とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2014年08月

8月25日、小野寺五典防衛大臣が佐賀県庁にやってきました。戦争の道具であるオスプレイなどを配備させるため、古川県知事を訪問しました。事前にそのことを知り、抗議の声を上げようとNAZEN福岡、百万・福岡も駆けつけました。

原発とオスプレイはつながっています。佐賀と福岡もつながっています。行ける人は行き、声を上げるくらいしなきゃ、まじやばい。そういう現状があります。

県庁前には早朝から佐賀の市民団体や労働組合、100人以上が集まりました。福岡や長崎からも結集しました。そうです、佐賀だけの問題じゃない!
思いを込めて「オスプレイはいらない」とコール!!!

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集団的自衛権行使容認の閣議決定が7月1日にありましたが、これはとんでもないことです。政治はガンガン「積極的平和主義」という名の侵略戦争へと突き進もうとしています。「日本版海兵隊」とか「殴り込み部隊」といわれる佐世保の「水陸機動団」の移動にオスプレイが必要で、その場所として佐賀空港が適しているといいます。

ところで「水陸起動団」がどういう部隊かみなさんご存じでしょうか?「列島有事」に備えて積極的平和主義の名の下、昨年12月に策定の「防衛計画の大綱」で打ち出されています。ググッて(検索して)みてください。

いま、沖縄では辺野古新基地建設がむちゃくちゃなやり方で進められています。佐賀空港の軍事基地化で沖縄の負担を減らすなんて嘘八百だれが信じますか?佐賀にも沖縄にもグアムにもオスプレイはいらない。基地はいらない。

小野寺防衛大臣、来たーーーーー!!!

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「帰れ!」「帰れ!」「帰れ!」とコールしながら詰め寄る人の波に県庁前は騒然!
百万人署名運動・福岡県連絡会の吉田事務局長ももみくちゃに!!

毎日新聞8月25日夕刊記事・写真

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示し合わせたわけでもないのに、すごい息ピッタリ。
怒りがすごい。

「オスプレイはいらない」「佐賀空港にオスプレイはいらない」
「世界のどこにもオスプレイはいらない」「世界のどこにも基地はいらない」
「戦争いやだ」「戦争する国絶対反対」

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私たちのコール、「声」は武田防衛副大臣が来た時と同様に知事室まで聞こえていました。(TV番組を観て確認)

人の命を金に変え、ぼろもうけしたい安倍政権の野望を打ち砕こう!オスプレイ配備させるか!いまこそ佐賀のみんなと力を合わせて、沖縄と連帯し、九州、全国の闘うみんなと知恵を出し合い、手と手を取り合い、元凶のアベぶっ倒しましょう!!!(福岡県連絡会 T)


●8月25日付毎日新聞

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8月23日午後、神奈川県大和市で、米軍機の飛行差し止め・オスプレイの飛来阻止を求め、集会とデモが行われました。厚木基地爆音防止期成同盟、第四次厚木爆音訴訟団、神奈川平和運動センター、基地撤去をめざす県央共闘会議の4団体の主催で、約300人が参加し、やまと公園から相模大塚駅までデモをしました。労働組合も多く参加していました。

5月21日の第四次厚木爆音訴訟の第一審判決で横浜地裁は、自衛隊の夜間飛行差し止めと損害賠償は認めましたが、米軍機の飛行差し止めは認めませんでした。集会では、控訴審では裁判闘争と一体で大衆行動を強めようと確認しました。

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また、同時刻に沖縄辺野古で行われていた抗議闘争に連帯して、「辺野古の新基地建設強行に抗議し、阻止していくことにつながる運動を、わたしたちも取り組んでいこう。」という緊急アピールを参加者一同で採択しました。

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厚木基地には、7月15日・18日に続き、8月18日にも米海兵隊のオスプレイが飛来(4機)。ここから陸上自衛隊の東富士演習場や北富士演習場での離着陸訓練に向かいました。これに抗議し、デモ途中、米軍厚木基地ゲート前で、「オスプレイの飛行を直ちにやめろ!」と、危険なオスプレイの飛来・訓練の中止を求めました。

集会での発言では、みんな、集団的自衛権の閣議決定を強行した安倍への怒りいっぱいでした。
安倍打倒の闘いを強めよう!(神奈川県湘北連絡会 N)


●8月19日付東京新聞

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8月23日、辺野古沖での海底ボーリング調査の中止を求めて、米軍基地キャンプシュワブの第1ゲート前で大規模な抗議集会が行われた。1週間ほど前に呼びかけられたにもかかわらず、沖縄各地から3600名が参加した。

    8/24付琉球新報1面写真より

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「着工後」最大規模の集会となり、暴力的なボーリング調査への怒り、大自然の海を埋め立ててしまうことへの怒り、そして、安倍政権の新基地攻撃を何としても打ち砕こうという強い意志を示した。

百万人署名運動沖縄の会も崎浜代表をはじめ、多くの会員が参加した。(メールで写真が送られてきました)

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この沖縄・辺野古での抗議行動に連帯して、同時刻に東京・首相官邸前での抗議行動が闘われた。沖縄一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけ約500人が参加、百万人署名運動もかけつけた。

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辺野古現地へ行ってきた人たちからは、「抗議のカヌー隊の人たちに対し、海上保安庁が前面に出て弾圧している。10年前とはまったく違い、首を絞めるなどひどい暴力を振るっている」という訴えがあった。

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辺野古沖の海には沖縄防衛局の警戒船や海上保安庁の巡視船が何10隻も配置され、その内側で海上保安庁のゴムボートが抗議のカヌー隊を追い回しているという状況だ。

この光景について、ゲート前からの電話アピールで反戦地主の崎原盛秀さんは「集会で、戦時中の艦砲射撃のことを思い出すと怒りを述べていた人がいた」と言っていた。電話の向こうからは、「ボーリング調査をやめろ!埋め立てはんたい!基地ぜったい反対!」と大きなコールがくりかえされていた。そして、崎原さんは最後に「沖縄は勝つ。これが安倍政権の崩壊の一歩になるだろう。共に闘ってください!」と強く訴えた。

首相官邸前でも、これに呼応して、「首相は沖縄の声を聞け!聞いて基地建設をやめろ!」とシュプレヒコールをくりかえした。(S)

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8月17日、『改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!大集会』が開催されました。昨年まで定員500名余の中野ゼロ小ホールで行われていた『8.15労働者・市民のつどい』から発展した催しでしたが、定員約2000名の日比谷公会堂がほぼ満杯となり、文字どおりの「大集会」となりました。

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集会は、小樽商大教授の荻野富士夫さんと韓国民主労総のチョ・ヨンナンさんの講演、『つどい』のときから呼び物となっている松元ヒロさんのコント、代表呼びかけ人や各地で労働運動・学生運動を闘っている方々の発言など盛りだくさんの内容で、会場には終始「安倍倒せ」の熱気が渦巻いていました。

   荻野富士夫さん

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   左側がチョ・ヨンナンさん

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   松元ヒロさん

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この日会場がいちばん沸いたのは、安倍首相が出席していた長崎市の8.9平和祈念式典で、7.1閣議決定を「暴挙」であると弾劾した城臺美彌子さんが登壇されたときでした。城臺さんは、万雷の拍手に「ちょっと面食らっています」と述べられた後、あの発言に至った経緯やそこに込めた思いを説明され、さらに時間の制約のため原稿から削らざるを得なかった部分を紹介されて、最後に「『一人一人は微力だが無力ではない』という長崎の高校生たちの言葉を信じてこれからも頑張っていきたい」との決意を披歴されました。

   城臺美彌子さん

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私にとっていちばん印象深かったのは、この日の最年少の登壇者、福島の女子高校生の「朗読」でした。原発事故のため住み慣れた故郷を離れ、今は山形県で高校生活を送っている彼女は、『標的の村』を見たことから語り始め、自分が何も知らなかったこと、3.11の後もしばらくは目をそらしていたことを打ち明け、しかし今は将来の子どもたちのためにも後悔しない生き方をしようと考えていることを、確固とした口調で話してくれました。

もちろん、年配の方々も負けてはいません。百万人署名運動の事務局長、西川重則さんはこの日の登壇者の中でおそらく最年長でしたが、憲法を無視した安倍政権の動向を厳しく批判し、今、憲法尊重擁護義務を課されている公務員、中でも地方公務員の責任と役割がきわめて重大であることを力強く指摘されました。

   西川重則さん

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集会は、7.1閣議決定の即時撤回と安倍政権打倒を呼びかける『日比谷宣言』を参加者の拍手で採択して閉会しました。質(発言内容の素晴らしさ)・量(多くの参加者)ともに充実し、私たちに大きな勇気を与えてくれた集会だったと思います。(G)


2014年8月・日比谷宣言(骨子)

 私たちは、「7月1日閣議決定」の即時撤回と安倍政権打倒に立ち上がることを、全国・全世界に呼びかける。

 人々の命と生活が、国家を守ることと一体であるかのような欺瞞は許されない。国家も軍隊も労働者人民を守ることなど断じてない。

 戦争を阻止する道は、国境を越えた世界の人々の連帯と団結にある。幾多の戦争の経験を、今度こそ社会を変革する力に変える時だ。各国人民が「自衛戦争」に走る政府を打倒しよう。

 安倍政権を倒し、戦争を阻止するもう一つの力は労働運動だ。戦争国家への転換は、労働者人民の諸権利を破壊することと一体で進む。労働運動の再建で反撃しよう。

 原発再稼動絶対反対、全原発廃炉。辺野古新基地建設とオスプレイの佐賀空港配備を許さない。

 私たちは「改憲・戦争・原発・貧困許さない大行動」を立ち上げる。労働者人民の団結で、人類の新たな歴史を切り開こう。

















2014年8月15日午前、平和遺族会全国連絡会の8.15集会に参加するため、9時20分ごろ地下鉄九段下駅を下車した。会場の日本基督教団九段教会までは、靖国神社の大鳥居前を通って歩いて5分くらい。しかし、その間の光景は私にはとても「異様」だった。

この道で、さまざまなチラシを受け取った。
「安倍総理、靖国神社参拝を継続して下さい!」「『靖国神社』は国の心」と書かれた<英霊にこたえる会>のチラシと、櫻井よしこ氏の講演内容が載った同会の「たより」。
「憲法改正の国民的論議を!」という見出しの<日本会議>のチラシ。

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さらに、
「『南京大虐殺』はなかった!」という<幸福実現党>のマンガリーフ。
「すべての拉致被害者を救出するまで全力を尽くします!」という<特定失踪者問題調査会>チラシ。
「70年前の戦争は、日本の自衛の戦いで『大東亜戦争』といいます」と書かれた<新しい歴史教科書をつくる会>のチラシ。
「私たちは世界の平和のため集団的自衛権に賛成です」という見出しの<オンナが支える日本の会>のチラシ
「自治基本条例を断固、粉砕、撤廃へ追い込もう!」と書かれた<自治基本条例に反対する市民の会>のチラシ
「国民みんなが領土を守る意識を持ちましょう!」と書かれた<県土・領土を守る会>のチラシ
「中共の臓器狩り停止にご協力下さい!」という<NPO法人日本法輪大法学会>のチラシ。
「朝日新聞不買運動」「籾井会長に期待!」と書かれた<頑張れ日本!全国行動委員会>のチラシ。
「朝鮮人碑を完全撤去を求めます!」という<群馬の森の朝鮮人碑の撤去を求める県民の会>のチラシ、等々

次々と手渡されるチラシの見出しに、気分が悪くなりながら靖国神社の大鳥居の前に出たら、この光景。

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この4~5分間で、靖国の思想なるものを全身で浴びたような思いだった。


西川重則さんらは戦没者遺族の立場から、この靖国の思想と対決して「平和遺族会全国連絡会」を立ち上げられた(1986年7月7日)。以来、毎年敗戦の日に8.15集会を開いている。立ち上げからもうすぐ30年が経とうとしているが、今年は集団的自衛権容認の閣議決定直後の8.15集会であり、会場を埋め尽くす人々が参加した。

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この日は、代表の西川重則さんの講演が行われた。演題は「アジアは日本の侵略・加害の事実を忘れない~安倍政権と私たちの課題」。

西川さんは約1時間半、静かに、しかし断乎として、「戦争ではなく平和の道を進もう」と話された。西川さんは最愛のお兄さんをビルマでの戦病死で失い、「どうして兄がこんな形で若い命を奪われなくてはならなかったのか!」と、怒りを持って歴史を勉強されてきた。歴史の事実を共有しなければならないと、この日も、「対華21ヶ条の要求」、「満州事変」、「支那事変」、「重慶大爆撃」、その他の歴史の出来事についてその内容に触れながら、日本の侵略・加害の事実を明らかにした。また、今問題になっている領土問題についても、戦争との関係として論じられた。

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また、西川さんは、歴史の節々における昭和天皇の戦争責任を曖昧にせず、「兄を殺したのは天皇だ」と弾劾。そして、「『憲法の前文』には天皇という言葉は一切出てこない。主権在民だ」と指摘して、「象徴でしかない」とされた天皇を「元首」にとする動きはとんでもないこと、前文に基づいて書かれた個の尊厳、信教の自由等、現憲法を学習・習熟して、自民党案を徹底的に批判しなくてはならないと訴えた。

特に、国会議員やすべての公務員の憲法尊重擁護の義務(99条)について強調された。「これはすべての公務員が憲法に書かれている内容に習熟する義務があるというものだ」と指摘し、「いま、安倍内閣はじめ、国会としても、地方自治体としても、歴史認識が問われている。とりわけ地方自治の本旨(92条)が問われている」と訴えた。

最後に、私たちの課題として、戦争絶対反対!とは世界の平和を創り出すためではないか、では平和とは何か?と問い、「ある平和学の学者が<平和とは共に生きること>と書かれたが、私はそれに足して、加害の立場の人と、被害の立場の人が一緒になって共に生きるために努力することだと思う」と述べられ、そうやって、社会、世界をつくっていくことが、平和を創り出すことだと考えていると締めくくられた。(S)










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