とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2014年06月

6月29日に、集団的自衛権絶対反対!閣議決定阻止!の署名街宣を行いました。
署名に応じてくれた方たちは積極的に自分から話をしてくださいます。
すぐに署名してくださったお一人は、「もう署名じゃ遅いんじゃないかしら。なんとかしなくちゃ。」と危機感をあらわにされました。

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また、印象的だったのは、「おじいさんは戦争に行った世代で、おじいさんの長兄は戦争で海の藻屑となり、遺骨も帰ってきてない。そして父は自衛官」という女性のお話です。
「国を守りたい、という人たちの思いもわかる。そこはあなた(私たち署名を集めている者)たちとは違うかもしれないけど、でもやっぱり戦争はダメ」と。

ちょうど、たくさんの海上自衛隊の青年たちが街を歩いていました。呉か江田島から休日を使って広島市内に遊びに来ている「新兵」たちです。
声をかけるタイミングがつかめなく残念だったのですが、上記の女性は、「彼らこそ現場に行かされるんだから。是非話を聞いてあげて。」と言って、自衛隊家族としての率直な思いを語ってくださいました。

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広島でも、いろんな団体が集団的自衛権反対の街頭活動を展開しています。
全国各地のこうした声で、閣議決定を何としても阻止しましょう!(広島県連絡会 谷口恭子)











6月27日(金)朝、首相官邸前に続々と抗議の人々が集まりました。「戦争をさせない1000人委員会」と「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」の呼びかけで、約600人が参加、午前9時20分頃から約1時間、「安倍首相は閣議決定をするな!」と抗議・要請しました。

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閣議決定で「戦争する国」にするな!
与党協議で勝手に決めるな!

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プラカードやノボリ旗で抗議表明。

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「教え子を再び戦場へ送るな!」のノボリ旗も!長野県教職員組合の旗でした。
連合日教組の下で、学校現場でこの立場を貫くことはとても大変なことだと思います。でも、国が「再び、戦争」へと舵を切りつつあるいま、組合の団結を強め、安倍の教育破壊・労働破壊に全力で立ち向かってほしいです。

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神本議員(民主党)、福島議員(社民党)、紙議員(共産党)ら国会議員もアピールにかつけました。
「戦争をさせない1000人委員会」事務局長代行の清水雅彦さん(日本体育大学教授)も駆けつけてアピール。「いま、全国各地で、集団的自衛権反対の声を大きく挙げていくことが大事だ」と訴えました。

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元自衛官の発言もありました。首相官邸に向かい、「集団的自衛権行使は、戦争をすることであり、人殺しをすることだ」、「海外で活動するNGOも攻撃されることになる。そうしたリスクも含め明らかにすべきだ!」と弾劾しました。

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抗議行動の最後に、7月1日(火)の午後5時30分から臨時閣議が行われ、そこで集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われるとの情報が入ってきました。
主催者から、ただちに連日の抗議行動が呼びかけられました。

労働者市民を見くびった傲慢な政治を強行する安倍内閣に、断乎NO!をたたきつけよう。
6/30(月)、7/1(火)、首相官邸前へ集まりましょう! (S)


<今後の官邸前抗議行動の予定>

●6月30日(月)
午後6時30分~7時30分(「解釈で憲法9条を壊すな!実行委」主催)
午後7時30分~   (「戦争をさせない1000人委員会」主催)

●7月1日(火)
午前9時30分~10時30分(「9条を壊すな!実行委」と「1000人委員会」と共同行動)
午後5時~6時30分(「9条を壊すな!実行委」と「1000人委員会」と共同行動)



















6月25日、東京地裁で、三里塚の農地裁判がありました。国・千葉県と成田空港会社による市東孝雄さんの農地取り上げを許さない裁判です。

1966年7月、国策としての成田空港建設は、地元農民の意向を全く聞かずに閣議決定されました。三里塚地域の農民たちは営農を続けたいと反対、しかし、国はこれを無視して、買収工作で農民を分断、最後まで反対を貫く農民たちへ暴力的な農地取り上げ(強制代執行)を強行しました。全国から支援がたくさん駆けつけ大闘争となりました。

空港敷地予定地で、最後まで反対を貫いて農地を守り抜いた市東東市さん。現在、その息子さんの孝雄さんが東市さんの遺志を引き継いで暫定開港された成田空港のすぐ横で農業を続けています。

市東さんを含む三里塚芝山連合空港反対同盟は、農民を生きられなくするTPPに反対し、戦時に軍事空港として使われる成田空港に反対して、今もなお反戦運動の先頭に立ち続けています。

空港の完成、さらに拡張を狙う成田空港会社は、この市東さんを追い出そうと、卑劣にも偽造文書をつくって農地を明け渡せと言ってきました。農民を守るための農地法を悪用したデタラメなやり方です。

こんなことは許さない!と、市東さんが千葉県と成田空港会社を訴えました。千葉地裁では不当判決、市東さんは直ちに控訴。他の案件でも千葉地裁で裁判が闘われており、反対同盟は千葉~東京にまたがって「農地死守」の控訴審闘争を果敢に闘い抜いています。

裁判の前に、昼休みの霞ヶ関官庁街を170名ほどでデモ行進。
左から二人目が市東孝雄さん。

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空港反対同盟事務局長の北原鉱治さん、90才を越えたとは思えないお元気な姿でした。

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動労千葉、動労水戸などの労組、支援も各地から参加していました。

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裁判の前に、東京高裁担当の貝阿彌(かいあみ)裁判官宛に「農地取り上げに反対する署名」の2回目の提出を行いました。
提出に向かう反対同盟。

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署名は、総計で1万3154筆となりました。

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裁判は、午後3時から約1時間、東京高裁102号法廷(100人傍聴)を満席にして行われました。
控訴審第1回目の裁判で提出された200頁近い「控訴理由書」に対し、成田空港会社・千葉県らの答弁書は10数枚のペラペラのもので、中身も具体的な反論は全くなされていない代物だったそうで、まず、「こんなものは認められない!」という弁護団の抗議から始まりました。

これに対し、「まあ、これでいいと言っているのだから、それも一つの主張ということでいいじゃないですか」と、千葉県らを露骨に擁護して先に進めようとする貝阿彌裁判長の対応を見てびっくりしました。千葉県ら側の代理人(5人くらい)は全く言葉を発せず、ただ座っているだけでした。

弁護団は、「新たな事実も述べて不当性を訴えているのに、これらに一切触れない答弁書はおかしい。裁判所はそうしたものを認めるべきではない」と追及しました。

不真面目な対応でやり過ごそうとしていた貝阿彌裁判長も、果敢に批判する弁護団と100人の傍聴人を前に、千葉県ら側に、形式的でしたが要求的なことを言わざるを得ませんでした。

法廷は、その後、前回残っていた控訴理由書の要旨の陳述に入りました。
市東家が長年耕してきた農地を、地主が市東東市さんに内緒で空港公団に売っていた、それが15年後になって明らかにされ「明け渡せ」と言ってきているわけですが、これらについて、いくつか、重要な指摘がされていました。
最後に、次回の裁判は、10月8日(水)の午後3時からと確認されました。

裁判の後、近くの会場で報告会が行われました。

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市東孝雄さんは、この日の裁判闘争の勝利性を確認しながら、「自分が、あそこで、どう生きて、農業をやっていけるかということだ」と決意を語りました。

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1952年に施行された農地法には、第一条に、「この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当であると認めて、耕作者の農地の取得を促進し、及びその権利を保護し、並びに土地の農業上の効率的な利用を図るためその利用関係を調整し、もつて耕作者の地位の安定と農業生産力の増進とを図ることを目的とする。」と書かれていました。「耕す者に権利あり」です。
2009年に改悪されるのですが、農地を耕している人の権利は守られなければなりません。

市東孝雄さんの闘いは、農民のみならず、安倍政権の新自由主義国策と闘う多くの労働者・市民にとっても共通の課題だと思います。連帯し、「農地取り上げ反対署名」に取り組みましょう。(S)

●農地取り上げ反対署用紙は下記からダウンロードして下さい。

http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/documents/shomei2.pdf

●三里塚芝山連合空港反対同盟ホームページ

http://www.sanrizuka-doumei.jp/home/index.html

●市東さんの農地取り上げに反対する会のホームページ

http://www.shitou-nouchi02.net/














6月20日、原爆ドーム前で、集団的自衛権の行使容認・9条の解釈変更に反対する集会とデモが行われ、約550人が集まりました。「秘密法廃止!広島ネットワーク」と「県9条の会ネットワーク」の共催です。

百万人署名運動・広島県連絡会も幟を持って参加し、「集団的自衛権反対ニュース2号」を参加者の多くに手渡しました。

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デモは4梯団あり、私たちが参加した所には、高校生たちが嬉しそうに飛び入り参加してきて、みんな拍手で迎え入れます。高校生たちは、みんなして「安倍ふざけんな!」って、安倍に対する怒りを声に出してました。

デモの途中、マイクの調子が悪く、しばらくデモコールがない状態が続いたのですが、参加者はみんな、「声だしてくれ~!」「意気があがんないよ~!」と、本当に怒りの声を挙げたいんだという思いが伝わってきました。

ようやくマイクが直ったら、コールにあわせて手をあげる人、プラカードを高々と掲げて歩く人、一人ひとりが、「戦争をする国になってはいけない」と真剣でした。

この日、安倍自民党は、集団的自衛権の行使にとどまらず、集団安全保障(国連軍・多国籍軍などの軍事行動に参加する)の際にも自衛隊が武力行使をできるようにしたいと言い出しました。

とんでもないこと!絶対に許せません。何としても阻止しましょう!(広島県連絡会 谷口恭子)















昨日の17日(火)は、朝8時から約1時間、首相官邸前での抗議行動に参加しました。この日は朝から閣僚会議が行われることになっており、「閣議決定するな!」の声は安倍首相らに聞こえているはずです。でも国民の声には聴く耳を持たないと暴走している閣僚たちには、ただの音としてしか感じられないかもしれません。

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「戦争をさせない1000人委員会」が呼びかけたもので、約200人くらいの人が参加しました。アピール活動とシュプレヒコールで、集団的自衛権の行使容認反対!解釈改憲で憲法を壊すな!戦争する国にするな!と訴えました。

    正面右側の低い建物が首相官邸です。
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   労組関係の人が多く参加していました。
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   市民運動の人たちも参加、私たちもノボリ旗を掲げて抗議の声を上げました。
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 また、ちょうどこの時間帯に、地下鉄の駅から官庁周辺で働く人たちがたくさん出てきていました。こういう人たちにも訴えようと、「集団的自衛権反対ニュース」ビラを地下鉄の出口で撒いてみました。予想はしていましたが、ほとんどの人が無視して通り過ぎていきました。それでもめげずに「おはようございます!」と声をかけて撒き続けていると、ポツン、ポツンと受け取っていく人がいました。(S)

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