三里塚芝山連合空港反対同盟が呼びかけた三里塚現地集会が10月14日に開かれました。
集会中、会場の畑のすぐ横では、ひっきりなしにジェット機が着陸していきました。
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気候変動が激しい中の有機農業~産直、いくつもの裁判闘争。休みない闘いの中で、反対同盟は意気軒高と檄を発しました。

市東孝雄さんは、「最高裁判決が出てから2年、ここでこうして集会ができていること、請求異議裁判をたたかってきた力、ここに三里塚のたたかいの正義性がある。国家権力をもってしてもつぶしきれない。」と勝利感をもって発言。そして、「私はここで農業をやっていく。農地を取られることは命を取られること。千葉地裁・高瀬裁判長が不当判決を出せないたたかいをやってこう。私もがんばります。」と元気に決意を語られた。
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この日、初めて開会あいさつと司会を担当された北原健一さん(上の写真右、昨年8月に逝去された父・北原鉱治事務局長の遺志を継ぎ反対同盟で奮闘されている)も堂々たるものでした。
基調報告は、萩原富夫さん。
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萩原さんは、「請求異議裁判の判決が12月20日となっている。判決までの2カ月が勝負だ。千葉地裁を“強制執行許すな”の声で包囲しよう!」と訴えました。
具体的には、千葉地裁民事第5部への「要望書」署名を集めよう。それを持って各種裁判の時に千葉地裁に押しかけよう、座り込みなど全力で取り組もうということです。
この日、その要望書も配られました。
要望書
この要望書や千葉地裁行動等、詳しくは三里塚芝山連合空港反対同盟のホームページをご参照ください。https://www.sanrizuka-doumei.jp/home02/

全国の闘う農民も駆けつけてアピール。
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また、労農連帯をかけて闘う労働組合からもアピール。
動労千葉の田中委員長は、「新自由主義による社会の崩壊の中で、無数の怒りがわきでている。三里塚の闘い、階級的労働運動の再生の力こそが、この怒りをつなげることができる」と訴え、「どんなに危機でも、資本と安倍らにとって生き残る道は改憲と戦争しかない。クーデター的に改憲発議に突き進むしかない」と指摘し、11.4日比谷集会への大結集の力で、これに全力で立ち向かっていこうと呼びかけました。
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組合幹部大量不当逮捕という大弾圧との闘いの真っただ中の関西生コン支部からは連帯メッセージが届き、読み上げられました。
連帯メッセージ
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集会後は、反対同盟を先頭に、市東孝雄さんの畑までデモ行進。
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会場を出ると、すぐに市東さんの家の前です。
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そして、またすぐに、滑走路に続く誘導路の下をくぐります。
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空港敷地を囲む真新しい「カベ」にそってデモ行進。
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市東さんの畑に到着。
人参、大根…
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市東さんが、オクラの畑の前で説明を。
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これが、オクラの花です。
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畑のすぐ隣りは、滑走路。
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皆さんも、ぜひ市東さんの畑を見に来てください!(S)