とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2015年12月

日米開戦の発端となった1941年12月8日の真珠湾攻撃。すでに、中国・アジアへ「事変」という名の侵略戦争に入っていた日本が、さらに泥沼の戦争過程に入っていくことになった日です。
二度と戦争はしないという立場から、毎年この日に集会を開いている「8.15労働者・市民のつどい実行委」が、今年も「真珠湾74周年 記憶の継承 12.8国際連帯の今」と題して集会を開き、参加してきました。
集会では、「国際連帯の到達点」について動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんが、「戦争を止める力」について平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんが講演しました。
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山本弘行さんは、国鉄1047名解雇撤回の国鉄闘争がきっかけとなって始まった韓国・民主労総ソウル本部との国際連帯の闘いがアメリカ、トルコ、ドイツ、フィリピンへと広がり、年々交流が深まっていること、とりわけ今年の6月には動労千葉と民主労総鉄道労組ソウル地本との間で「日韓鉄道労働者共同声明」を発するところまできたことが報告されました。11月1日の労働者総決起集会(日比谷野音)には中東の巨大な労働者の国・トルコから、国際連帯を求めて2名の労働者代表が参加してくれたこと、来年の6月にはトルコの集会への参加要請を受けているとのことでした。
そして、いずれの国も、民営化・外注化・非正規職化阻止を大きな課題として闘い抜いていること、金儲けだけを目的とする新自由主義が本当の敵なんだとつかみ取っていることがわかったと訴えました。
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西川重則さんは、戦争への道を止めるためにも、現憲法の内容をよく知り学んでほしい、9条はもとより13条(個の尊厳)、20条(政教分離)等々、国民・人民の生きる力を主とする考え方、人々の生活や労働に関わる問題を話し合う自由の保障など、第1条を除きそこには普遍的な価値があると話されました。
さらに、自民党の改憲草案(2012年4月27日決定)の中身を具体的に知り、徹底的に批判する力を持たなければならないと訴えました。特に102条に「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。」と書かれていると指摘し、天皇元首や国防軍の保持などをうたった憲法で国民・人民を縛るなどとても認められないと弾劾しました。
また、1940年11月23日の大日本産業報国会発足などを例に挙げ、労働者市民がいかに戦争に動員されていったか、歴史に学ぶことの重要性を訴え、戦争に反対する労働者市民のたたかいに基づく国際連帯の重要性を強調しました。
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講演の後、若い女性労働者が国際連帯の実感を報告してくれました。11月14日に韓国のソウルで行われた民衆総決起闘争(生涯非正規の労働改悪中断、韓国史教科書の国定化廃棄を掲げ15万人が決起)に参加して感じたことが述べられ、韓国の労働者のたたかいの息吹が感じられるものでした。
最後に、実行委の鈴木達夫さん(許すな改憲!大行動代表)が集会のまとめを。鈴木さんは、「国益を守るというが、国益なるものはない。それは1%の資本家のための利益だ。」「労働者に国境はない。労働者階級と人民は戦争をやる政府を倒してしまうという考え方とできるんだという信頼を持つことが大事だ」と訴えました。そして、「今の時代、こうしたことをはっきり言っていくことが重要だ」と。
〈戦争を止める力〉について、大いにヒントを得た集会でした。(S)

去る11月14日、韓国のソウルで民衆総決起闘争が行われ、労働改悪阻止・国定教科書反対を掲げ15万人の労働者・学生・農民・市民がパククネ退陣を求めて立ち上がりました。集会後のデモへの殺人的な弾圧にも実力で闘いぬきました。
これに対し、パク政権・韓国警察は21日朝、民主労総本部、ソウル地域本部、金属労組、公共運輸労組、建設労組の組合事務所など8団体・12か所への一斉家宅捜索を強行。さらに24日、パククネが閣議で、民主労総の集会やデモをISのテロと同列に扱い、「覆面デモを禁止すべきだ」と発言。これを受けて翌25日には、与党議員が集会・デモ時のマスク着用を禁止する法案を発議するという事態になっています。
こうした大弾圧に、指名手配を受けながら闘いを指導している民主労総のハンサンギュン委員長は、「弾圧には大きな闘争で、不正義の権力をひっくり返すゼネストで迎え撃とう」と、職場と街頭でのさらなる闘いを訴えました。
そして、12月5日、第2次民衆総決起大会がソウルで開かれました。
その様子を報告したチャムセサン(韓国の社会運動情報サイト)のユン・ジヨン記者の記事を紹介します。
(レイバーネット http://www.labornetjp.org/ より)

仮面をかぶった5万の市民、第2次民衆総決起大会を開催
与党の覆面禁止法に対抗して「覆面集会」…平和集会、デモ行進を開催
ユン・ジヨン記者 2015.12.05 18:49
20余日ぶりに再び都心での大規模集会が開かれた。11月14日に続く第2次民衆総決起大会だ。12月5日の午後3時から市庁広場で開かれた民衆総決起には、多様な仮面をかぶった5万人の市民が集まった。第1次総決起の後に与党が覆面デモを禁じる「覆面着用禁止法」を発議したことに抗議する意味のパフォーマンスだ。
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▲5日午後3時に市庁広場で開かれた2次民衆総決起には執権与党が発議した覆面着用禁止法に抗議する意味で数万人が仮面をかぶって出てきた。[写真/キム・ヨンウク記者]
前の総決起とは違い、警察の車壁と放水銃もなくなり、集会とデモ行進が平和に行われた。1次総決起集会の時には警察が光化門交差点を車壁で封鎖し、集会参加者に延々7時間ペッパースプレーの放水銃を散布し、問題になった。放水銃に直撃されたカトリック農民会所属のペク・ナムギ(69)農民は、現在も重態に陥ったままだ。警察は11月14日の1次総決起の参加者441人を捜査しており、7人が拘束されている。第2次総決起大会が開かれた12月5日午前には、警察が前の大会に参加したアルバイト労組のイ・ヘジョン事務局長を集示法違反などの容疑で逮捕した。
当初、警察は第2次民衆総決起のための集会と行進の申告を一切認めなかった。だがソウル行政法院は、12月3日に市民社会がソウル地方警察庁長官を相手に出した屋外集会禁止通告処分執行停止申請を認め、ソウル市庁広場で正常に第2次総決起大会が開かれることになった。この日の総決起大会は、仏教とカトリック、プロテスタントなどの宗教界をはじめ、 文化芸術、人権、労働、農民、貧民団体、そして全国から集まった市民が参加した。仮面を着用したデモ隊はカーネーションの花を持ってデモ行進を行い、政権の公安弾圧と労働改悪などを糾弾した。
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現在、曹渓寺に潜伏している民主労総のハン・サンギュン委員長は映像発言で 「数百人が拘束、手配、逮捕、召還されている。30年前、韓国史の独裁時代にあったようなことが白昼堂々と行われている」とし 「11月14日、われわれ民衆の闘争はあまりにも正当な闘争だった。今日、私たちが多少の弾圧を受けても、暴力的な独裁政権は決してわれわれの闘争を止められない」と強調した。
日頃ペク・ナムギ農民と親しいイム・ボンジェ農民は 「ペク・ナムギ会長が冷たいソウルに上がってきて、警察が撃った殺人的な放水銃を受けて死線をさ迷っている。だが政府は対岸の火事を見物するように一言の謝罪もない」とし 「朴槿恵(パク・クネ)大統領は農村からきた老人たちをIS、テロリストに比喩する。 私がテロリストに見えるのか。 少なくとも、なぜ農民がソウルにきたのか、声ぐらいは聞くべきではないか」と鬱憤をさく烈させた。
労働、農民、貧民、市民社会で構成された「民衆総決起闘争本部」の代表団は宣言文を発表し、 来る12月19日、大規模全国同時多発「第三次民衆総決起」などの国民行動を展開していくと明らかにした。民主労総を中心とする労働界はゼネストに突入する方針だ。代表団は「第1次、第2次民衆総決起の成果を集め、これから民衆の怒りを全国に拡散させていこう」とし 「皆が力をあわせてペク・ナムギ農民を生き返らせ、殺人政権、反民主政権、反民生政権の朴槿恵政権を退陣させるために最後まで闘争していこう」と訴えた。
この日の集会には文在寅(ムン・ジェイン)新政治民主連合代表をはじめ30余人の野党議員らが「平和守備隊」という名前で大挙参加した。だが12月2日深夜、与野の院内指導部が「直ちに労働改革関連法案議論を始め、臨時国会で合意処理する」という合意文を発表したことで、集会当日にも「与野野合」を批判する声が続いた。
民衆総決起闘争本部は 「(新政治民主連合は)労働改悪を阻止すると民主労総と約束してから何時間も経たないうちに、全国民を非正規職に追いやる労働改悪関連法通過『合意処理』という空手形を振り出した」とし 「これが野合でなければ何が野合か」と声を高めた。 続いて「われわれはこれ以上、民衆の生存を、危機に陥った民主主義を、保守野党に任せてはいられない」とし 「脇役の保守野党に対抗し、労働者、農民、貧民などの民衆を中心とする進歩民衆政治を始めよう」と強調した。
民衆総決起大会の参加者は、午後5時頃に集会を終え、普信閣と鍾路3街を通りペク・ナムギ農民が入院しているソウル大病院まで、都心デモ行進を行った。デモ行進の後にはソウル大病院の前でペク・ナムギ農民快癒祈願キャンドル集会を開く。一方、民衆総決起闘争本部は朴槿恵政権退陣をはじめとして、 △労働改悪中断、 △主食用米輸入阻止/TPP反対、 △露店摘発中断、 △障害等級制、扶養義務制廃止、 △財閥の金庫を開き、青年-良い雇用を創出、 △歴史歪曲中断、歴史教科書国定化計画廃棄など、 11領域の22項目の要求を提示した。
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▲2次民衆総決起は仮面芸術の発火点になった。参加した4万の労働者、農民、市民、文化芸術家、学生の半分近くが政治思想の自由、集会デモ、表現の自由を妨害する政権に各種の仮面で応酬した。扮装も多様だった。主催側が配った仮面やアイアンマンの仮面は平凡な方だった。[写真/キム・ヨンウク記者]
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ) 
 

11月29日(日)の午後、日比谷野外音楽堂で「辺野古に基地は造らせない!」大集会が開かれ、参加しました。この集会は「止めよう!辺野古埋め立て国会包囲実行委員会」が主催、「戦争をさせない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の協力で、会場に入りきらない4500名が参加し、「辺野古新基地NO!」の声と行動を全国に広げようと確認しました。
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集会には沖縄から、ヘリ基地反対協共同代表の安次富浩さん、島ぐるみ会議共同代表の高里鈴代さんと大城紀夫さん(連合沖縄会長)が参加し、辺野古現地のたたかいや訪米活動などを報告しました。
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学者の立場から田中宏さん(一橋大学名誉教授)が発言し、沖縄を人権から見る視点について話されました。
リレートークでは、実行委員会に参加する各団体の代表がアピール。
地元の土砂を辺野古基地工事に使わせないと運動する13の団体と個人でつくられているという全国土砂搬出反対連絡会議の方は、「真っ先に海洋保護区しなければならないところを埋め立てるということは、そこにいる生物を殺してしまうことであり、許されない」と訴えました。
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マスコミ文化情報労組連絡会議からは新聞労連委員長の新崎盛吾さんが発言し、マスコミに働く労働者として「全国の新聞記者に必要なのは沖縄の現状、辺野古をしっかりと見て取材し、権力の側ではなく反対側に立って報道することだ」と訴えました。
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最後に、東京沖縄県人会の金城さんが登壇し、「沖縄の基地の撤去を求めて60年前に結成した。いまだに宮古など小さな島々に基地建設の計画が着々と進んでいる。60年前と同じ気持ちで基地建設反対を闘っていく」と決意を述べました。
集会後、銀座方面へのデモに出発。
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歩道やバスの中から手を振ってくれる人も多くいました。
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12月2日から、福岡高裁那覇支部で代執行訴訟の裁判が始まりました。安倍政権は、辺野古基地建設反対の沖縄の民意を力ずくで押しつぶそうとしています。絶対に許せません。沖縄の基地問題を全国の労働者市民の課題として考え、沖縄の闘いに連帯していきましょう。(S)

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