「盗聴拡大・司法取引・匿名証人制度導入の『新捜査手法』法案(刑事司法改革案)が3月13日に閣議決定され、国会に提出されました。日弁連(日本弁護士連合会)会長が「速やかに成立を」と声明をだしたというのだから、何かいいものか?と思いきや、とんでもない!戦争と弾圧の悪法なのです。
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国会の中に絶対反対の政党がいない中で、「新捜査手法」法案ゼッタイ反対!のデモが4月10日にあり参加しました。「現代の治安維持法と闘う会」主催で、正午、日比谷公園霞門に集合。
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ところが、なんと、同じ場所に、公安刑事たちが100名以上もたむろしているではありませんか。大半はマスクをし、メモをとったり、写真を撮ったり、戦前より強化された「現代の特髙警察」です。これが戦争の時代なのか、まだ生まれていなかった戦前の日本の治安維持法時代の空気の一端を感じました。
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このデモの先頭に「憲法と人権の日弁連をめざす会」の弁護士たちが立ちました。
デモ出発の前の発言で、森川文人弁護士は、「今国会で強行されようとしている戦争法案の一連の中にこの法案がある。現代の治安維持法と言えるもので、戦争反対の声をつぶすことが狙いだ。日弁連執行部が賛成に回ったのは大裏切りだ。こうしたものときちんと闘う労働者、弁護士のあり方を今日は示していきたい」と表明。
武内更一弁護士も、「これら新捜査手法は司法制度改革が積み残してきたもの。司法制度改革自身が国家のための改革で、現体制の延命のためのもの。人民を裏切る日弁連執行部を許さず、悪法の現実を人々に訴えていこう!」と呼びかけました。
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12時30分、昼休みの官庁街に向けてデモに出発。経産省前テントひろばの前を通り、文科省~虎ノ門、新橋駅まで1時間近く、元気よくアピールして歩きました。(S)
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●「現代の治安維持法と闘う会」
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