8月12日、午後2時から、那覇市の奥武山陸上競技場で、「翁長知事を支え、辺野古に新基地を造らせない県民大会」が開かれ、会場から溢れる45000人が結集しました。
下の写真は、参加した百万人署名運動の仲間から送られてきた8.12の写真です。
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同時刻に、この県民大会と呼応する集会が、東京・東池袋中央公園で行われました。(ちなみにこの公園は「巣鴨プリズン」跡地でA級戦犯・東条英機らが処刑されたところです。)
集会が始まる前から続々と人々が集まってきました。
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集会では、8.12首都圏行動実行委員会に参加する諸団体のアピールが続きました。また、「普天間基地所属オスプレイ墜落!同型機の沖縄での飛行強行に、怒りを持って抗議する」という緊急抗議アピールを参加者全体で確認しました。沖縄の県民大会では「オスプレイの配備撤回・飛行禁止」を求める特別決議が採択されたそうです。
集会後、約800人で池袋駅周辺をデモしました。
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8月5日に、米海兵隊普天間飛行場所属のMV22オスプレイが、オーストラリア東部の海上で墜落し、乗員26名中3名が行方不明となりました。

普天間所属オスプレイは昨年12月にも名護市安部の浅瀬に墜落事故を起こし大破しました(乗員6名はかろうじてヘリで救出された)。その後、同所属オスプレイは今年6月にも2回奄美空港などに緊急着陸するという不具合が生じていました。

こんな危険な欠陥機オスプレイの訓練はやめるべきだし、すぐにでも撤去すべきです。

オーストラリアでの墜落事故があった翌日の6日、小野寺防衛相は米軍に日本国内でのオスプレイ飛行自粛を求めたと発表しました。しかし、米軍はその直後の7日に沖縄で飛行を強行。翌8日、菅官房長官は自粛要請には「運用上必要なものを除く」と条件が付いていたと説明しました。

これでは「抜け穴」を用意した形式的な自粛要請でしかありません。9日に菅官房長官は「条件を付けていなかった」と訂正しましたが、結局、安倍政権はオスプレイ訓練をすぐに認めてしまいました。

こうした米軍のオスプレイ訓練強行、安倍政権の容認の動きは、朝鮮半島をめぐる戦争情勢推進の動きと一体だと思います。

沖縄の闘いと連帯し、戦争絶対反対!オスプレイの飛行禁止!と全国から声を上げていこう。(S)

●沖縄県の飛行中止要請を無視して強行されるオスプレイの訓練(8月10日付琉球新報)
琉球新報