とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2018年05月

■マルクス生誕200年記念 映画『マルクス・エンゲルス』(ラウル・ペック監督、118分)上映
とき◆5月末~6月15日(金)まで、上映は午前11時~1日4回
ところ◆岩波ホール(都営地下鉄「神保町」A6出口すぐ)
問合せ◆岩波ホール(tel.03-3262-5252)

■『マルクス・エンゲルス』(ラウル・ペック監督、118分)上映
とき◆6月2日(土)~約3週間の予定
ところ◆札幌シアターキノ(北海道札幌市中央区狸小路6丁目南3条グランドビル2F)
問合せ◆シアターキノ(tel.011-231-9355)

■無実で獄中43年、星野文昭さん解放へ! 全国集会(香川)
とき◆6月3日(日)12時30分開会、終了後パレード
ところ◆サンポートホール高松大ホール(高松市サンポート2-1)
講演◆平良修さん(日本キリスト教団沖縄教区議長)「沖縄と星野文昭」
主催◆全国再審連絡会議(tel.03-3591-8224)

■オスプレイ飛ばすな!6.5首都圏抗議集会&デモ
とき◆6月5日(火)午後6時30分~集会、集会後銀座デモ
ところ◆日比谷野外音楽堂(千代田区霞が関、日比谷公園内)
主催◆戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会

■『共犯者たち』東京特別上映&チェスンホ監督来日トーク
とき◆6月9日(土)午後7時~(6時30分開場)上映&監督舞台挨拶
ところ◆なかのZERO小ホール(JR「中野」南口8分、500名)
内容◆韓国の保守政権はいかにして公営放送を掌握し、権力に飼いならされた放送はどれほど韓国社会を破壊したのかを暴く/入場料1000円
主催◆「共犯者たち」東京上映委員会(tel.080-3483-9998金整司)

■森友学園疑惑徹底追及! 安倍内閣は総辞職を6.10国会前行動
とき◆6月10日(日)午後2時~
ところ◆国会正門前
主催◆戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会


■子どもたちの未来を戦争で奪うな! 学習講演会
とき◆6月10日(日)午後2時30分開会、終了後に憲法改悪反対!連続デモあり
ところ◆横須賀市産業交流プラザ第2研修室(京急「汐入」すぐ、ベイスクエアよこすか一番館3階)
講演◆呉東正彦さん(弁護士)「知っていますか?横須賀基地の実態と『3.11トモダチ作戦』での被曝米兵のことを」
主催◆「改憲・戦争阻止!大行進」横須賀実行委(tel.080-1813-3719)

■ドキュメンタリー映画『沈黙~立ち上がる慰安婦』上映会
とき◆6月10日(日)午後4時~上映、上映後にパク・スナム監督のトークあり
ところ◆アップリンク渋谷(渋谷区宇田川町37-18)
問合せ◆アップリンク渋谷(tel.03-6825-5503)

■無実の星野文昭さんを取り戻そう! 星野文昭絵画展in平塚
とき◆6月15日(金)~17日(日)午前10時~午後6時
ところ◆ひらつか市民プラザ(神奈川県平塚市紅屋町18-8、JR「平塚」5分)
★6/16午後2時~湘南亀組音楽部の歌と演奏、6/17午後2時~高野咲子の箏演奏と語りあり/入場無料
主催◆星野文昭絵画展湘南実行委(tel.090-1555-5090)

■沖縄闘争を闘い無実で獄中43年、星野文昭絵画展in長崎
とき◆6月15日(金)~19日(火)午前10時~午後7時(最終日は5時まで)
ところ◆ギャラリーコクラヤ3階(長崎市万町1-26)/入場無料
主催◆絵画展実行委(tel.095-800-1107)

■映画『辺野古ゲート前の人びと』(98分)上映会
とき◆6月16日(土)午後1時30分~
ところ◆仙台市戦災復興記念館4階研修室(仙台市青葉区大町2-12-1)
チケット◆一般1000円(前売り800円)、学生500円
主催◆百万人署名運動宮城県連絡会(tel.090-8922-5418立石)

■オスプレイの横田基地配備に反対する6.17東京集会
とき◆6月17日(日)午後1時30分~2時30分、集会後デモあり
ところ◆多摩川中央公園(JR青梅線「牛浜」10分)
★デモコースは、会場~横田基地ゲート前~JR福生駅
主催◆三多摩平和運動センター(tel 042-528-1311)ほか

■6.17 WORKERS HOLIDAY in 北九州
とき◆6月17日(日)午後2時開会
ところ◆小倉AIMビル315会議室(JR小倉駅より「動く歩道」で5分)/資料代500円(学生無料)
講演◆石井真一さん(動労水戸委員長)「3.11から7年、被曝労働を拒否し、ストライキで闘う」
主催◆国鉄九州動力車労働組合、合同労組YUI(tel.090-5920-9409ハビロ)

安倍9条改憲NO!安倍政権退陣!6.19国会前行動
とき◆6月19日(火)午後6時30分~
ところ◆国会議員会館前歩道(衆議院第二議員会館前を中心に)
主催◆安倍9条改憲NO!全国市民アクション、総がかり行動実行委


■阿佐ヶ谷市民講座~「明治維新」と近代日本ー琉球国併合から考える
とき◆6月21日(木)午後6時30分~
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)
講師◆後田多敦さん(神奈川大学准教授)/800円
主催◆講座実行委(tel.090-8080-6860)

■教え子を再び戦場に送るな!6.23広島教育労働者のつどい
とき◆6月23日(土)午後2時開会
ところ◆広島工業大学広島校舎201号室(広島市中区中島町5-7)
お話◆根津公子さん(「日の丸・君が代」不起立被処分者)/参加費500円
主催◆6.23集会実行委員会(tel.082-221-7631)

■三里塚・請求異議裁判の傍聴を!
とき◆6月28日(木)午後2時開廷(傍聴者は1時30分までに地裁ロビーへ)
ところ◆千葉地裁601号法廷(千葉市中央区中央4-11-27)/萩原富夫さん、市東孝雄さんの証言
千葉地裁までの市内デモあり(正午、千葉市中央公園に集合)
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟(tel.0476-35-0087)

■キャンドル行動学習会「大日本帝国憲法から考える『明治150年』」
とき◆6月29日(金)午後6時30分~
ところ◆在日本韓国YMCA・3階会議室(千代田区猿楽町2-5-5)
講師◆古関彰一さん(独協大学名誉教授)/参加費500円
主催◆平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動実行委(tel.03-3355-2841)

■改憲阻止!国鉄1047名解雇撤回!7.1全国集会
とき◆7月1日(日)午後1時30分開会
ところ◆江戸川区総合文化センター大ホール(江戸川区中央4-14-1)
呼びかけ◆国鉄闘争全国運動(tel.043-222-7207動労千葉)



5月26日(土)午後2時~3時30分まで、辺野古新基地工事をやめろ!と安倍政権に訴える国会包囲行動がありました。基地の県内移設に反対する県民会議や総がかり行動実行委が呼びかけたもので、国会を取り囲むように4つのエリアで集会を行い、約1万人が参加しました。
私たちは国会正門エリアに参加しました。
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発言者が見えないところでも、声はよく聞こえました。
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私たちは、参加しながら、ペテン的な沖縄返還協定に反対して本土で闘い、無実なのに獄中に43年も閉じ込められている星野文昭さんの解放を要求する「要望書」署名にも取り組みました。星野さんこそがいま徳島刑務所で辺野古の海に砕石が投入されていることに心を痛めているはずです。
5月20日に『四国新聞』と『朝日新聞』大阪本社版に掲載された「星野文昭さんを自由に」という意見広告を広げ、また、『百万人署名運動全国通信』4月号で掲載した星野さんの特集を紹介して、協力をお願いしました。
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宮古島などへの自衛隊配備に反対する人々も練り歩いてアピール。
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最期に全体で手をつないで「辺野古の埋め立て いますぐやめろー」とシュプレヒコール。
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この日も辺野古現地では陸と海からたくさんの砕石が運び込まれたそうです。現地の粘り強い闘いと連帯して、東京でこそ辺野古基地建設やめろの声を職場・学園・地域で強めましょう!(S)


裁判員制度の廃止をめざして闘ってきた弁護士・市民が中心になって呼びかけた5.18集会に参加した仲間からの報告です。
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5月18日(金)、弁護士会館で「こうやってつぶそう 改憲と戦争」と題した集会が行われ、270名が参加しました。主催は憲法と人権の日弁連をめざす会と裁判員制度はいらない!大運動です。
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様々な発言やアピールがありましたが、ここでは永田浩三さん(武蔵大学教授)の講演「改憲とメディア~何が変えられようとしているのか~」について報告します。
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永田さんのお話は、5月15日に亡くなった岸井成格さんのエピソードから始まりました。中でも興味深かったのは、佐藤栄作元総理(岸信介の弟、安倍晋三の大叔父)の退陣記者会見(1972年6月17日)で、「新聞記者の諸君とは話をしない」との発言に反発して内閣記者会のメンバーが会場から引き上げた際、最初に「それでは出ましょう」と声を上げたのが、当時毎日新聞の若手記者だった岸井氏だったことです。
*興味のある方は、そのときの動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=N0jxKeJ0Sks

岸井さんはTBS「ニュース23」のアンカーとして、特定秘密保護法や安保法制、共謀罪等に反対する論陣を張っていました(写真左から3人目が岸井さん)。
岸井
そして「安保法案は憲法違反であり、メディアとしても廃案に向けて声をずっと上げつづけるべきだ」と番組で発言したときには、これを放送法4条(政治的に公平であること、事実をまげないこと等が規定されています)違反だとして、安倍の別働隊と言われる「放送法遵守を求める視聴者の会」なる団体による意見広告が読売新聞と産経新聞に掲載されました(下図)。
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ところが今、安倍首相はこの放送法の縛りをなくすことを画策しているそうです。永田さんによれば、アメリカでは1987年に放送の「公正原則」が撤廃されましたが、とくに2001年の9.11事件以降、FOXニュースが愛国心一色の放送を展開するなどメディアをめぐる状況が悪化し、トランプ政権下での「フェイクと憎悪」の蔓延に至っています。

永田さんがNHKディレクターとして「ETV2001番組改編事件」に巻き込まれたとき、官房副長官だった安倍晋三は、放送前日にNHKの報道総局長を「勘ぐれ、お前」と恫喝したそうですが、「勘ぐれ」は「忖度しろ」と同義です。安倍は権力の頂点たる首相の座に着いた今も、少しも自制することなくメディアに圧力をかけ続けています。

最後に、永田さんのお話から印象に残った「いい話」をいくつか紹介したいと思います。
まず、NHK番組改編事件をめぐる裁判の中で、ある弁護士が「世の中は永田さんを見捨てませんから」とささやいてくれたことがあったそうです。永田さんにはこれがたいへん励みになり、今、官房長官会見で菅義偉を厳しく追及している東京新聞の望月衣塑子記者にその言葉を伝えたということです。

また、永田さんは「ドキュメンタリーは声を上げられない人とともにある」と考えて仕事をしてきた、そして「必ず資料はどこかに眠っている。本当のことを話してくれる人がいる」と信じているそうです。この間の森友・加計問題の推移からも、永田さんの信念の正しさを感じ取ることができると思いました。

そして、「朝日新聞」が3月2日に「森友文書、書き換えの疑い」のスクープを放って以来、「毎日新聞」、「東京新聞」がこれに続き、遅ればせながらNHKも加わって、メディアがスクラムを組んで政権とせめぎ合う状況がようやく生まれているということです。

永田さんの講演は、「安倍のメディア戦略をどう終わりにできるか」が私たちの課題であるとの指摘で締めくくられました。今こそ百万人署名運動の原則である「小異を残して大同につく」を実践すべきときです。ともに闘っていきましょう。(東京北部連絡会・銀)

神奈川県湘北からの報告です。
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5月15日(火)の午後、16日に予定されていた全国一斉Jアラート訓練の中止を求めて、地域で共に闘う湘北合同労組や婦民・相模原支部の仲間と共に5人で相模原市役所に行きました。
Jアラート事案担当の「緊急対策課」課長他2名の市当局職員と面談し、相模原市長と教育長宛の要請書を手渡しました。市職員とは約1時間近く対話することができました。

市側は、①今回のJアラート放送はあくまでも緊急情報の導通を確認するための放送機器の点検であって、ミサイル発射とか武力攻撃事態を想定したサイレン放送や避難訓練を呼びかけるものではない、②「ひばり放送」では、「これはJアラートのテストです。こちらは防災さがみはらです」の文言しか放送しない、③よって、学校現場には何の通知も要請も行っていないなどと、繰り返し述べていました。

私たちは、①このJアラートシステムが内閣府・総務省と直結した全国一斉放送として機能し、②しかもこの間、北朝鮮のミサイル発射を想定した避難訓練を呼びかける戦争挑発・戦争動員の一環として実施された事実があること、③しかも、今後は3か月ごとに実施するという政府の計画に、極めて危機感を持っていることを強く突きつけ、④単なる「機器点検」でお茶を濁すわけにはいかない、と市当局の取り組み姿勢を問いました。
Jアラート
これに対して市側から、次のことが表明されました。①この間、政府から「Jアラート放送による国民保護のための避難訓練実施をお願いしたい」といった趣旨の要請が何度か来ている、②今回と同様の「機器点検」放送が、8月29日(水)、11月21日(水)、来年の2月20日(水)のいずれも午前11時に実施されることになっている、③地方自治の原則と市民の安全を守る立場から、もし政府から武力攻撃事態を想定した放送と避難訓練実施が求められてきた場合には、慎重に検討し対応したいと考えている、とのことでした。

上記の③のようなことは、前回1月29日の「申し入れ」の際には表明されなかったことでした。私たちのこうした要請行動はささやかなものかもしれませんが、毅然として続けることが大事だと思いました。市の担当職員は公務員労働者です。公務員労働者の誇りである「戦争協力はノー!」の思いとの連帯、団結は可能だし、私たちの課題でもあります。

5月16日(水)午前11時の「ひばり放送」では、予定された文言通りの放送が流されました。しかし、事態は安穏とは言えません。後で知ったことですが、本年度の「国民保護訓練」も計画通り実施するそうで、「訓練はテロを含めた武力攻撃に対する図上や実動と、弾道ミサイルに備える住民避難の二種類があり、本年度は前者を28都府県、後者を11県が予定している。」(5月15日付東京新聞)とのこと。この間に急激に高まってきた南北朝鮮の労働者民衆の「戦争絶対反対!南北分断を打破しよう!」という画歴史的な動きを前に、Jアラート一斉訓練や住民避難訓練(戦争挑発)を実施するという安倍政権の「改憲と戦争」攻撃は、断じて許すわけにはいきません!

「戦争・改憲阻止!」は、日本のみならず世界の労働者民衆の願いです。戦争動員につながる「Jアラート訓練」や「ミサイル避難訓練」の即時中止を強く求めていきましょう。(百万人署名運動・湘北連絡会 S)


辺野古ゲート前座り込みに参加した仲間からのお便りです。
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辺野古新基地建設のための護岸工事が始まって1年になります。現在は大量の石材やブロックがダンプで運ばれ、また船でも運ばれています。キャンプ・シュワブゲート入口での座り込みは毎日続けられており、また海上ではカヌー隊が闘っています。

そうした中、搬入を阻止し工事をとめるための「辺野古ゲート前連続6日間500人集中行動」(4/23~4/28)が全国に呼びかけられました。私はこの呼びかけに応えて、4月23日に茨城を出発し、辺野古に行き、24日(火)~28日(土)の間、ゲート前に座りこみました。

23日の夕方、辺野古の民宿に着きました。その日は行動第一日目の当日の闘いの様子を聞きました。ダンプ等の資材搬入を朝9時から5時間阻止したとのこと。200人が結集し、いつもなら400台近いダンプの搬入は、1回の搬入で120台しか入れなかったとの報告がありました。民宿は座り込みむの人々で満員です。
ゲート前2
                    (4月24日付 沖縄タイムス)

また、その夜は森友問題を掘り出した大阪・豊中市議の木村真さんが同宿されていて、急きょ、彼を囲む会が行なわれました。木村さんは地元の航空局の国有地払い下げが、不当なのではないかと現地に足を運び、小学校建設の予告看板を見て、森友學園と國の二つの旧字体日表記から、これはまともではないと直感したそうです。ネットで検索すると安倍昭恵が名誉校長と知り、売買契約書を開示請求すると、ポイントである価格が黒塗り。ありえないことで、そこから追求して、ゴミ問題の不当な値引きを明らかにして、安倍政権との癒着をあぶりだしたとのことです。政権や利権の不当を見逃さない姿勢を最初から貫いてきてのことだと述べられました。

翌24日は、県警は大型バスを阻止線に投入し、早朝、市民が結集する前からの排除へと方針転換しました。そのうえで、前日の倍の人数でゴボウ抜きを行いました。市民は680人の結集でした。木村市議はゲート前で機動隊の接近の前に、極く手短に連帯の言葉を述べて座り込んで、ゴボウ抜きされ、機動隊にかつがれて運ばれました。

この日は2回の搬入となってしまいましたが、2回目は車道に出て、ダンプの前に各自立ち、あるいは座り、反対をアピールしました。2回の搬入で前日の倍近い202台が進入しました。しかし、通常は3回で370台前後だそうなので、150台近くをとめたわけです。

以降、25日、26日、27日と毎日2回ずつしか搬入を許さず、毎日100台分以上搬入させなかったとすると、5日間で700台前後のダンプ等の進入をとめました。通常は毎日370台程度なので、ほぼ2日分相当の台数が入門できなかったということになります。

沖縄の人々は、こういう風に前向きにとらえるのです。入った台数をカウントして、あきらめるようなことはありません。

連日、市民は600~700名が結集し、400余名と思われる人々がゲート前に座り込みました。これに対し、県警機動隊は力まかせにゴボウ抜きで排除するのですが、最後まで通常の毎日3回の搬入ができませんでした。市民の力がそこにも見えます。そして、これが全県、全国に発信されるのです。

基地建設の事業主体である沖縄防衛局は、沖縄県の岩礁破砕許可条件を踏みにじり違法な工事を進めていますが、抵抗して、沖縄の人々は決してあきらめないことを内外に知らせ、今後の更なる反対を呼びかける1週間になりました。

25日は辺野古沖の海上座り込み行動も行われ、最大規模のカヌー83艇、抗議船9隻が行動しました。海上保安庁=海保は遭難者を救助するという使命を投げ捨てて、カヌーを転覆させて遭難者をつくり出すという弾圧・暴力を振るっています。

沖縄地上戦(1945年)の後、沖縄の人々を飢えから救ったのは海の幸です。焼き払われた土地に食べ物はありませんでした。その海をこれからも守ろうとするのは海への感謝の念です。その海を破壊する新基地建設はNO以外ありえない、戦争のための基地はいらない、という沖縄の人たちの気持を否定することはできないと思います。

その海を守るゲート前行動、座り込みに、晴れ晴れとした自分の実感を持って、私は明るい気持ちで加わることができました。

28日は、沖縄が米軍に売りとばされた屈辱の日=4・28で、辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた「4・.28県民屈辱の日を忘れない県民集会」(同実行委員会主催)は1500人が参加する大集会になりました。それを見越してか、工事車の出入りはありませんでした。428ゲート前
                     (4月29日付 琉球新報)

今回の6日間行動には延べ4700人が参加しました。通して振り返ると、私は自分の闘いを含めて大きな課題が課されたと思います。

たとえば、男性機動隊員が女性の人権を尊重しないで乱暴なゴボウ抜き排除をすることに対して、女性たちが強く抗議をしていました。男性でも女性でも体を抱えてのゴボウ抜き排除は市民権を奪う不当なもので認めることはできませんが、とりわけ女性への排除を男性機動隊員がやることに私も理不尽を感じ何とかしたいと思いました(韓国のチェジュ島の基地反対運動では女性に対しては女性隊員が対応するそうです)。

海を守ることと、人権を守ることは、切れ目なくつながっているのではないかと考えた6日間でした。辺野古基地建設を止めるため、また機会を作って参加したいと思います。(茨城県賛同人 I)


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