8月6日(木)、12時30分から、広島県立総合体育館小アリーナで、被爆70年目の8.6集会が始まりました。早朝デモに参加した人々も一休みして続々と集まり、集会開始前に星野暁子さん(演壇)と共に、獄中40年の星野文昭さんを取りもどそうとつくられた『ソリダリティ』を合唱しました。
動労西日本・大江委員長の開会あいさつのあと、全国被爆者青年同盟委員長で広島連帯ユニオン書記長でもある壹貫田康博さんが基調を提起しました。
「29年世界恐慌をはるかに上回る解決不能な大恐慌に直面している世界の帝国主義者たちはロシアや中国としのぎを削りながら、生き残りをかけた巨大な戦争に突入しています。この戦争に参戦するために、憲法を踏み破り、集団的自衛権行使の戦争法案を通そうとしているのが安倍政権です。」と弾劾し、「戦後70年間渦巻いてきた被爆者の核への怒りのすべてを、改憲・戦争絶対反対・核武装のための原発再稼働阻止の闘いで解き放つときです。原爆は人間的なものの全てを奪い尽くそうとしました。しかし、それに決して屈することなく声を上げてきたヒロシマの継承者として、被爆二世・三世、そしてヒロシマの労働者は立ち上がります。」と宣言しました。
<被爆者の訴え>では、ヒロシマから吉原美玲子さん(キリスト者)、ナガサキから城臺美彌子さんが話されました。吉原さんは「安倍首相は、70年前に何が起こったのかわかっていない。安保法案は恐ろしい」と訴えました。
海外からの連帯のメッセージも紹介されました。ドイツ・ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟のケアスティン・ルーデックさん、トルコ・国際労働者連帯協会、ブラジル・全国闘争連盟と世界64組合・諸組織、アメリカの国際港湾労働組合やアメリカ教員連盟第1521支部、イラクの医師であるカリド・アハメドさんなど、国際連帯の熱いメッセージでした。
そして何より、お隣の韓国からは城西工団労働組合の労働者が直接8.6ヒロシマ行動に参加してアピール。「私は最も低いところで闘っています。戦争は、持つ者たちが権力を獲得するために労働者を収奪し搾取するものです。団結して戦争をとめるために相談しよう。罪のない命が犠牲となったセウォル号事故は資本主義社会が生み出したもの。朴政権は謝罪せず遺族をろうらくしようとしているが、労働者が闘う限り、労働者民衆の権利は沈没しない。労働者が主人公の社会をつくろう。」と、心を揺さぶる連帯アピールでした。
さらにさらに、全国からたくさんの人々がリレーアピール。
百万人署名運動の呼びかけ人でもある島根人類愛善会会長の松浦武生さんも「改憲阻止のアピール」を発しました。
集会後、猛暑の中を広島市内を通って平和公園資料館前までデモ行進をしました。
8.6ヒロシマ大集会が行われた会場のすぐ隣のリーガロイヤルホテル広島のホールで、同日夕方から日本会議広島が主催する「反核平和70年の失敗~憲法9条は中国軍拡も北の核兵器も止められなかった!」と題して櫻井よしこ(ジャーナリスト)の講演、さらに、百地章(日大教授・憲法学者)の「世界情勢は変わった、憲法9条が憲法9条が平和を脅かす」なる提言が行われようとしていました。
8.6ヒロシマに乗り込み、<ヒロシマを繰り返さないために改憲と核武装が必要だ>とファシスト的扇動を行う安倍と、これと一体の極右団体・日本会議のこうした講演会など断じて許さない!と、デモ隊は弾劾のコールをくり返しました。
アーケードの商店街でもアピール。
学校帰りの学生たちも応援してくれました。
乳母車を押して若いお母さんもデモに参加。このお母さんの呼びかけに応えて、さらに乳飲み子を抱えた親子もデモに参加してくれました。子どもたちの未来を憂えるお母さんたちの危機感がびんびん伝わってきました。
1945年8月6日、米軍によって投下された1発の原子爆弾によって、広島市内の建物は全て倒壊・焼失。人々は即死あるいは数日後殺された。さらに「黒い雨」による被曝によって、さらに残留放射能被曝によって、苦しみながら命を奪われていった多くの人々、子どもたち。さらに、一命はとりとめても原爆症に苦しむ人々…。そして、結局、日米両政府は被曝の真実を押し隠し、責任をとらない。3.11フクシマと同じではないか!
一見、広島の街は70年前とは様変わりしているけれども、今なお、被爆者の苦しみは続いている。そして、そこで働く人々の生活も壊され始めている。私たちは、再び8.6の悲劇を繰り返さないために、今こそ、戦争絶対反対!核武装反対!そして、闘う労働組合をつくろう!と旗を高く掲げていかねばと思いました。(S)
動労西日本・大江委員長の開会あいさつのあと、全国被爆者青年同盟委員長で広島連帯ユニオン書記長でもある壹貫田康博さんが基調を提起しました。
「29年世界恐慌をはるかに上回る解決不能な大恐慌に直面している世界の帝国主義者たちはロシアや中国としのぎを削りながら、生き残りをかけた巨大な戦争に突入しています。この戦争に参戦するために、憲法を踏み破り、集団的自衛権行使の戦争法案を通そうとしているのが安倍政権です。」と弾劾し、「戦後70年間渦巻いてきた被爆者の核への怒りのすべてを、改憲・戦争絶対反対・核武装のための原発再稼働阻止の闘いで解き放つときです。原爆は人間的なものの全てを奪い尽くそうとしました。しかし、それに決して屈することなく声を上げてきたヒロシマの継承者として、被爆二世・三世、そしてヒロシマの労働者は立ち上がります。」と宣言しました。
<被爆者の訴え>では、ヒロシマから吉原美玲子さん(キリスト者)、ナガサキから城臺美彌子さんが話されました。吉原さんは「安倍首相は、70年前に何が起こったのかわかっていない。安保法案は恐ろしい」と訴えました。
海外からの連帯のメッセージも紹介されました。ドイツ・ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟のケアスティン・ルーデックさん、トルコ・国際労働者連帯協会、ブラジル・全国闘争連盟と世界64組合・諸組織、アメリカの国際港湾労働組合やアメリカ教員連盟第1521支部、イラクの医師であるカリド・アハメドさんなど、国際連帯の熱いメッセージでした。
そして何より、お隣の韓国からは城西工団労働組合の労働者が直接8.6ヒロシマ行動に参加してアピール。「私は最も低いところで闘っています。戦争は、持つ者たちが権力を獲得するために労働者を収奪し搾取するものです。団結して戦争をとめるために相談しよう。罪のない命が犠牲となったセウォル号事故は資本主義社会が生み出したもの。朴政権は謝罪せず遺族をろうらくしようとしているが、労働者が闘う限り、労働者民衆の権利は沈没しない。労働者が主人公の社会をつくろう。」と、心を揺さぶる連帯アピールでした。
さらにさらに、全国からたくさんの人々がリレーアピール。
百万人署名運動の呼びかけ人でもある島根人類愛善会会長の松浦武生さんも「改憲阻止のアピール」を発しました。
集会後、猛暑の中を広島市内を通って平和公園資料館前までデモ行進をしました。
8.6ヒロシマ大集会が行われた会場のすぐ隣のリーガロイヤルホテル広島のホールで、同日夕方から日本会議広島が主催する「反核平和70年の失敗~憲法9条は中国軍拡も北の核兵器も止められなかった!」と題して櫻井よしこ(ジャーナリスト)の講演、さらに、百地章(日大教授・憲法学者)の「世界情勢は変わった、憲法9条が憲法9条が平和を脅かす」なる提言が行われようとしていました。
8.6ヒロシマに乗り込み、<ヒロシマを繰り返さないために改憲と核武装が必要だ>とファシスト的扇動を行う安倍と、これと一体の極右団体・日本会議のこうした講演会など断じて許さない!と、デモ隊は弾劾のコールをくり返しました。
アーケードの商店街でもアピール。
学校帰りの学生たちも応援してくれました。
乳母車を押して若いお母さんもデモに参加。このお母さんの呼びかけに応えて、さらに乳飲み子を抱えた親子もデモに参加してくれました。子どもたちの未来を憂えるお母さんたちの危機感がびんびん伝わってきました。
1945年8月6日、米軍によって投下された1発の原子爆弾によって、広島市内の建物は全て倒壊・焼失。人々は即死あるいは数日後殺された。さらに「黒い雨」による被曝によって、さらに残留放射能被曝によって、苦しみながら命を奪われていった多くの人々、子どもたち。さらに、一命はとりとめても原爆症に苦しむ人々…。そして、結局、日米両政府は被曝の真実を押し隠し、責任をとらない。3.11フクシマと同じではないか!
一見、広島の街は70年前とは様変わりしているけれども、今なお、被爆者の苦しみは続いている。そして、そこで働く人々の生活も壊され始めている。私たちは、再び8.6の悲劇を繰り返さないために、今こそ、戦争絶対反対!核武装反対!そして、闘う労働組合をつくろう!と旗を高く掲げていかねばと思いました。(S)