5月14日(火)、弁護士会館で「改憲ぜったい阻もう 裁判員制度はおしまいだ」と題した集会が開催されました。憲法と人権の日弁連をめざす会と裁判員制度はいらない!大運動の共催で、287人が参加しました。
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6名の方々が発言し、様々な問題が提起されましたが、ここでは望月衣塑子さん(東京新聞)と成澤宗男さん(週刊金曜日)の講演について紹介したいと思います。

菅官房長官の記者会見で鋭い質問を発することで知られる望月さんは、社会部の記者でありながら官房長官の会見に参加するようになった契機から今日に至るまでの経緯を、講談師のような軽快な口調で語ってくれました。
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それは、望月さんの追及に辟易した菅が、会見というオモテの場で内閣府報道室長に質問を妨害させながらいい加減な回答を繰り返し、ウラでは東京新聞や内閣記者会に文書を送って「望月を何とかしろ」と恫喝してきた過程であり、その一方で、新聞労連などメディア関連労組が官邸前で集会を開き現役の記者たちが発言するに至ったのをはじめ望月さんを応援する動きがどんどん広がってきた過程でもありました。

成澤さんは望月さんとは対照的に深刻な口調で、政府とメディアが一体化する「翼賛体制」化の危険性に警鐘を鳴らしました(このブログの表題は成澤さんのレジュメのタイトルを借用したものです)。
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最近の天皇代替わり、新元号決定をめぐるバカ騒ぎもそうだし、政府の中国・北朝鮮脅威論や公安警察がリークする「過激派」情報を無批判に垂れ流すこともまたしかりということです。特に徴用工問題に関する韓国大法院の判決に対して韓国政府に難癖を付けるという暴挙に出た安倍政権の尻馬に乗って一斉に騒ぎ立てたメディアのありようを批判する成澤さんの舌鋒は痛烈でした。

思い返せば、昨年のこの集会のメインの講演者は永田浩三さん(武蔵大学教授、元NHKディレクター)で、演題は「改憲とメディア~何が変えられようとしているのか~」というものでした。2年続けて同じテーマが取り上げられたのは、メディアを統制しようとする安倍政権の狡猾な策動に対抗することが私たちにとって最重要課題のひとつになっていることを示していると思います。

改憲をめぐる攻防もメディアの影響を免れることはできません。真っ当なメディアやそこで奮闘する記者たちと連帯して声を上げ闘い続けることが重要だとあらためて痛感した集会でした。(東京北部連絡会・銀)