とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2016年02月

■沖縄闘争を闘い無実で獄中41年、星野文昭絵画展(佐賀県)
とき◆3月1日(火)~20日(日)
ところ◆鳥栖キリスト教会(鳥栖市元町1255)
*3/19(土)午後1時~学習会/入場無料
主催◆星野文昭さんを取り戻す会・九州(tel.070-5814-0919)

原発なくせ!戦争やめろ!3.1ビキニデー東京集会
とき◆3月1日(火)午後7時~
ところ◆西荻地域区民センター・ホール(東京都杉並区桃井4-3-2)
講演◆布施幸彦さん(ふくしま共同診療所院長)/チケット500円
主催◆NAZEN東京(tel.090-2442-2811飯塚)

■「小さき声のカノン」上映会&トークライブ
とき◆3月3日(木)①午後0時30分~、②6時~
ところ◆タワーホール船堀5F小ホール0(東京都江戸川区船堀、都営新宿線「船堀」すぐ)
トークライブ◆鎌仲ひとみ監督×高遠菜穂子さん/入場料1000円
主催◆NPO法人・自立生活センターSTEPえどがわ(tel.03-3676-7422)

■ひっくり返そう世の中を!3.5国際婦人デー集会&デモ
とき◆3月5日(土)午後1時~
ところ◆農民会館2号館2F(福岡県福岡市中央区今泉1-13-19)
講演◆辻川あつ子さん(いわき合同ユニオン)/資料代500円
主催◆実行委(tel.090-8836-6530松尾)

国際婦人デー3.5広島行動~女性たちの団結を広げて反撃を!
とき◆3月5日(土)午後1時~集会、4時~原爆ドームまでデモ
ところ◆幟会館(広島市中区八丁堀3-1)/保育あり
主催◆実行委員会(tel.090-6849-1193婦民全国協広島支部)

福島も関東も危ない!子どもを守ろう!3.5新宿デモ
とき◆3月5日(土)午後1時~アピール、2時~デモ
ところ◆アルタ前広場(東京都新宿区、JR「新宿」東口すぐ)
主催◆脱被ばくネット(tel.090-8494-3856岡田)

江古田映画祭で『A2-B-C』(71分)上映
とき◆3月5日(土)~6日(日)午後7時30分~、11日(金)5時~
ところ◆ギャラリー古藤(東京都練馬区栄町9-16、武蔵大学正門斜め向かい)
*チケット予約1000円(当日1200円)
主催◆江古田映画祭実行委(tel.03-3498-5328)
*映画祭は3/13まで。

3.8国際婦人デー行動~戦争を革命へ、労働者民衆に力あり!
とき◆3月6日(日)午後1時30分~、ビデオ「韓国民主労総のたたかい」上映
ところ◆エルおおさか・視聴覚室(大阪市中央区北浜東3-14)
*資料代500円
主催◆実行委員会(tel.079-822-1682婦民全国協・関西ブロック)

国際婦人デー行動~ストライキでつくろう!私達が主人公の社会
とき◆3月6日(日)12時30分開会、3時30分~デモ
ところ◆生活産業プラザ(JR池袋駅東口、豊島公会堂後ろ)
*資料代500円、保育あり
主催◆実行委(tel.03-3845-7461労組交流センター東京女性部)

学習会「教科書を取り戻す」~育鵬社採択阻止の闘い
とき◆3月6日(日)午後1時20分開始
ところ◆国分寺労政会館(国分寺市南町3-22-10)
講師◆木村幸雄さん(滋賀県)、北村小夜さん(大田区)/参加費500円
主催◆河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会(tel.042-574-3093)

ストライキと国際連帯で戦争とめよう!国際婦人デーみやぎ行動
とき◆3月6日(日)正午~リレートーク(一番商店街・仙台フォーラス前)、2時~集会
ところ◆エル・ソーラ仙台(仙台市青葉区中央1-3-1アエル28F)
*参加費500円、託児あり。
主催◆実行委(tel.080-1805-0889)

東電・経産省は福島原発事故の責任を取れ!3.11抗議行動
とき◆3月11日(金)午後5時~経産省正門前で抗議行動、6時30分~東電本社前で抗議行動・東電包囲(東京都霞が関)
主催◆経産省前テントひろば(tel.070-6473-1947)ほか

変える力はここにある!3.11反原発福島行動2016
とき◆3月11日(金)午後1時開会、3時デモ出発
ところ◆開成山・野外音楽堂(福島県郡山市開成1-5開成山公園内、JR郡山駅前の9番乗り場からバスで「郡山市役所前」下車2分)
主催◆3.11反原発福島行動実行委(tel.080-3324-0311)

アベ戦争政治を許さないためのリレー講演会 第1回
とき◆3月15日(火)午後6時30分~
ところ◆調布市文化会館たづくり8F映像シアター(東京都調布市、京王線「調布」南口3分、調布市役所となり)
*定員100名、先着順。参加費500円
講師◆斎藤貴男さん(ジャーナリスト)「一億総活躍社会」の正体、消費税増税のカラクリ」
主催◆とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京三多摩連絡会、調布狛江連絡会(tel.042-644-9914)

阿佐ヶ谷市民講座~「緊急事態条項」とは何か?
とき◆3月17日(木)午後6時30分~
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)
講師◆石川裕一郎さん(聖学院大学教授)/参加費1000円
主催◆実行委(tel.090-8080-6860)

伊方原発の再稼働阻止・全原発廃炉を求める3.19集会
とき◆3月19日(土)午後1時開会、2時30分~デモ行進、雨天決行
ところ◆堀之内公園やすらぎ広場(愛媛県松山市堀之内)
主催◆実行委(tel.089-941-9448愛媛県職員労働組合)

戦争法を廃止へ!安倍内閣は退陣を!3.19集会&パレード
とき◆3月19日(土)午後1時~プレ企画、1時30分~集会、2時30分~銀座パレード
ところ◆日比谷野外音楽堂(霞が関・日比谷公園内)
主催◆総がかり行動(tel.03-3526-2920)他

軽井沢バス事故を二度とくり返すな!3.20春闘集会と市内デモ
とき◆3月20日(日)午前10時~集会、正午デモ出発(高崎駅へ)
ところ◆高崎市総合福祉センター・会議室1(群馬県高崎市末広町115-1)
主催◆群馬合同労働組合(tel.090-9016-0272)

三江線廃止絶対反対!地方切り捨てを許さない! 江津現地集会
とき◆3月21日(月・振替休日) 午後1時~
ところ◆江津市総合市民センター会議室(島根県江津市江津町1110-17)
呼びかけ◆動労西日本・米子支部 (tel.090-2006-9119)

被曝労働拒否をたたかう動労水戸支援共闘結成1周年集会
とき◆3月21日(月・休)午後2時開会
ところ◆すみだリバーサイドホール(東京都墨田区吾妻橋1-23-20、地下鉄銀座線「浅草」6分)
主催◆動労水戸支援共闘(tel.0246-38-7840)

■『A2-B-C』上映会(千葉県成田市)

とき◆3月21日(月)①午後1時30分~、②3時30分~
ところ◆スカイタウンホール(成田市花咲町828-11スカイタウン成田3F、成田駅すぐ)
*協力金800円、高校生以下無料
主催◆成田『A2-B-C』上映実行委(tel.090-4282-6622野地川)

沖縄闘争を闘い無実で獄中41年、星野文昭絵画展(長崎県)
とき◆3月23日(水)~25日(金)
ところ◆長崎市立図書館多目的ホール(長崎市興善町1-1)
*入場無料
主催◆星野文昭絵画展長崎実行委員会(tel.095-800-1107)

つながろう福島!守ろういのち!3.26全国大集会
とき◆3月26日(土)午前11時30分~ライブ・アピール、12時30分~大集会、2時40分~デモ
ところ◆渋谷・代々木公園(東京都渋谷区、JR「原宿」7分)
主催◆さようなら原発1000万人アクション(tel.03-5289-8224)他

最高裁による強制収用許すな!3.27三里塚全国総決起集会
とき◆3月27日(日)正午~集会、3時~デモ(成田駅方向へ)
ところ◆赤坂公園(成田ニュータウン内、千葉県成田市赤坂1-2、JR「成田」西口2㎞、2番線からバスあり)
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟(tel.0476-35-0087)

2月17日(水)13時すぎ(予定時刻より5分ほど遅れて)、参議院憲法審査会が開かれました。両院を通じて今国会で初めて、今年最初の開催になります。昨年9月7日(月)に開催された前回の審査会で、柳本卓治会長(自民)が「本審査会の当面の調査テーマにつきましては、幹事会等で協議いたしました結果、二院制とすることに決定いたしました」(『国会会議録検索システム』による)と述べていたとおり、この日のテーマは「二院制のうち、参議院と衆議院の関係(参議院として重視すべき役割)について」と設定されていました。
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審議は、事務的な手続き(幹事の選任、会長代理の指名)のあと、上記のテーマに関する参考人(大東文化大学大学院法務研究科教授 浅野善治氏、千葉経済大学特任教授 荒井達夫氏の2名で、どちらの方も以前国会に勤務した経験があるそうです)からの意見聴取、発言を希望する委員による質疑という順に進められ、想定されていた時間を大幅にオーバーして、15時37分頃閉会しました。
委員の出席者数は、参考人からの意見聴取の間は43~45人(定数は45人ですから、ほぼ全員)でしたが、質疑の時間になると35~40人程度となりました。記者は5~10人ほどでカメラマンが数人(他にテレビカメラが3台入っていて、途中から2台になりました)、傍聴者は最初15人くらい、途中で団体が加わって30人近くになりましたが、審議が長引いたためか、最後は10名ほどになっていました。

憲法審査会から姿を消した社民党
今回、社民党の委員が憲法審査会から消えてしまいました。審査会の「顔」の一人であった福島みずほ氏の発言が聞けなくなってしまったわけで、とても残念です。社民党は衆院の審査会にも委員を出せていませんので、伝統ある護憲政党として、たいへんな危機に陥ったことになります。
委員の数は、自民22、民主11、公明4、共産2というところまでは前国会と同様ですが、「維新の党」の分裂により「維新・元気の会」(参院議員数9)が2、「おおさか維新の会」(同7)が1となり、次に議員数4の「日本のこころを大切にする党」(旧「次世代の党」で、これも元はと言えば「維新の会」から分かれた勢力です)が1を割り当てられ、残り2枠をめぐって議員数3の3党派が抽選を行った結果、くじを外した社民党がはじき出された形になったようです。なお、このとき当選して委員を出している「無所属クラブ」から中西健治氏が脱退し、2月19日に自民会派入りしたというニュースがありましたので、審査会の構成はまた変わることになるのかもしれません。

参院憲法審、5カ月ぶり再開=議論本格化は見通せず
まず、この日の議論の内容が、その背景を含めて要領よくまとめられていた『時事ドットコム』の配信記事(表題は上記小見出しのとおり)を紹介します(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2016021700792)。

参院憲法審査会(柳本卓治会長=自民)が17日、約5カ月ぶりに開かれ、「二院制」をテーマに議論を交わした。自民党は野党側の出方も見極めつつ、優先課題とする「緊急事態条項」創設や9条改正も取り上げていきたい考え。夏の参院選後をにらみ、衆参の憲法審で議論を活性化させ、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正への布石とする狙いだ。ただ、民主党は首相の憲法観を強く批判しており、議論が深まるかは見通せない。
参院憲法審での議論は昨年9月以来。民主党は安倍政権下での改憲論議に否定的だが、開催自体には反対しなかった。今回は「参院として重視すべき役割」がテーマ。有識者として出席した衆院法制局OBで大東文化大大学院教授の浅野善治氏は「参院は議員間の自由討議に適している」と指摘。参院事務局OBで千葉経済大特任教授の荒井達夫氏は「行政監視は参院が中心という考えを徹底すべきだ」と訴えた。
自民党は、二院制を議題とすれば野党側も乗りやすいとみて、議論を深掘りしていく方針。同党の赤池誠章氏は質疑で「国民的な議論をどう起こしていくか。憲法や政治に対する教育をどうしていくかということは大変重要な視点だ」と述べたが、改憲への前のめりな発言は控えた。一方、民主党の小西洋之氏は安全保障関連法に言及し、「政府が憲法違反の解釈変更、立法を行っているなら、まずはそれを徹底的に審議するのが審査会の役割だ」と政権との対決姿勢を示した。
首相は年明け以降、改憲を参院選の争点に掲げる意向を示し、積極姿勢を鮮明にしている。首相が重視する緊急事態条項について、柳本氏は審査会後、記者団に「避けて通ることはない。議論すべき内容だ」と語った。
しかし、民主党は踏み込んだ改憲論議には慎重姿勢を崩していない。同党の枝野幸男幹事長は17日の記者会見で「そもそも憲法を守っていない人が憲法を変えるというのはちゃんちゃらおかしい」と首相を重ねて批判。衆院でも憲法審査会の開催に応じるかについて、「今の首相の姿勢で建設的な議論ができるとは到底思えない」と否定的な考えを示した。

黒人・奴隷発言だけではない丸山氏の問題発言
今回のレポートでは、大手メディアがこぞって報道し、大きな関心を集めた丸山和也氏の発言に触れないわけにはいきません。その要旨は下記のようなものでした。『東京新聞TOKYO Web』から引用します(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016021802000141.html)。

ややユートピア的かもしれないが、例えば、日本が米国の51番目の州になることに憲法上どのような問題があるのか。(米国の州になれば)集団的自衛権、(日米)安全保障条約は全く問題ない。拉致問題すら起こっていないだろう。いわゆる国の借金問題についても、行政監視のきかないような、ずたずたの状態には絶対なっていない。
米国の制度にあれば、人口で下院議員の数が決まる。おそらく「日本州」は最大の下院議員選出数を持つ。世界の中の日本と言うけど、日本州出身が米大統領になる可能性が出てくる。ということは世界の中心で行動できる。
ばかみたいな話だと思われるかもしれないが、今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って。まさか米国の建国当初には黒人、奴隷が大統領になるとは考えもしない。ダイナミックな変革をしていく国だ。

各メディアは、この最後の部分に敏感に反応して、「人種差別的」だと批判しました。これも『東京新聞』から、同発言を報じた記事のリードを引用します(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016021802000141.html)。
自民党の丸山和也参院議員(70)は17日の参院憲法審査会で、オバマ米大統領について「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って」と人種差別的な発言をした。
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丸山氏の発言が進むにつれて議場もざわつきはじめて、改憲派の急先鋒である赤池誠章氏(自民)は「暴言だよ」と叫んでいました。しかし、自民党の議員が(それも大幹部までもが)この種の「暴言」を吐くのはそんなに珍しいことではなく、あるブログではこんな指摘がなされていました(『社会科学者の随想』http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1052300323.html)

いまから30年も前の1986年9月22日の出来事であった。当時首相だった中曽根康弘が「黒人などがいるアメリカは知的水準が低い」と発言し,国際的に問題になり,批判された。その2年あとの1988年7月24日,こんどはその中曽根派に属し,自民党政調会長を務めていた渡辺美智雄が「アメリカの黒人は破産しても『アッケラカンのカー』だという主旨の発言をし,これまた問題になっていた。
私は、「黒人、奴隷」発言とともに、いや、むしろそれ以上に、「(米国の州になれば)集団的自衛権、(日米)安全保障条約は全く問題ない」という部分を問題にすべきだと思います。揚げ足取りと受け取られる方もいるかもしれませんが、この発言は、安倍政権が行ってきた閣議決定による解釈改憲、その内容に沿った日米防衛協力の指針の改定、そして戦争法制の成立強行という一連の暴挙には、日本がアメリカの州でない以上、憲法上の問題がある、違憲の疑いがあるということを思わず吐露したものだと言えるのではないでしょうか。
丸山氏は弁護士であり、自民党政務調査会法務部会長です(自民党のホームページに掲載されている2月16日現在の「役員表」による)。そういう立場の人物がこんな発言をしたということはきわめて重大で、もっと注目されてしかるべきだと思います。

最後に聞けた真っ当な質疑
この日のテーマは二院制における参議院の役割で、これまで何度も議論されてきただけに、終盤近くまで淡々と(悪く言えば退屈な)審議が進みました。そして、丸山和也氏の(二院制とは全く関係のない)暴言が飛び出したのです。
そのまま閉会していれば徒労感ばかりが残ったかもしれませんが、最後になって小西洋之氏(民主)と荒井達夫氏(参考人)の間で交わされたまともな質疑に接することができました。以下、その内容を要約して紹介します。
○小西氏:参議院憲法審査会では、国民投票法の改正のとき、政府が憲法の解釈を変更しようとするときは、国会での審議を十分に踏まえることという附帯決議をしている。7.1閣議決定による政府の解釈変更は、この国権の最高機関の附帯決議に違反し、国会が持つ憲法監視機能を侵害していると考えていいか。
○荒井氏:今の話はどっちとも言えないという感じがする。ただ、この問題について私には意見があり、それをお話しさせていただきたい。
行政監視、それから法を誠実に執行するという観点から考えたとき、今起きていることはどういうことか。主権は国民にあり、主権者が定めた憲法に基づき内閣と国会は権限を与えられているのだから、内閣と国会は国民に対して憲法を誠実に執行する義務を負っている。
そして、集団的自衛権の行使は憲法上一切許されないという話、これは政府の一貫した解釈だった。集団的自衛権の行使を認めるためには憲法の条文改正が必要であるということは国会を通じた国民の了解事項となっていた。内閣が憲法解釈の変更によって集団的自衛権の行使を認めるというのは、これを否定することになるのではないかと思う。
もう一つ、憲法の解釈変更を前提として法改正でよいとするやり方。これを取ることは憲法事項を法律で済ませようとするものになってしまうのではないか。集団的自衛権の行使を認めるためには憲法の条文改正が必要であるという国民の了解に反するのではないか。憲法尊重擁護義務に反して集団的自衛権を認める安保関連法を国会が可決したのは、これは憲法違反になってしまうのではないかと私は思い、それをずっとお話ししてきた。
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○小西氏:憲法審査会の任務は、国会法で、衆参全く同じ条文で、日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制について広範かつ総合的に調査を行うこととされている。そうすると、もし政府または与党が憲法違反の解釈変更、立法を行っているのであれば、まずはそれを徹底的に審議するのがこの審査会の役割であり、それすらしない憲法審査会に憲法改正原案の議論をすることができるのか。資格というか、能力的にそれができるのかと思うのだが、いかがだろうか。憲法審査会の規程上、我々には安保法制、解釈変更について議論する任務があるという理解でよろしいだろうか。
○荒井氏:憲法の基本原理に関わる話は、まず最初に議論しなければならないと思う。憲法審査会は、常に憲法とは何かというところから議論しなければいけない。そして、その基本原理に関わるような話は、どういう立場に立とうと徹底して議論しない限り憲法改正の話というのは出てきようがないだろうというのが私の意見だ。

いかがでしょうか。現実に審査会がここで指摘されたような形で運営されることはないだろうと考えるとむなしい気分にもなりますが、審査会が開かれるたびに繰り返し附帯決議の話を持ち出して議論を喚起しようとしている小西氏のしつこさを見習って、これからも傍聴とレポートを続けていきたいと思います。(G)

2月21日の日曜日、国会議事堂周辺に続々と人々が集まりました。
辺野古現地では、工事の中止を求め、工事車両が入っていく米軍ゲート前で、連日の座り込みが闘われています。沖縄まではなかなか行けないが辺野古新基地には絶対反対!と現地攻防を見守る人々が、この日の国会包囲行動にたくさん集まってきたのです。
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午後2時から国会正門前で集会開始。沖縄選出の国会議員や市民運動の代表らがリレーアピール。主催者がたくさんのトラメガを設置してくれたので、発言者の姿はまったく見えませんでしたが、声ははっきりと聞こえました。名護市長の稲嶺進さんも駆けつけ、「運動を日本中に広げ、安倍政権を退陣させよう」と訴えました。
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私たちは、早めに国会前に行き、辺野古新基地反対の署名を呼びかけました。署名者の中に沖縄の宮古から来られた親子もいました。車いすで参加した男性は「毎朝、アイホーンで辺野古現地の状況をチェックしているんだ」と言ってました。
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最後に、全体で国会を何十にもとりまくヒュ-マンチェーンを(ここは一列ですが・・・)。
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主催者から28000人参加と報じられました。
安倍政治に対するとても大きな抗議行動です。
ところが、翌日の朝日新聞には、こうした民意が一言も、一言も!報じられていませんでした。びっくりです。
調べてみたら、東京新聞も毎日新聞もきちんと報じていました。
朝日新聞の編集姿勢を改めて自覚させられた思いです。安倍にも怒り!ですが、朝日にも怒り!です。(S)

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安倍首相は、「(夏の参議院選挙で)自公だけでなく、改憲を考えている責任感の強い人たちと、3分の2を構成していきたい」(1月10日のNHK番組)と述べています。また国会で、「どの条項について改正すべきか、いよいよ現実的な段階に移ってきた」と答弁しています。安保戦争法は3月末に施行されます。私たちは、改憲・戦争への道を絶対に許しません。

安倍首相は施政方針演説(1月22日)で「地方創生への挑戦」「一億総活躍への挑戦」「より良い世界への挑戦」を唱えました。これらはいったい何を意味するのでしょうか? 「多様な働き方ができる社会への変革」とか「仕事をしながら子育てができる社会に」などと言っていますが、そこには大きなワナがあるのではないかと感じます。

他方、「軽減税率」というゴマカシを被せながら、消費税10%化が推し進められています(来年4月に実施予定)。生活がますます苦しくなるだけでなく、“消費税が上がれば、派遣労働や非正規職の割合も増える仕組み”(斎藤貴男さん)だそうです。

「アベ戦争政治を許さないためのリレー講演会」を開始しました。その第1回として、「1億総活躍社会」と消費増税の問題に焦点をあてながら、安倍政権がやろうとしていることは一体何なのかを考えてみたいと思います。ぜひお集まりください。

※【リレー講演会とは?】東京の各地域で順々に講演会を開催します。主催はその地域の連絡会です。講師やテーマも様々です。

とき★3月15日(火) 午後6時30分~午後9時
ところ★調布市文化会館たづくり8階 映像シアター
(定員100名。先着順。参加費500円)
講師★斎藤貴男さん(ジャーナリスト)
演題★「『1億総活躍社会』の正体、消費増税のカラクリ」

主催★とめよう戦争への道!百万人署名運動・調布狛江連絡会、
とめよう戦争への道!百万人署名運動推進三多摩連絡会
連絡先★東京都八王子市明神町4-14-5リーベンスハイム八王子2-203
TEL.042-644-9914 santama_renrakukai@yahoo.co.jp


ビラのダウンロード
https://drive.google.com/file/d/0B2HgPUAlbi38a3ZqNTFjclZhT1U/view?pref=2&pli=1

.12官邸前金曜行動に参加しました。デモ隊列の先頭にいつも掲げられている「福島返せ」のプラカード。2011年3.11福島原発事故による放射能汚染、これを引き起こした東電、無責任な政府に怒りが爆発して始まった官邸前抗議行動です。
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若者たちのコールで、冬は18時30分~20時まで続けられています。
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あいにくこの日は安倍首相は官邸にはいなかったようです。翌日の新聞報道によれば、この時間帯は
18時7分~丸の内のパレスホテル東京の宴会場で、精神科医らでつくる首相の後援会「晋精会」に出席。
19時16分~永田町の赤坂エクセルホテル東急レストランで、産経新聞社の論説員や政治部長らと会食、
だったそうです。
精神科医やマスコミ関係者と何を話していたのか?!とても気になるところです。
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目の前の首相官邸は、道一つ隔てて別世界のようです。「原発とめろ!原発なくせ!」「核も原発もいらない!」という切実な声は、届いているけどシャットアウトされている。
ふざけるな!許さないぞ!なめるんじゃない!負けないぞ!
一人ひとり思いをひとつにして、首相官邸に叩きつけ続けました。
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この官邸前金曜行動に端を発して、全国各地でさまざまな形で金曜アピール活動が行われています。
インターネットで見たら、市内デモをやっているところもありました。
下は、東京・八王子市の様子(2/5)。
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次は、岩手県盛岡市のデモ(2/5)。
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やはり、職場や地域で声を上げ、行動し、討論して、仲間をつくっていくことが社会を変える力になると思います。福島や沖縄の怒りとつながって、がんばろう!(S)

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