とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2014年09月

9月19日(金)と25日(木)、「集団的自衛権に反対する署名」への協力を呼びかける労働組合キャラバンを実施しました。両日とも3名が参加して14か所ずつ、計28か所(都立高校14、都税事務所1、区役所4、清掃関係事業所6、民間企業2、そして組合ではありませんが教会1)を訪問しました。

今回、労働組合の方と直接お話しできたのは14か所でした。都立高校では、例外なく事務室(経営企画室)の職員がていねいに取り次いでくれましたが、面会できたのは6か所に留まりました。文化祭を開催中、準備中の高校が3校あったという事情もありましたが、組織率が低下しているためか、訪問時に手の空いている教員が見つからないケースが目立ちました。

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ある高校の校舎の壁面に、大きく『規範意識向上推進モデル校』と表示されていました。いったい何のことかと思ってその学校のホームページを見ると、以下のように書かれていました(ここまで空疎な文章も珍しいと思います)。

今年度○○高校は東京都教育委員会より次の3つの推進校の指定を受けました。
・部活動推進指定校
・オリンピック教育推進校
・規範意識向上推進先行実施校
『チャレンジ○○髙』をメインテーマに「生徒がいきいきと学び、心身逞しく成長して進路実現できる学校」「地域から評価され好感を持たれる学校」を目指して全力で頑張ります。

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また、都教委のホームページに掲載されている『都立高改革推進計画・第一次実施計画』(2012年度からの10か年計画)の中に、次のような記述がありました。

都立高校生が社会的に自立するための資質・能力や規範意識を醸成するための統一的な生活指導に関する基準、「生活指導統一基準(都立高校生ルール(仮称))」を作成するとともに、このような基準による指導を行う規範意識向上推進モデル校を指定し、その実践報告をまとめ、全ての都立高校への普及啓発を図ります。

要するに、何事にも従順な人間を育てようということでしょうか。

9月の労働組合キャラバンは今年で8回目で、今回は2か所の民間企業を初めて訪問してみました。今後も活動を続け、地域の労働組合の皆さんとの関係を深めていきたいと思います。(東京北部連絡会 G)












9月22日夜、池袋の東京芸術劇場5階で、「Stop安倍の暴走、つぶせ戦争・改憲、共謀罪も秘密法も盗聴法もいらない!」と、共謀罪・テロ新法の臨時国会上程に反対する総決起集会が行われ、約80名が参加した。 主催は「共謀罪新設反対 国際共同署名運動」と「破防法・組対法に反対する共同行動」。

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●主催者挨拶で足立昌勝さん(関東学院大学名誉教授)は、集会の趣旨を端的に下記のように言われた。

「昨年12月の特定秘密保護法の成立、今年7月の集団的自衛権行使容認の閣議決定で、安倍政権は戦争をする国家への転換をはかった。戦争する国には何が必要か。戦前の歴史では国家総動員法でものを言わせない社会を作り上げた。

『秘密保護』をもって行為をしばる社会は、この秘密を知ろうとする行為をまず共謀段階で処罰をすることになる。共謀している現場の声を証拠として収集するためと言って、盗聴の無制限拡大を狙っている。こういうことが法制審議会刑事特別部会・総会で決められ、答申から法案へ、来年の通常国会で成立がめざされている。

現行の盗聴法は暴力団の組織的犯罪を弾圧するための盗聴という『制約』があったが、今度の盗聴法は組織性が薄められ、一般犯罪にまで広げられた。さらに、警察官の主観的判断で共謀を認定して盗聴をできるとなっている。こういうことが秘密保護法下の治安弾圧強化として進められている。私たちはこの国家のありかたを決定できる主権者なのだ。だから、大いなる闘いをして頑張っていこう」と。

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●多くの連帯挨拶が続いた。

「マイナンバー法稼働に反対する」 白石孝さん(反住基ネット連絡会)
「秘密保護法との闘い」 新聞労連委員長 新崎さん(共同通信)
「安倍の教育支配にこうして」 見城さん(都教委包囲ネット)
「沖縄を再び戦場にするな」 中村さん(辺野古実)
「国鉄1047名の解雇撤回・JRの外注化阻止」 中村さん(動労千葉)
等々から、安倍政権の下で進む、改憲と戦争政策についての現場からの提起・報告がなされた。

●基調報告は石橋新一さん(破防法・組対法に反対する共同行動事務局)

石橋さんは「安倍政権は昨年12月10日、『世界一安全な日本創造戦略』を策定し、2020年東京オリンピックに向けた治安7ケ年行動を打ち上げた」と切り出して、治安弾圧政策全体が集団的自衛権行使容認とオリンピックという観点から進行していくことをとらえなければならないことを指摘した。

その上で、その具体的内容として、▲テロ・組織犯罪対策のエスカレート、▲カマ首をもたげ機会を狙う共謀罪、▲テロリスト指定・資産凍結法、▲盗聴法・CIA型捜査手法導入、等々について提起し、「これらが臨時国会、通常国会に出される、濁流が渦巻く中、全力で今秋~来春を闘おう」と訴えた。

治安弾圧法のすごい内容などを具体的に紹介できないのが残念だが、安倍政権は「対テロ」を口実に治安維持法以上の超ド級の弾圧法を制定しようとしている。戦争反対の声、闘いを弾圧するものであり、絶対反対!を訴えていこう。(T)

      9/25付東京新聞

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集会の中程で、スイング・マサさんの迫力あるサックス演奏が30分あった。マサさんはその業界では有名な人で、福島原発反対の行動にも参加している。獄中者の支援で拘置所の前で演奏したりする行動を行っている人。

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「川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!9.23さようなら原発全国大集会」が、東京・亀戸中央公園で開催された。主催は大江健三郎さんや落合恵子さんらが呼びかける「さようなら原発一千万署名市民の会」。代々木公園から会場が急きょ変更されたが、1万6000人が集まり、再稼働を進める安倍政権への怒りが示された。

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集会は「エセタイマーズ」のライブ&トークから始まった。「国道6号線の開通で行ってきた。道路から肉眼でフクイチが見える。しかしそこは15マイクロシーベルト。とんでもないと思った」と語り、忌野清志郎などを歌った。

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呼びかけ人からは、鎌田慧さん、澤地久枝さん、大江さん、落合さんが発言した。大江さんは、自分のようなペシミスト(悲観論者)であっても、闘えば勝てると感じていると話した。落合さんは、川内原発の再稼働を絶対に阻止し、安倍政権に痛打をあびせようと訴えた。

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福島から橋本あきさんがアピール、韓国や台湾からも若者が参加しアピールがあった。

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第五福竜丸元乗組員の大石又七さんも参加して、「核兵器の放射能も原発の放射能も同じだ。絶対なくさなければいけない」と訴えた。反原発・かごしまネット代表の向原祥隆さんも遠方から駆けつけ、地元の闘いを力強く報告。「政府に逆らう県民の力を見せつけたい。9.28現地大集会に集まってほしい」と呼びかけた。
強い日差しの中だったが、集会への集中性がいつになく高いと感じた。

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作家の広瀬隆さんは、「火力に費用がかかると言っているが、火力を使って原発を冷やしているという事実も伝えていかなくてはならない」、「安倍政権はかなり追いつめられている。この闘いは勝てる。再稼働策動を一つ一つ阻止していこう」と訴えた。


集会後、呼びかけ人が先頭に立ってデモに出発。市民運動団体、労働組合のノボリ旗やプラカードが賑やかだった。最後のNAZENのデモ隊が公園を出るまで約3時間という大規模なデモになった。

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NAZENの隊列が亀戸駅前を通過した頃には、もう日が暮れかかっていた。

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デモ隊はここからさらにJR一駅分歩き、錦糸町駅近くで解散。すでに、もう真っ暗でした。お疲れさま~ (SK)











9月20日の名護市辺野古浜での県民集会に連帯・呼応して、東京でも「辺野古に基地を造らせない!東京から声をあげよう」と同時刻に渋谷・宮下公園で抗議集会&デモがありました。東京沖縄県人会の川平名誉会長や沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、平和フォーラムらが呼びかけ、約650人が参加。百万人署名運動も駆けつけました。

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午後2時30分から始まった集会では、呼びかけ団体からの発言が続き、沖縄の新基地建設阻止のたたかいと集団的自衛権容認の閣議決定撤回のたたかいは一つだと訴えられていました。
また、辺野古へ行ってきた人たちから現地の様子が報告されました。海上保安庁がカヌー隊を暴力的に拘束・排除していることへの抗議が続きました。自ら海保に首を絞められたという青年は、海上保安庁の暴挙を絶対許さない、辺野古に新基地を造らせないために先頭で闘うと力強く決意を述べました。

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集会では、辺野古浜集会現場から電話メッセージがあり「7000人くらい参加しているのではないか」と。大集会になっている様子で勇気づけられました。
東京での闘いが問われている。がんばろう!と最後に「団結してガンバロウ!」

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沖縄県人会関係の方でしょうか。デモで踊る練習をしていました。

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いよいよ、デモに出発です。

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土曜日の午後で、渋谷の街は若い人たちでいっぱいで、大注目でした。
「沖縄に基地はいらない!」「辺野古に新基地を造るな!」「埋め立てを中止しろ!」
「ジュゴンと珊瑚を殺すな!」と、訴えながら歩きました。

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辺野古浜での9.20県民集会には、8.23県民集会(米軍基地ゲート前)を大きく上回る5500人が集まったとのことでした。百万人署名運動沖縄の会の仲間から写真が届きました。

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左側の赤いTシャツを着た人は沖縄の会共同代表の宮城盛光さん。宮城さんはこの9月の北中城村議選でみごと8期目の当選を果たされました。

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2014年9月11日。2011年9月11日に経産省前テントが建てられて3年が経ち、この日「テントひろば」は4年目に入った。いま、国・経産省から、「テントが建っているところは経産省・国の敷地だから、テントを撤去せよ、損害賠償を支払え」と裁判に訴えられているが、テントひろばは健在である。

この3年間、テントひろばに集う多くの人たちは反原発の砦としてテントを守ってきた。毎週の首相官邸前・金曜行動の時は、“さあ行くぞ”、“来週も頑張ろうね”を確認する場として、情報の発信源として、福島と結ぶ場として。また、夜は泊まり込み、昼は座り込み、日夜テントを守ってここまで来た。

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9月11日は、3周年を記念して、また、再稼働阻止の大行動として、経産省を包囲行動が闘われた。心配された雨も降らず、約800人の人が集まり、20時の経産省を包囲する怒りヒューマンチェーンも成功させた。

テントとしてはこれから、9.27~28の川内原発再稼働阻止現地闘争への結集、10.14脱原発テント裁判第8回口頭弁論に向かう。皆さん、ご参集あれ。(T)


■9.11行動は下記の通り行われた。
16時~17時     経産省本館前及び別館前アピール行動、経産省申し入れ行動
17時~18時     記者会見(テントひろば)
18時~19時30分  経産省前集会
19時30分~20時  経産省包囲 怒りのヒューマンチェーン

●経産省前でつぎつぎと抗議の発言

16時前にはテントひろばに参加者が集まりだし、16時から経産省前で抗議行動が始まった。

★まず淵上さん(テントの代表格)が力強く発言した。

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「私たちはなぜここで頑張っているか」と言って、テントを建てて今日に至るまでのことを話した。そして、「3年たつのに福島の困難はなにひとつ解決されていない。8月24日に公表された福島県民健康調査・検討委員会の<甲状腺検査評価>では、甲状腺癌とその疑いのある子どもが104名にもなった。

福島はありとあらゆる困難に直面し、むしろより深刻になっているのに、なんの解決もされないままに、政府・原子力規制庁は9月10日に新基準に基づいて川内原発の再稼働を合格させた。こんなこと許されない。原発をやめると言えば、私たちはすぐにもここから立ち退く、そうしないならテントで闘い続ける。」

★亀屋さん(双葉町から東京への避難者)も怒りの発言。

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「原発事故の帰還困難地域に放射性物質の中間貯蔵施設をつくることを県は受け入れましたが、私たち地権者にはなんの話もないままだった。私は売らないと言ったら、30年間貸してくださいと。30年経ったら土地を更地にしてお返ししますと言う。

私が、中間ではなく最終でしょ。中間と言うなら、その後どこにもって行くんですかと聞いたら、まだ決まってませんとのこと。30年後に私は死んでいます。あんたたちだって役所にいないでしょ。答えてください。私はふるさとに帰りたい。帰れないけど帰りたい。その気持ちわかりますか!」

★浪江町から『希望の牧場』の吉沢さんも駆けつけ訴えた。

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「浪江町はもっともひどくやられた地域で除染なんかしたって二度と帰れない。子どもたちは絶対に帰ってこれない。そういう町です。除染作業はむなしい。限りがみえる。そんな子としたって元の町には戻らないだろう。大勢の避難者は仮設で過酷な扱いを受けている。まともな賠償も受けられない。帰るところもない。年寄りはどんどん仮設で命を落としていくだろう。棄民です。

私たち10軒の農家は650頭の牛たちを守りながらがんばっている。生き残った牛たちを殺処分するな。この牛たちは福島原発事故の生きた証人として放射能の影響をどうあらわれるかを見事に証明します。6月20日、農水省に黒毛和牛の全身に見たこともない白い斑点があらわれた牛一頭を連れてきて、大騒ぎになった。その因果関係を認めようとしない。

原発の時代を乗り越える壮大な連帯運動を、深い連帯闘争こそ今こそ必要なんだと僕は思います。町はもう元に戻らない。でも僕はいまそこに住んでいる。被爆している。でもこの場所から問い続け、闘い続けていきます。」

●テント前での記者会見

記者会見には、鎌田慧さん、落合恵子さん、山崎久隆さんら、また、福島から武藤類子さん、黒田節子さんらも参加した。

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                    (撮影むきんぼ)

●記者会見の後、再び経産省まで抗議行動

制服向上委員会のメンバーも歌を披露

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●その後、経産省を取り囲むヒューマンチェーンを2回おこなった。

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                     (撮影むきんぽ)











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