたという関生の闘いに触れ、動労千葉・関生支部・港合同の3労組が国鉄闘争を軸に闘ってきた労働運動の意義を訴えました。
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韓国からも、鉄道労組の3人が来日して参加。鉄道労組ソウル地方本部本部長(下写真の中央)から熱烈な連帯アピールがありました。
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そのあと、JR労働現場からの発言などたくさんありました。(力尽きて詳しく報告できずすみません)
また、特別報告として星野文昭さんを取り戻そう全国連絡会議共同代表の戸村裕実さんから、星野文昭さんの無念の死を悼み、「星野文昭さんを死に至らしめた国家の罪責を絶対に追及する。星野さんの再審無罪を必ずかちとる」との訴えがありました。

この日の午前中に結成を勝ち取って集会に参加した「コンビニ関連ユニオン」も登壇。河野委員長は「オーナーも、配送ドライバーも、工場でお弁当を作っている人も、コンビニ関連で働くすべての労働者の団結をつくるのはコンビニ関連ユニオンです!私は、国鉄闘争に学んでコンビニ職場で闘いを始めた。星野文昭さんは言っていました、人間が人間らしく生きられる社会をつくろうと。そのために7.11時短ストへ向けて、全力を尽くします!」と力強くアピールしました。
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杉並区議に初当選した洞口朋子さんも地域の仲間と共に登壇しアピール。
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全学連からも、京都大学や広島大学での不当な逮捕攻撃をはね返して、学生運動を闘い抜くという決意が表明されました。

こうした闘い、運動がもっともっと多くの人々に知られていくように、そして、さまざまな闘い・運動とつながって新たな力となれるように、百万人署名運動ももっと力をつけていきたいと思いました。(S)