とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2015年07月

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7月15日(水)、政府・与党は、戦争法案を衆院特別委で強行採決しました。私たち百万人署名運動は、満腔の怒りをもって徹底弾劾します。採決は絶対に認められません。戦争法案はつぶす以外にありえません。

しかし、安倍は墓穴を掘った。安倍政権が打倒される道を自ら切り開いてしまったのです。強行してしまえばあきらめるだろうと、国民をナメているのでしょうが、戦争絶対反対の声はこれから必ず広がり、安倍政権を引きずり倒す力に発展していきます。安倍に思い知らせてやろうではありませんか。

この日、午前9時から国会前(議員会館前の歩道)には、平日にもかかわらず続々と労働者・学生・市民が集まってきました。強行採決情勢をききつけて、いてもたってもいられず、多くの人が国会に駆けつけてきたのです。全国労働組合交流センターと全日本学生自治会総連合(斎藤委員長)の主催で、夕方5時まで国会前座り込みと断続的な抗議集会が行われました。20150715-1
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福島から駆けつけた酪農家の吉沢さんが怒りのアピール。
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動労千葉の田中委員長は、労働組合こそ改憲・戦争阻止の先頭に立とうと呼びかけた。
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国会傍聴から出てきて、強行採決への怒りを語った西川重則さん。
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来日した韓国・民主労総の非正規労働者も国会闘争に合流。旭硝子資本の集団解雇攻撃と闘っている。
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首相官邸側に行かせないように阻止線をはる機動隊。この直前、二人の男性を不当逮捕した。
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歩道に入れずに、議員会館の敷地の中から抗議集会に参加する人々。学生や労働者の発言に耳を傾け、拍手を送っていました。
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この日の午前中、安保法案の廃案を求める2回目の署名提出を行いました。
朝、速達で3通の署名が届いたので、それらを含めて3898筆を阿部知子議員(民主党)に紹介議員になってもらい、衆議院議長宛に提出しました。
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闘いはこれからです。
戦争法案はまだ成立していません。
廃案=安倍打倒です。7月を徹底的に闘いぬきましょう。
ヒロシマ・ナガサキで安倍を迎え撃ちましょう。

なんと、30度を超える暑さをものともせず(!?)、12日の日曜日、私たちは街頭に打って出ました。
安倍政権は、13日に中央公聴会を入れて採決条件を整え、15日に特別委員会採決、16日に衆議院本会議採決だと豪語しています。絶対に許せません。JR新宿駅西口で午前11時から2時間、戦争法案の採決強行を許すな!と、街頭アピール・署名活動をしました。KIMG0035
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呼びかけに応えて12名が参加。決して若いとは言えない面々でしたが、安倍たおせ!の気概で、強い日射しの中、「集団的自衛権反対ニュース13号」をまきながら、国会へ行こう!と呼びかけ、「安保関連法を制定するな」の請願署名への協力を訴えました。
この日は特別に大きな署名机をだし、署名用紙を並べました。最初に署名机に駆けつけてくれた女性は、「こういう呼びかけを待っていました。アベは絶対に許せません!」と言っていました。KIMG0037
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みんなで交代でアピールをしていきました。
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この日、署名は174筆も集まりました。
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若い人にも訴えました。
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「中国がどんどん出てきているんだ。日本がやられてしまっていいのか!」と食ってかかってくる男性もいましたが、ビラは約800枚まけました。
署名活動のあと、やはり同様のことを言ってくる人と話して「疲れてしまったー」との感想がありましたが、これは重要なことだとみんなで確認しました。日本と同じようにどの国も、政府がやっていることと労働者市民が考えていることとは違うし、私たちが安倍たおせ!とたたかっているように、中国も同じではないかと訴えていこうという話になりました。(S)

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国鉄1047名解雇をめぐり、百万人署名運動の賛同団体でもある動労千葉が行っている裁判で、最高裁は6月30日、動労千葉と鉄道運輸機構の双方の上告を棄却する決定を出しました。本当に許せません。証拠がそろっているにも関わらず、憲法違反、労働法違反をした国側を守ろうとする暴挙です。
しかし、上告棄却よって最高裁が確定させた高裁判決(2013年9月難波判決)は、明確に採用差別が不当労働行為であったことを認めています。裁判闘争の粘り強い闘いの中で、動労千葉12人が採用名簿に記載されていたこと、当時、本社職員局職員課長だった葛西敬之(JR東海名誉会長、「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人)の指示でそれを外したこと、さらには葛西・井出ら旧国鉄幹部とJR設立委員会が共謀して不採用規準を作成したことを明らかにし、国鉄改革法のペテン、カラクリを暴き尽くしたのです。
1986年に国鉄改革法を成立させた中曽根元首相は、後にその狙いを「国労が崩壊すれば、総評も崩壊するということを明確に意識してやったわけです」と、労働組合つぶしであったことを明言しています。そして「行革でお座敷をきれいにして床の間に新憲法を安置する」とも言っています。
こうした攻撃を絶対に許さない!と闘い続けてきたのが国鉄1047名解雇撤回闘争です。
支配階級がマスコミと教育を握り、労働組合を翼賛化させたとき、戦争へ向けての国家総動員体制がつくられた、というのがくり返してはならない歴史の教訓です。
不屈に闘い抜く労働者の闘いに連帯し、安倍政権の労働法改悪、戦争法づくりに反対してたたかおう!
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●不屈に闘う動労千葉の弾劾声明、闘い継続の宣言を掲載します( 第7933号 2015年7月3日より)。
JR採用差別事件の上告棄却を弾劾する!
闘いはこれからだ

(1)
6月30日、最高裁第三小法廷・大谷裁判長は、JR採用差別事件について、組合側、鉄道運輸機構側双方の上告を棄却し、上告審として受理しないとの決定を下した(7月2日送達)。
高裁・難波判決から1年9ヵ月を費やして出された決定に書かれた「理由」はわずか7行。「民訴法の各条項に規定する上告事由に該当しない、受理すべきものとは認められない」。ただそれだけだ。最高裁は真実に追いつめられ、権力者たちにとって不都合な真実から逃げ、覆い隠すためにこの決定を下したのだ。
ついに10万筆をこえた解雇撤回を求める署名を提出したばかりであった。最高裁は、国鉄闘争がいよいよ怒りの声と深く結びついて労働運動を甦らせる力になろうとしていることを恐れたのだ。満腔の怒りをこめて棄却決定を弾劾する。われわれは闘いの旗を降ろさない。解雇撤回の日まで闘い続けることを決意する。

(2)

闘いは敵を追いつめ揺るがしている。この棄却決定自身がそれを示している。
最高裁は採用差別が不当労働行為であったことを認めざるをえなかったのだ。上告棄却によって最高裁が確定させた高裁判決は、次のとおり明確に不当労働行為を認定している。
「国鉄は当初、動労千葉所属の組合員をも基本的には採用候補者名簿に記載する方針で名簿の作成を進めていたにもかかわらず、改革労協側の姿勢に触発されるなどして、国鉄分割・民営化に反対する姿勢を示していた労働組合に所属する職員を、このような労働組合に所属していること自体を理由として、差別して不利益に扱う目的、動機(不当労働行為意志)の下に、本件名簿不記載基準を策定し、JR東日本の採用候補者名簿に記載しなかったものと推認するのが相当である」。
これは「国鉄改革」の正当性を根底から揺るがす事実認定だ。なぜなら、国鉄分割・民営化は、国鉄改革法により、新会社への国鉄労働者の異動を「新規採用」とすることによって、中曽根の狙いどおり、戦後最大の労働運動解体攻撃となったからだ。
その採用候補者名簿自体が不当労働行為意志の下につくられていたことが明らかになったのだ。そして最高裁もそれを認めざるを得なかったのである。虚構は全部崩れ落ちたのだ。

(3)

ところが、高裁・難波判決は、「JRは雇用契約締結の自由を有しており、採用候補者名簿に記載されることが、直ちに同社に採用されることを意味するものではない」「名簿に記載された者が全員採用されているのは事実だが、名簿作成の前提が変われば全員採用されていたかは明らかではない」「しかし、本件の事実関係の下では、原告らが採用された可能性は相当程度にあったことも否定できない」と言いつのり、解雇撤回・JR復帰を否定して慰謝料の支払いだけを命じた。「判決」の名に値しない詭弁だ。
不当労働行為によって解雇されたのになぜ解雇撤回ではないのか。しかも、われわれは「不採用基準」が、井手、葛西ら当時の国鉄幹部とJR設立委員長が共謀して作られたものであることをつきとめ、揺るがぬ証拠を提出した。しかし、高裁も最高裁も、この重大な事実を完全に無視した。なぜか。「不採用の責任はJRに及ばない」「国鉄とJRに同一性はない」という主張が崩壊するからだ。
さらに最高裁は、「採用」過程で団体交渉権が喪失することや、労基法で禁止されている労働組合運動に関する通信が公然と行なわれること等、改革法23条の違憲性を示す様々な事実についても「違憲を言うが、その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張するものであって上告事由に該当しない」というひと言で切り捨てた。
つまり、真実の前にグラグラに揺らぎながら、どんな手段を使っても国鉄改革法体制を護持するというのが今回の棄却決定の正体に他ならない。

(4)

さらに今回の棄却決定は、戦争と改憲に突き進み、そのために連合すら切り崩し、分裂させて再編しようとする安倍政権の新たな労働運動解体攻撃、派遣法改悪や「残業代ゼロ法」制定をもって雇用破壊・総非正規職化への最後の扉を開こうという攻撃、「成長戦略」と称する社会丸ごと民営化を貫徹するために再びJRの大再編を狙う「第二の分割・民営化」攻撃と一体の国鉄闘争解体攻撃だ。
日本における新自由主義攻撃は国鉄分割・民営化から始った。以降、膨大な労働者が雇用と権利を打ち砕かれて非正規職に突き落とされ、教育、医療、社会保障制度、地方自治など公共サービス部門すべてが激しい攻撃にさらされて貧困と格差が社会に蔓延した。
しかし、30年にわたって闘い続けられてきた国鉄分割・民営化反対闘争、1047名解雇撤回闘争、外注化・非正規職化阻止闘争は、こうした現実への対抗力となり、産別をこえた無数の労働者の結集軸となって大きな役割を果たしてきた。その闘いは労働運動が後退を強いられる状況の中で陣地を守り、連合が産業報国会として完成することを阻止し、JRの職場では外注化・非正規職化を10年単位で遅らせてきたのだ。
そして、新自由主義攻撃が社会の崩壊となって崩れ落ちようという情勢が到来しようとしている。JRの民営化体制も経営破綻や安全崩壊という形をとって全部崩壊しようとしている。こうしてJRの職場では、鉄道業務のすべてを外注化し、転籍を強制し、雇用を全面的に破壊する第二の分割・民営化攻撃が開始されたのだ。

(5)

闘いは何ひとつ終わっていない。闘いの旗を降ろすことはできない。闘いはこれからだ。全国からの暖かい支援・連帯の力によって支えられ、守りぬいてきた国鉄闘争が本当の意味で力をもつのはこれからだ。われわれは、解雇撤回、外注阻止、第二の分割・民営化攻撃粉砕、階級的労働運動の再生に向け、全力を尽くして闘いを強化する。

福岡からのお便りです。
* * * * *
6月28日(日)、再稼働不同意住民 川内原発ゲート前抗議集会・パレード(呼びかけ:6・28集会実行委員会)がありました。雨もようの中、およそ200名が集まり、久見崎公園で朝10時から前段集会。その後、川内原発ゲート前まで約2.7kmの道のりをみんなでパレード。「川内原発再稼働反対!」とシュプレヒコールしながら、歩きました。
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川内原発から約1.6kmのところにある旧滄浪(そうろう)小学校前も通りました。体育館の一角は放射性物質が入らないように市が改修し、約7000万円ほどかけてシェルター(96平方メートル、30人収容可能)になっています。国の原子力災害対策指針では大事故時、5km圏の住民はすぐに避難するのが原則ですが、ここはすぐに遠くに避難できない住民の使用を念頭に設置されました。でも、この計画を立てた人たちはここに押し込められる人や介護や医療を担うために残る労働者のことを考えたことがあるだろうか?仮設住宅でいまだに暮らす人々の姿が重なり、「こんなん許しちゃだめだ。再稼働なんてしなければいい。燃料棒なんて入れなければいい」、思いが溢れました。
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ゲート前の長い坂はパレード参加者と警察権力と九電関係者だけ。誰に向かって声を上げよう?やっぱ、一緒に坂を上る仲間に向かってでしょう。と思いながら、ゆっくりと上っていきました。
川内原発ゲート前はぐるりと警察権力に囲まれ、放射能汚染ガレキ焼却反対闘争を思いださせます。1号機・2号機がチラリと見えている(写真下の左奥)。
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ここで集会を開始。川内市内の町の方々が次々と発言し、ときに歌あり、ウミガメの産卵の報告などもあり、ものものしいフインキを見事にぶち破る集会でした。
福島原発事故時、隣の茨城県に住んでいて放射能を逃れ、鹿児島に転居した福島県出身の女性は、最近見た映画の中で甲状腺がんの検査で子どもではなくお母さんに結節・しこりが見つかり「こんなに気を付けてたのにね」と話す様子に胸を突かれたと話され、「もう二度と福島のようなことが起きてはいけない」と声を上げました。

向原祥隆さん(ストップ再稼働!3.11鹿児島集会実行委員会事務局長)は、「これから8月中旬までに九電は再稼働やると言ってますけど、わたしたちは黙って見ているわけではない。役所に頼むとか警察に頼むとかじゃない。わたしたちが自分で動かなきゃならん。どっかの鹿児島の冷房のある部屋で『原発反対』と言っても始まらない。いっしょに九電に文句を言おうじゃないか。絶対に再稼働を許さないと言おうじゃないか」と力強く発言し、7月~8月の行動提起を行いました。

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この日、私は鹿児島・川内原発現地のみなさんの「川内原発再稼働許さない!」という怒りを胸に刻みました。それは「もう二度と福島を繰り返さないでください」という福島の人々の声・怒り、「核・原発と人類は共存しない」「核と原発は同じだ」というヒロシマ・ナガサキの被爆者の怒り、佐賀や原発立地県の人々みんなの怒り、沖縄の怒り、被曝を強制される労働者の怒りと共通します。
いまこそ被曝労働拒否をストライキで闘う動労水戸や動労千葉とともに、地域の仲間や学生もいっしょに行動しよう。原発再稼働、戦争は私たち労働者階級の協力なしには一つも進みません。分断や弾圧を乗り越え、ともに安倍政権倒そう!(T)

九電本社第3次行動
とき◆7月13日(月)12:30 九電本社前集会 13:00 九電本社前記者会見 13:30 九電本社交渉。
呼びかけ◆ストップ再稼働! 3.11鹿児島集会実行委員会(tel.099-248-5455)


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