11月4日(金)午後4時半ごろ、衆議院のTPP特別委員会で、TPP国会承認議案の採決が強行されました。絶対に認めることはできません!
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安倍首相が10月17日のTPP特別委員会で、「我が党は結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と述べてから、18日目のことでした。<舌の根も乾かぬうちに>というか、大ペテン師、絶対に許せない暴挙です。
4日は正午から、国会前で「TPPを批准させない!全国共同行動」呼びかけの抗議の座り込みが続きました。
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いま、韓国でも、パククネ大統領が国民からの大きな批判の只中にいます。直接的には機密文書流用問題ですが、成果制度導入に反対する1ヶ月にも及ぶ公共運輸労組などのゼネストの真っ只中であり、労働者市民が連日、大デモに立ちあがっています。ゼネストをけん引しているのは民主労総(約80万人)です。

11月2日に発せられた民主労総非常時局会議の宣言には下記のような内容がありました。

「パククネは影の支配一味と財閥が生み出した虚像=えせ大統領だった。資格もなく能力もない。大韓民国憲法1条を蹂躙した。影の実力者の政策はそっくりそのまま国民の被害へと向かう。財閥には金もうけを、労働者には解雇という死を強制する構造調整は、悪魔の政策である。」

大韓民国憲法1条はどういうものかと調べてみると、「 大韓民国は民主共和国である。大韓民国の主権は、大韓民国国民にあり、大韓民国においてのすべての権力は、 国民から由来する。」とありました。
パククネを安倍に、大統領を首相に、大韓民国憲法1条を日本国憲法前文に置き換えれば、そのまま安倍にぴったりなので、びっくりです。

そして、民主労総は、「資格も実体もない大統領のあらゆる政策は無効だ。財閥から金を受け取り、その代価として与えた請負政策、容易な解雇・成果退出制・労働改悪は無効だ。」と宣言しています。

さらに、「われわれは政治圏(議会内勢力)を信じることができない。」とし、「国民の手でパククネを引きずり降ろそう、ロウソクデモの先頭に立ち、民衆総決起とゼネストへ、現場から立ち上がろう!」と訴えています。

こうした考え方で、政権打倒の大きな大衆的な闘いをつくりだしていることは、本当にすごいことです。

この民主労総のソウル地域本部も共同呼びかけとなっている東京での11.6日比谷集会には、11.12にソウルで100万人の民衆総決起を呼びかけている民主労総から代表団が参加します。
みなさん、ぜひご参加を!
韓国の闘いの息吹に直に触れ、日本での闘いの力にしましょう。(S)

11.6日比谷野音集会(正午開会、東京・霞が関、日比谷公園内)
*労働者の国際連帯で、戦争と労働法制改悪阻止!
*安倍の改憲阻止、小池の東京都丸ごと民営化阻止!
*闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう!
(発言予定)
韓国から 民主労総ソウル地域本部約30人の代表団 /アメリカ鉄道労働者/ドイツ・レイバーネットほか
都労連・東京交通労組や区職労の労働者、動労千葉争議団、動労水戸ほか
全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部/全国金属機械労働組合港合同 /国鉄千葉動力車労働組合ほか
★このほか、福島、沖縄、百万人署名運動などからの連帯発言、 各産別からの報告と決意、民主労総・律動グループのパフォー マンスなどを予定しています。参加費500円です。
★どなたでも参加できます。集会後は銀座をデモ行進します。