賛同人の方からの報告です。
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築地の水産市場で働く仲卸(なかおろし)原告5名による「豊洲建物は耐震偽装しているので『使用中止・除去』を求める」という行政裁判が9月21日、午前11時から東京地裁419号法廷で開かれた。「築地を活かし豊洲を止める会」の人々や労組・支援の仲間ら40名が傍聴席を埋め闘いを共にした。

今回は第1回目で、口頭弁論のみだったが、原告と武内更一弁護士からの冒頭意見陳述が東京都代理人と清水知恵子裁判長に突きつけられた。

この裁判は豊洲の建築物の柱に必要な鉄量が半分ほどしかない事実を一例に、建築基準法違反であることを問い、裁判長から責任者の東京都に使用停止と除却処分を義務づけるための提訴である。

同時に、この本訴と並行して、小池都知事の移転強行と築地解体に抗するため、緊急の「豊洲使用中止の仮の義務づけ」裁判も書面審理だが激しく行われている。武内弁護人は「危険な豊洲の中止命令を即刻出すべき」と迫り、本訴進行中であるにも関わらず10月11日にも予想される築地解体=営業破壊の強行の不正義性を糺した。

仲卸原告からは「冒頭意見陳述」で「裁判をおこした理由」として、以下5点が語られた。

1、豊洲市場は東京湾の浚渫工事のヘドロで埋め立てた場所である。6街区の仲卸棟の柱脚は耐震偽装があり、鉄量が44%不足している。市場で働く人、そして買いにくるお客さんの命があぶない。そのような危険な所には絶対に移転はできない。

2、豊洲市場は高床式の上げ底で、耐荷重に耐えられないダメな市場なのだ。

3、普通は買い出し人が駐車する3階~4階に氷の砕氷場を置くのがあたりまえの所、耐荷重に耐えられないので1階に造ってある。これでは砕氷場の役目を果たす事ができない。

4、駐車場が不足している。本来は10階建を造っていれば駐車場が足りるのに5階建てにしてある。全体の重量に地盤が耐えられないのだ。

5、豊洲の建物は114本の杭のうち48本が固い地盤の支持層に届いていないことが明らかになった。「傾き」で問題の横浜マンションでは478本のうち8本の杭打ち偽装で立て替えに至った。こんな建物に移転することはできない。

さらに「止める会」への裁判費用カンパを集めて、築地職場を残すために闘うことが確認された。連帯して闘っていこう。(東部ユニオン K)