とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2016年06月

とめよう戦争への道!百万人署名運動では、毎月、A4版8ページの小さな全国通信を発行しています(一部100円)。4-5面は学習会用の特集記事になっています。
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6月号の特集はTPP問題。4-5-6の3ページを使って、4月23に行われた内田聖子さんの『「いのちか、利潤か」を迫るTPP』の講演をまとめました。TPPの本質がつかめると思いますので、ぜひご一読ください。
安倍政権は、参議院選挙後の秋の国会でTPP承認を強行しようとしています。つくられた時間を大いに使って「TPP絶対反対」の声を広げましょう。

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『百万人署名運動全国通信』の定期購読を検討していただける方には、この6月号を宣伝紙としてお送りします。
ご希望の方は、メールかファックスで、送り先をお知らせください。
メール million@mqc.biglobe.ne.jp
ファックス 03-5211-5415

6月5日、江戸川総合文化センター大ホールで、国鉄闘争全国運動の全国集会が開かれました。
沖縄から北海道まで全国から闘う労働者が集まり、今こそ外注化・非正規職化反対を職場で闘い抜こうと確認しました。1626名の参加でした。
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2010年4月9日に「国鉄1047名解雇問題」で、政府与党3党(菅直人首相)と公明党の金銭和解案について国労本部など4者4団体が受け入れを表明しました。これで1047名解雇問題はすべて終わりにすると。
この事態に対し、動労千葉と闘う国労闘争団は、「国鉄分割・民営化との闘いは何ひとつ終わっていない。国家的不当労働行為を暴き、解雇撤回を求める」と1047名解雇撤回闘争の継続を宣言。
その年の6月に、「国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動」(国鉄闘争全国運動)が立ち上げられました。

それから5年目の昨年6月30日、最高裁の上告棄却決定によって東京高裁判決が確定しました。高裁判決は被解雇者の解雇撤回・JR復帰は認めないという反動内容でしたが、しかし、1987年に国鉄当局が策定したJR不採用基準が国鉄分割民営化に反対する労働組合に所属すること自体を不利益に扱う不当労働行為意思の下に策定されたものであること、JRに採用せず清算事業団送りにしたことが不当労働行為であることをはっきりと認定したのです。
しかも、この不採用基準が、JR設立委員長と国鉄幹部(井出、葛西ら)が共謀してつくったことも暴かれ、JR会社の責任がごまかしようもなく明らかとなりました。
この日発言に立った動労千葉の田中康宏委員長(写真下)は、「反撃の大きな拠点ができた。ここから新たな闘い、解雇撤回!外注化阻止!戦争改憲阻止の闘いを開始しよう!」と力強く訴えました。
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動労千葉とともに闘ってきた動労水戸の組合員も登壇し、被曝労働拒否の闘い、福島への帰還を強制するための常磐線全線開通を許さない闘いを報告。福島の闘いに連帯し、労働組合が地域の闘いの軸になって闘おうと訴えました。
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韓国の鉄道労組からキム・スンシクさん(韓国鉄道労組ソウル地本連帯事業局長、写真下)らが参加して連帯のアピール。2013年末の23日間の大ストライキを闘った鉄道労組は、パククネ政権の大弾圧を跳ね返し、さらなる労働基本権の破壊=成果年俸制導入と対決して、再度ストライキで闘う準備に入っているとのこと。日本でもこうした闘いができないものか。そのためにも、労働運動だけではなく市民運動の中でも労働現場の闘いの重要性や「ストライキは正義!」という考え方をもっと広げていかなければと思いました。
鉄道労組ソウル地方本部と動労千葉は昨年6月、「民営化と闘う日韓鉄道労働者共同声明」(http://doro-chiba.org/dc/?p=3373)を出し、国際連帯を深めています。
さらに、中国鉄道労働者連合会、トルコ国際労働者連帯協会、アメリカ鉄道労働者連帯総書記ロン・カミンコウさん、ブラジル労働者民衆連盟からメッセージが寄せられました。
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こうした動労千葉・動労水戸を軸につくられている動労総連合からも決意表明が続きました。これまでの西日本、高崎に加えて、新潟、神奈川、福島、九州、北陸につくられ、6月1日に東京にもつくられました。動労東京の結成文の中には、「全世界の労働者が同じ課題、同じ敵と闘っている。社会を根底から変えることができるのは労働者の団結した闘い」と書いてありました。
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全国運動呼びかけ人の鈴木達夫弁護士(写真下)も登壇し、労働法制の大改悪阻止、改憲・戦争の安倍を倒す新しい労働者の政党をつくるため7月の参議院選に立候補する決意を語りました。
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最後に、1047名解雇撤回!改憲と雇用・労働破壊に反撃するため団結してガンバロウ!こうした労働運動が全国に広がることを願いながら。(S)
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「君が代」起立強制の職務命令に屈せず闘い続けた根津公子先生に対し、都教委は戒告・減給・停職と加重し見せしめの不当な処分を繰り返してきました。
とりわけ2007年の停職6か月処分は、次に不起立したらクビだ!というとんでもないものでした。
この停職処分取り消しが6月1日、最高裁で確定したのです。
根津新聞記事
               [2016年6月2日 朝日新聞朝刊]

根津公子さん、おめでとう!!!
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レイバーネットに掲載された根津公子さんの報告を紹介します。
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 「君が代」不起立で東京都教委から処分され続けた根津公子です。「君が代」処分取り消しのビックニュースです!
 昨年5月28日、東京高裁(須藤典明裁判長)は2007年「君が代」不起立停職6月処分取り消しと損害賠償を求めた事件で、根津・停職6月処分の取り消しと河原井さん・根津の損賠(各10万円)を認める判決を出しました。河原井さんの停職3か月処分については地裁で処分取り消し。都は上告せず。
 敗訴した都は、根津・停職6月処分と2人の損賠について、上告及び上告受理申し立てをしていましたが、最高裁第3小法廷は、5月31日付で都の「上告を棄却」し、「上告審として受理しない」ことを「裁判官全員一致の意見で決定した」との「決定」を出しました。 今日(6月1日)、その決定が届きました。
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    [最高裁決定のボードを持つ根津さん(右)、6月2日朝チラシまきで]

 2012年1月16日最高裁判決は「職務命令は違法とは言えない」として戒告を容認しましたが、「戒告を超える重い処分は違法」とし、根津を除くすべての人たちの減給以上の処分を取り消しました。
 「過去の処分歴」「不起立前後の態度等」(2つを一緒にして「過去の処分歴等」という)がある場合は「戒告を超える重い処分」も可とし、根津の停職3月処分を取り消しませんでした。これに倣って、これ以降の裁判は、どれも同じ判決が続き、私だけは敗訴し続けました。

 しかし、昨年の須藤判決は、根津について、2006年処分から2007年処分に至るまでの間に処分を加重する新たな個別具体的な事情はないとして、停職6月処分を取り消しました。何度も同一の「過去の処分歴」を使うべきではないということばはありませんでしたが、「過去に同様の行為が行われた際に停職処分がされていたとしても、懲戒権者において当然に前の停職処分よりも長期の停職期間を選択してよいということにはならない」「処分の加重を必要とするような特段の事情が認められるか否かという点に加えて、停職処分を過重することによって根津が受けることになる具体的な不利益の内容も十分勘案して、慎重に検討することが必要」と判じ、同一の「過去の処分歴」を使っての機械的累積過重処分を断罪しました。
 「停職6月処分を科すことは、…根津がさらに同種の不起立行為を行った場合に残されている懲戒処分は免職だけであって、次は地方公務員である教員としての身分を失う恐れがあるとの警告を与えることとなり、その影響は、単に期間が倍になったという量的な問題にとどまるものではなく、身分喪失の可能性という著しい質的な違いを根津に対して意識させざるを得ないものであって、極めて大きな心理的圧力を加える」と、停職6月の意味することを明示したうえで、「自己の歴史観や世界観を含む思想等により忠実であろうとする教員にとっては、自らの思想や心情を捨てるか、それとも教職員としての身分を捨てるかの二者択一の選択を迫られることとなり、…日本国憲法が保障している個人としての思想及び良心の自由に対する実質的な侵害につながる」と判じました。憲法19条の実質的侵害に踏み込んだ判決でした。
 また、損賠については、「停職期間中は授業をすることができず、児童生徒との信頼関係の維持にも悪影響が生じ、精神的な苦痛を受けるだけでなく、職場復帰後も信頼関係の再構築等で精神的な苦痛を受けるものと認められ、そのような苦痛は、本件処分の取り消しによって回復される財産的な損害の補てんをもっては十分ではない」とし、都に損害賠償金の支払いを命じたのです。

 都の上告を最高裁が棄却し、須藤判決が確定して本当にうれしいです。昨年の須藤判決が出されたときにも思いましたが、生きているうちに、しかもこんなに早くに勝訴判決を手にするとは思いもしなかったことです。勝訴判決を手にできたのは、大勢の方が支援して下さったおかげです。皆さん、ありがとうございました。
 この判決確定で最もうれしいのは、「君が代」不起立で停職6月以上の処分が不可となったことです。都教委は「君が代」不起立者を分限免職に持っていこうとも考えてきた向きがありますが、それも行うことはできなくなりました。
 大阪府教委は2回目の不起立をした教員に「次に職務命令違反を行えば免職もあり得る」と記した「警告書」を渡しましたが、判決は「警告を与えることは」だめだと判じています。「同一の職務命令違反3回で免職」(府条例)は破たんしたも同じです。その点で、実に安堵しました。
 私どもの裁判はあと2件(2008年事件、2009年事件)が地裁にかかっています。引き続きご支援くださいますようお願いします。

沖縄闘争を闘い獄中41年、無実の政治囚星野文昭絵画展
とき◆6月1日(水)~2日(木)
ところ◆北とぴあB1F展示ホールB(北区王子1-11-1、JR「王子」北口2分)
入場無料/主催◆東京北部・星野文昭絵画展実行委(tel.080-1003-0058)

圧殺の海第二章『辺野古』(監督:藤本幸久・影山あさ子)
とき◆6月1日(水)~7月1日(金)
ところ◆桜坂劇場(沖縄県那覇市牧志3-6-10)
上映時間は問合せを。前売り1000円(劇場窓口など
問合せ◆桜坂劇場(tel.098-860-9555)

獄中41年・無実の星野さんを取り戻そう!星野文昭絵画展
とき◆6月2日(木)~3日(金)
ところ◆北沢タウンホール2F第2集会室(世田谷区北沢2-8-18)
入場無料/主催◆星野文昭絵画展世田谷実行委員会(tel.080-4420-5027)

獄中41年・無実の星野さんをとり戻そう星野文昭絵画展(大阪・吹田)
①とき◆6月3日(金)/ところ◆吹田市文化会館メインシアター3F第1会議室(大阪府吹田市泉町2-29-1)
②とき◆6月4日(土)/ところ◆吹田市立勤労者会館3F第2研修室(吹田市昭和町12-1)
入場無料/主催◆大阪・星野文昭さんをとり戻す会(tel.090-9273-1830)

連続学習講座<重慶大爆撃ー戦略爆撃の思想を問う>
とき◆6月4日(土)午後1時30分~
ところ◆港区立商工会館2F研修室(港区海岸1-4-28)
講演◆笠原十九司さん(都留文大名誉教授)
主催◆連帯する会東京(tel.03-3501-5558)

国鉄1047名解雇撤回!安倍政権の改憲ー雇用・労働破壊に反撃を!6.5全国集会
とき◆6月5日(日)午後1時開始
ところ◆江戸川区総合文化センター大ホール(江戸川区中央4-14-1、JR新小岩南へ15分、バスで「江戸川高校前」より3分)
発言◆1047名解雇撤回争議団・闘争団、全国金属・港合同、全日建運輸連帯・関西生コン、動労千葉、動労水戸、職場からの報告/特別発言◆ゼネストに立ち上がる韓国・鉄道労組より
呼びかけ◆国鉄分割・民営化に反対し、1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(tel.043-222-7207動労千葉)

参院選で野党勝利・憲法を守る国会へ 6.5全国総がかり大行動
とき◆6月5日(日)午後2時~、2時30分に全国で一斉パフォーマンス
ところ◆国会正門前ステージ、農水省・霞が関郵便局ステージ、日比谷公園かもめの広場ステージ
主催◆6.5全国総がかり大行動実行委員会(tel.03-3526-2920)

獄中41年・無実の星野さんを自由に!星野文昭絵画展(墨田)
とき◆6月5日(日)~17日(金)
ところ◆日本キリスト教会東駒形教会(墨田区東駒形4-6-2、地下鉄浅草線「本所吾妻橋」5分)
星野さんと沖縄闘争のビデオ上映あり/入場無料
主催◆東駒形教会(tel.03-3622-0565)

辺野古新基地建設を断念しろ!防衛省抗議行動
とき◆6月6日(月)午後6時30分~
ところ◆防衛省正門前(JR「市ヶ谷」7分)
主催◆辺野古への基地建設を許さない実行委員会(tel.090-3910-4140関東一坪)

獄中41年・無実の星野さんをとり戻そう星野文昭絵画展(大阪・高槻)
①とき◆6月7日(火)/ところ◆高槻市立文化会館203(大阪府高槻市野見町2-33高槻現代劇場2F)
②とき◆6月8日(水)/ところ◆高槻医療福祉労働組合労組室(高槻市登町33-2老健ふれあい内)
③とき◆6月9日(木)/ところ◆植木団地2F事務所(高槻市川添1-18-1)
④とき◆6月11日(土)/ところ◆高槻市立文化会館205(高槻市野見町2-33高槻現代劇場2F)
入場無料/主催◆大阪・星野文昭さんをとり戻す会(tel.090-9273-1830)

ドキュメンタリー映画『抗いの記』試写会(記録作家林えいだい)
とき◆6月9日(木)午後7時開演~9時、10日(金)午後2時開演
ところ◆日比谷図書文化館B1F日比谷コンベンションホール(霞が関・日比谷公園内)
料金1200円(前売り1000円)/主催◆(株)グループ現代(tel.090-5755-1569)

獄中41年・無実の星野さんをとり戻そう星野文昭絵画展(大阪・茨木)
とき◆6月10日(金)
ところ◆茨木市立男女共生センターローズWAM研修室501(大阪府茨木市元町4-7)
入場無料/主催◆大阪・星野文昭さんをとり戻す会(tel.090-9273-1830)

圧殺の海第二章『辺野古』(監督:藤本幸久・影山あさ子)
とき◆6月11日(土)~7月9日(土)
ところ◆シアターセブン(大阪市淀川区十三本町1-7-27サンポードシティ5F)
上映時間等は問合せを◆シアターセブン(tel.06-4862-7733)

■『A2-B-C』(71分、イアン・トーマス・アッシュ監督)上映会
とき◆6月12日(日)午後2時上映開始、3時20分~ふくしま共同診療所医師のお話
ところ◆入新井集会室(大田区大森北1-10-14、JR「大森」3分)
参加協力券1000円、学生500円、高校生無料
主催◆『A2-B-C』大森上映実行委(tel.03-3778-0717なぜん品川)

阿佐ヶ谷市民講座~「沖縄戦後史が育んだものー辺野古新基地建設反対の力」
とき◆6月16日(木)午後6時30分~
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)
講師◆戸邉秀明さん(東京経済大学准教授・沖縄近現代史)/参加費1000円
主催◆阿佐ヶ谷市民講座実行委(tel.090-8080-6860)

獄中41年打ち破れ!星野文昭さん解放全国集会
とき◆6月19日(日)午後1時開会、3時45分デモ出発
ところ◆上野公園野外ステージ(台東区・上野公園内、地下鉄銀座線「上野広小路」5分)/会場費500円
主催◆星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議(tel.03-3591-8224)

川内原発ただちにとめろ!第54弾神奈川東電デモ
とき◆6月24日(金)午後6時~アピール街宣、7時デモ出発
ところ◆JR桜木町駅前
主催◆とめよう原発神奈川東電デモ実行委員会(tel.045-251-6655神奈川労組交流センター)

安倍政権は辺野古新基地建設を断念しろ!6.26新宿デモ
とき◆6月26日(日)午後2時~アピール、3時デモ出発
ところ◆新宿アルタ前(JR「新宿」東口すぐ)
主催◆辺野古への基地建設を許さない実行委(tel.090-3910-4140関東一坪)

三里塚闘争50周年!これからも闘うぞー
農地を守り、沖縄・福島とむすぶ7.3東京集会
とき◆7月3日(日)午前10時~「三里塚の夏」他上映、午後1時~趙博さんミニライブ、集会
ところ◆すみだ産業会館ホール(JR総武線「錦糸町」南口、丸井ビル8F)
ゲスト発言◆新崎盛吾さん(新聞労連委員長)他/資料代500円
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟(otayori@sanrizuka-doumei.jp)
【同時開催】「福島菊次郎と三里塚の今」写真展

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