「私は辺野古の新基地は絶対に建設することができないという確信を持っている」。菅官房長官との会談で翁長沖縄県知事が表明した翌日の4月6日、東京市ヶ谷の防衛省前に約140名が集まり辺野古工事の中止を訴えました。

「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」主催で、辺野古現地行動と連帯して、毎月第一月曜日の午後6時30分～約1時間、防衛省前でアピール・申し入れなど抗議行動を続けています。

4月5日の会談で、翁長県知事は、沖縄の基地問題の原点について訴え、日本政府を批判しました。
「今日まで沖縄県が自ら基地は提供したことはないということを強調しておきたい。
　普天間飛行場も、それ以外の取り沙汰される飛行場も基地も全部、戦争が終わって県民が収容所に入れられている間に、県民がいる所は銃剣とブルドーザーで、普天間飛行場も含め基地に変わった。
　私たちの思いとは全く別にすべて強制接収された。自ら奪っておいて、県民に大変な苦しみを今日まで与えて、そして今や世界一危険になったから、普天間は危険だから大変だというような話になって、その危険性の除去のために『沖縄が負担しろ』と。『お前たち、代替案を持っているのか』と。『日本の安全保障はどう考えているのか』と。『沖縄県のことも考えているのか』と。
　こういった話がされること自体が日本の国の政治の堕落ではないかと思う。」
また、菅官房長官がくり返す『粛々と進める』という言葉に対し、「埋め立て工事に関して問答無用という姿勢が感じられる。その突き進む姿は、サンフランシスコ講和条約で米軍の軍政下に置かれた沖縄。その時の最高の権力者だったキャラウェイ高等弁務官は、私たちの自治権獲得運動に対して『沖縄の自治は神話である』と言った」。その姿と重なり合うと言いました。

この会談で、菅官房長官は、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、これの沖縄誘致の件だが」と切り出し、「半年ぐらい前から、政府として何としても沖縄という思いで取り組んできている」と、国が大資本の沖縄進出に介入していることを述べています。これまでも基地対策としての沖縄振興策の一環で各種「コールセンター」やIT企業が沖縄に進出していますが、県内で働く若者の2人に1人は非正規雇用であり、その大半が最低賃金すれすれの状態で雇用されています。「基地の強制と貧困の連鎖」を許してはなりません。
翁長知事をして安倍内閣に叩きつけられた激しい沖縄の怒りは、本土の人々への連帯共闘を求める強いメッセージでもあると思います。全国から、東京から、辺野古新基地建設やめろ！の声を大きくあげていきましょう。（Ｓ）

4月2日（木）午前10時30分から、今国会初の衆議院憲法審査会が開かれました。あらかじめ15分程度という予定であったため傍聴者は百万人署名運動からの2人だけでした。

ところが、委員会室に行くとびっくり。すでに報道関係者50人くらいが詰めかけていて、本来の傍聴者が座る席がすぐには見つけられないほどでした。
マスコミの注目度が高かったためでしょうか、この日は会議開始時点で全部で50人の委員のうち47名が着席していました（こんなことはめずらしい！）。
委員会での発言は、新しく憲法審査会会長となった保岡興治議員（自民）の挨拶だけでしたが、自民党が「16年秋には改正案発議ー翌春には第1回目の国民投票を実現」と改憲シナリオを表明しており、それに向けて改憲項目の縛り込みに入るという実質的な第1回目となる憲法審査会だったので、マスコミ総結集となったのだと思います。
憲法審査会委員の構成は、自民31、公明4、維新5、民主8、共産2、多数決をとれば一目瞭然の現状です。
今国会でさまざまな戦争法を強行しようとする安倍政権が狙う改憲案など絶対に認められません。「戦争法と改憲に反対します。」の全国署名を職場・学園・地域で広げ、絶対反対の声を強めましょう！（Ｓ）

傍聴に入る西川重則事務局長（衆議院議員面会所前）

衆議院の憲法審査会を傍聴するためには、ここから入ってすぐの面会所で紹介議員の秘書さんから傍聴券を受け取って、さらに奥へ入っていきます。傍聴受付の場所では荷物や上着をロッカーに入れさせられ、筆記用具くらいしか持って入ることはできません。傍聴席では声をあげることも許されず、貼られている傍聴規則もひどいもので、国会へ行くと「主権者は誰か！」といつも腹が立ちます。
衆議院議員面会所最寄りの駅は地下鉄「国会議事堂前」出口1です。

駅を出てすぐ右前が首相官邸、いつも厳重に警備されてます。

左側には警備車両がズラリ。国会は外は警察、中は衛視（国会の中の警察みたいな感じ、一応衆議院議長の指揮下にあるそうです）によって厳重に守られていました（誰から？）。

■生きるために団結しよう！4.5動労神奈川結成集会
とき◆4月5日（日）午後2時開会
ところ◆社会福祉センターホール（横浜市健康福祉総合センター4階、桜木町駅すぐ）
講演◆辻川慎一さん（動労水戸副委員長）
呼びかけ◆神奈川労組交流センター他（tel.045-242-1055）

■シンポジウム～朝日新聞問題を通して考える「慰安婦」問題と日本社会・メディア
とき◆4月5日（日）午後1時30分開始
ところ◆東京外国語大学・プロメテウスホール（西武多摩川線「多磨駅」4分）
発言◆松原宏之さん（横浜国立大准教授）、植村隆さん（元朝日新聞記者）他／資料代1000円
主催◆呼びかけ人［内海愛子・田中宏・中野敏男他］問合せjwrcenter1993@gmail.com

■獄中40年！無実の政治犯・星野文昭絵画展
とき◆4月11日（土）～12日（日）午前10時～午後6時
ところ◆もんぜんぷら座2階ミニギャラリー（長野市新田町1485-1）／入場無料
主催◆星野文昭絵画展実行委員会（tel.026-273-5001千曲ユニオン）

■映画『圧殺の海』（109分、監督：藤本幸久・影山あさ子）上映
とき◆ 4月11日（土）～4月24日（金）①12時30分～②午後3時30分～
ところ◆ポレポレ東中野（JR「東中野」線路沿いすぐ）／一般1600円、シニア1100円
問合せ◆ポレポレ東中野（tel.03-3371-0088） 

■核燃サイクル絶対反対！青森「4.9反核燃の日」全国市民集会
とき◆4月12日（日）昼12時30分～午後3時、集会後デモ
ところ◆青森市民ホール1F会議室（JR青森駅隣り）
講演◆伴英幸さん（原子力資料情報室・共同代表）／資料代500円
主催◆実行委員会（tel.080-6041-5089阻止実・中道）

■NAZEN青森結成3周年集会「核と人類は共存できない」
とき◆4月12日（日）午後5時開始
ところ◆青森市民ホール1F会議室（JR青森駅隣り）
パネラー◆福島と青森のお母さん他／500円
主催◆NAZEN青森（tel.090-7066-5934）

■憲法違反の戦争法制定を阻止しよう！4.14院内集会
とき◆4月14日（火）午後6時30分～
ところ◆衆議院第二議員会館・大会議室
講師◆半田滋さん（東京新聞論説委員・編集委員）／参加無料
主催◆戦争をさせない！1000人委員会（tel.03-3526-2920）

■阿佐ヶ谷市民講座～「集団的自衛権」とは何か？
とき◆4月16日（木）午後6時30分開演
ところ◆劇団展望（杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32）
講師◆前田哲男さん（軍事ジャーナリスト）「安倍政権の軍事国家構想とその矛盾」／参加費1000円
主催◆市民講座実行委（tel.090-8080-6860）

■獄中40年、無実を叫ぶ！星野さんを取り戻そう！星野文昭絵画展
①とき◆4月18日（土）～19日（日）
ところ◆とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」（阪急宝塚線「豊中」出口1すぐ、「エトレ豊中」5階）／18日午後6時～集いあり
②とき◆4月20日（月）～22日（水）
ところ◆おかまちコミュニティ・カフェKitto（豊中市・桜塚ショッピングセンター2階）
入場無料／主催◆北大阪労組交流センター他（tel.090-3861-9412）

■連続講座～在日の今を語る
とき◆4月18日（土）午後2時～
ところ◆高麗博物館展示室（新宿区大久保1-12-1第2韓国広場ビル7階）
講師◆裵永愛（ペヨンエ）さん（元朝鮮学校教師）「子どもたちの教育を守って50年」／参加費1000円
主催◆高麗博物館（tel.03-5272-3510）

■川内原発の再稼働とめよう4.19北九州集会～甲状腺がん112人の真実　いま、福島で、世界で何が起こっているのか？
とき◆4月19日（日）午後1時開会
ところ◆北九州市立商工貿易会館（シティプラザ）601会議室（小倉北区、モノレール「旦過」すぐ）
お話◆杉井吉彦さん（医師）／資料代500円（学生無料）
主催◆NAZEN福岡（tel.090-8836-6530松尾）

■〈4.28沖縄デー行動〉4.26安保・沖縄学習集会
とき◆4月26日（日）午後2時～学習集会
ところ◆福岡市早良区民センター第1会議室（市営地下鉄「藤崎駅」2番出口すぐ）
テーマ◆「改憲・集団的自衛権～安倍政権の中東侵略参戦ゆるすな！」
★正午～午後1時、天神コアビル前で街宣
主催◆百万人署名運動・福岡県連絡会（tel.092-483-0860）

■沖縄・辺野古に基地はいらない！4.26渋谷サウンドパレード
とき◆4月26日（日）午後3時30分、宮下公園に集合（予定・要確認）、4時～デモ
主催◆「5.24国会包囲ヒューマンチェーン」実行委員会（tel.090-3910-4140沖縄・関東一坪）

■獄中40年・無実の星野さんを自由に！救援絵画展
とき◆4月27日（月）～29日（水・休）午前10時～午後7時（29日は6時まで）
ところ◆徳島駅西口ポッポ街「特設会場」 ／入場無料
主催◆徳島・星野さんを救う会（tel.090-9559-6587）

■獄壁を越えた「愛と革命」星野文昭・暁子の闘い～星野文昭展
とき◆4月29日（水・休）～30日（木）正午～午後5時40分（30日は午前10時～午後5時）
ところ◆静岡市民ギャラリー第5展示室（静岡市葵区、静岡市役所本館1階）／入場無料
主催◆星野文昭展実行委員会（tel.054-260-4654）

■〈沖縄デー〉戦争と改憲をぜったい阻もう！4.29学習講座
とき◆4月29日（水・休）午後2時～
ところ◆千葉市民会館・第6会議室（JR千葉駅から東千葉駅方向5分）
講師◆川添順一さん（とめよう戦争への道！百万人署名運動事務局）「安倍の狙う安保法制の核心」
主催◆百万人署名運動・千葉県連絡会（tel.043-202-7820）、協賛：原発なくせ！ちばアクション

■平和といのちと人権を！5・3憲法集会
とき◆5月3日（日）午後1時～3時30分
ところ◆横浜みなとみらい・臨港パーク（神奈川県横浜市、みなとみらい線「みなとみらい駅」6分、JR「桜木町」17分）
お話◆大江健三郎さん他、音楽ライブあり／参加無料
主催◆実行委員会［市民連絡会、憲法会議、平和フォーラム（tel.03-5289-8222）］

■憲法記念講演会
とき◆5月3日（日）午後1時30分開演
ところ◆立教大学池袋キャンパス・タッカホール（豊島区西池袋3-24-1）
講演◆保阪正康さん（作家）「語り継ぐべき憲法の歴史的精神とは何か」他／入場無料
主催◆全国憲法研究会［代表：水島朝穂］（tel.03-3265-6361専修大学法学部・内藤光博研究室）