とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2014年02月

2月9日、無実でありながら未だ徳島刑務所に囚われている星野文昭さん(67才)の再審開始を求め、渋谷で集会とデモが行われました。全国労組交流センターと星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の共催で呼びかけられ約500人が参加しました。

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星野文昭さんは、ペテン的な沖縄「返還」に抗議し、その返還協定批准を阻止するために闘われた1971年11月14日の渋谷闘争に参加しました。この闘争の中で機動隊員一人が死亡、国家権力はデモ隊のリーダーだった星野文昭さんをでっち上げ逮捕したのです。一審では、懲役20年。東京高裁はそれを破棄し、星野さんに無期懲役を言い渡しました。しかし星野さんはこの件に関して全く無実です。無実は無罪に!以来39年、星野さんは再審を要求して闘い抜いています。
一昨年第二次再審が棄却され、現在その異議審が闘われています。その弁護団長である鈴木たつお弁護士が今回の都知事選に立候補され健闘、集会にもかけつけました。

お連れ合いの星野暁子さんは獄中の文昭さんと二人三脚で星野解放を必死に訴え続けています。

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沖縄の米軍基地を撤去せよ!星野さんが40年前に闘った課題を今に引き継ぎ労働現場で闘う労組交流センターを代表して動労水戸の辻川さんがアピール。「星野さんを労働運動の力でとり戻そう!」

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再審連絡会議事務局からの基調提起の中で、星野闘争の大きな前進が報告されました。
1月18日に「いわて星野さんを救う会」が全国26番目の会として結成されたこと。昨年12月25日の「三者協議」で、裁判所が写真ネガ33枚の開示を「勧告」せざるを得なくなったこと。警察が隠し持っている証拠はすべて星野さんの無実を証明するものであり、全証拠を開示させ星野さんを一日も早く奪い返そう!と訴えられました。

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それにしても、許せないのは公安刑事たちです。マスクをつけ集会を包囲するように居並び、顔写真を撮ったり、集会の自由を侵害しています。抗議しても、ニヤニヤして居直り、憲法など関係ないという横柄な態度。

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憲法21条には、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」とあります。上記の行為は、公務員として明らかに憲法違反です。公安警察はそのことを百も承知しているからこそ、このようなあからさまな弾圧体制をとっているのは一部に対してだけで、多くは非合法に隠然とやっているのです。
けれども、自民党の憲法改正案では、この21条にもわざわざ次のような新たな内容が追加されています。
「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。」
しかし、赤字の内容は権力者の利益に委ねられてしまうわけで、上記公安警察の行動は合憲・合法とされてしまいます。戦争反対や政府の悪政に反対する人々への監視・弾圧が公然となされる暗黒の時代をくり返さないために、安倍政権の改憲を許さず、あらゆる権力弾圧に抗議していきましょう。

集会後、獄中の星野文昭さんを先頭に渋谷の街へ、デモでアピールしました。
全証拠開示を!再審開始を!

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(刑務所の)処遇改善せよ!暖房を入れろ、湯たんぽを支給しろ!

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●星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議
→ http://fhoshino.u.cnet-ta.ne.jp/










2月2日、午前10時から毎月の2の日に行われている「反基地座り込み」に参加しました。296回目です。      
1989年4月2日「F15J配備反対・人間の鎖」集会で、築城基地を2800人の「人間の鎖」で囲い込んで以来、翌6月2日から毎月2日、10時から12時までさまざまな団体・個人が集う行動です。毎月粘り強く参加を続ける福岡県連絡会共同代表のわたなべひろやす氏とともに福岡県連絡会も抗議の声を上げました。

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いつもはフリートークですが、この日は主催者あいさつのあと岩国からの連帯のあいさつがあり、それからNAZEN福岡の青年がマイクを握り、幼い頃親に連れられて1989年の人間の鎖に参加したことを話しました。そして「世界のどこにも基地はいらない。オスプレイはいらない」と発言。                

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そのあと、参加者全員がゲート前で抗議のシュプレヒコールをたたきつけました。
終わりに反戦歌を唱和していたら自衛隊員が2名出てきて、「道路に出ないでください。車が通りますから」と注意をしました。しかし、車は抗議していた2時間の間に3台ほどしか通りませんでした。運動の盛り上がりを少しでも抑えたいのでしょう。あきらかに基地前抗議行動に対するいやがらせです。「こんな反応は久し振り。」と主催者は驚き、オスプレイ訓練に反対する行動の盛り上がりを感じました。参加者50名(主催者発表)でした。

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午後は2時から「NO!オスプレイ 日米共同防災訓練抗議集会」が近くの行橋市新田原で開催され、参加しました。集会では反基地運動を闘い続ける渡辺ひろ子氏ら3名の世話人が発言し、緊急行動に駆けつけた250名(主催者発表)に「南海トラフ地震対する日米共同防災訓練となっていますが、防災に名をかりた日米共同軍事訓練です。抗議しよう。」と訴えました。

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集会後、築城基地までデモ行進し、「日米共同防災訓練 反対!」と声を上げました。(百万人署名運動・福岡県連絡会 吉田)











2月6日、「12・6を忘れない6の日」全国一斉行動が行われた。1月24日に立ち上がった「秘密法に反対する全国ネットワーク」が呼びかけたもので、東京を始め全国16都道府県で行われた。

国会前でも、「秘密保護法」廃止へ!実行委員会」主催で正午~午後1時まで集会が行われ、冷たい風の中、約300名が議員会館前にズラリと並び、秘密保護法を絶対に廃止に追い込もう、そのために廃止運動を続けようと声を挙げた。

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国会議員(赤嶺政賢さん、福島瑞穂さん)や労働組合(新聞労連など)、市民運動団体などの発言が続いた。

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「12.6秘密法国会弾圧の起訴を許さない!Aさんの即時解放を!」と訴えるアピールもあった。
詳しくは→http://himitsuhokyuen.wordpress.com/

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国会前行動の後、議員会館の中で院内集会が持たれた。
前半は、1月12~19日に衆議院から派遣された「欧米各国情報機関に対する議会監視等実情調査団」に参加した国会議員からの報告。行き先は、ドイツ・イギリス・アメリカの3国で、目的は、特定秘密保護法で行政の指定する特定秘密を監視するシステム等をつくるためとのこと。後藤祐一(民主党)議員、宮本岳志(共産党)議員のお話によれば、欧米での「監視」は、スパイ機関が暴走しないように監視しているというもので、すべての秘密指定が妥当かどうかをチェックするものではそもそもない!ということだった。

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そのあと、果たして、安倍政権が言い出した「監視機関」はチェックの役割を果たせるのか?というテーマで、田島泰彦さん(上智大教授)のお話しがあった。結論的には、難しいというもの。「『監視機関』をいかに改善・充実しても、法律の本質的な危険性に手を付けないままでは、本質的に限界がある」ということだった。

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国家安全保障会議(日本版NSC)設置法と一体で強行採決された「特定秘密保護法」、こんなデタラメな「採決=成立」など認められないし、秘密とウソと詭弁で国権を私物化せんとする安倍内閣を一刻も早く倒さねば!と思いを強くした。まずは、都知事選で断を下そう!(S)














2月2日(月)午後、3月の卒業式を前にして、都教委包囲・首都圏ネットが主催する恒例の「『日の丸・君が代』強制反対!教育の国家支配と闘おう!2.2総決起集会」が、東京しごとセンター(飯田橋)で開かれました。集会には130名が集まり、内容の濃い、意義ある集会でした。

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まず、永井栄俊さん(元都立高校教員・被処分者)が「都教委『改革』における新たな段階(教育改革の流れと問題点)」という演題で基調提起。今、都立高校で行われている教育は、都教委が生徒をターゲットとして教育内容へ介入、生徒を改造して、「戦争する国家」とその担い手をつくる教育に向かっていることを言われました。

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永井さんは具体的に、「宿泊防災訓練と自衛隊の連携問題」、「生徒指導統一基準(規律規範・道徳の徹底→生徒処分の厳罰主義)」、「学力スタンダードの導入(生徒の学力テストによる学校の評価)による差別化・分断化」、「教科書の統制(学習指導要領の改定・戦争の肯定)」などをあげました。
そしてそのことは、教員の支配・管理の徹底として行われていること、物言わぬ教員づくり、超過勤務、働く権利のはく奪として行われていることも指摘し、まさに「ブラック企業化する都教委」だと断罪しました。

次に埼玉大学准教授の高橋哲さんが「憲法『改正』と安倍政権の教育改革の流れ」という演題で講演しました。

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高橋さんは、安倍のめざす教育改革、教育再生実行会議は新自由主義にもとづく教育改革として、国民支配の国家体制=統治機構の改革と、国民支配の教育(国民の権利としての教育→国家の道具としての教育)の側面から進行していることを、レジュメと自民党の『日本国憲法改正草案』(この日「資料」として配られた)の条文にもとづいて丁寧に述べました。

教育現場からの報告では、①「日の丸・君が代」処分の徹底・強化を、田中聡史さん(特別支援学校教員・被処分者)と伏見忠さん(都立高校教員・被処分者)と福嶋常光さん(元都立高校教員・被処分者)が、②業績評価で教員管理をする職場の日常を、大嶽昇一さん(元小学校教員・業績評価裁判で勝利)が話しました。

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さらに、大阪・橋下によって「君が代」不起立処分をされた「『君が代』強制反対・大阪ネット」の4人の教員が大阪から参加し、闘いを報告。2011年に橋下知事のもとで出された「君が代」強制条例から始まり、橋下大阪市長、松井大阪府知事によって次々と出される攻撃は、安倍教育改革の先鞭をなすものであると指摘し、大阪は今「口もとチェック」と闘っている最中にあるが、運動をつくり、闘い続けることが大事だと言われました。

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教育現場以外からも闘いの報告がありました。
まず、自衛隊をウオッチして30年になるという坂本さん(練馬区平和委員会・自衛隊をウオッチする市民の会)から、「防災訓練」と称して高校生を「自衛隊体験入営」させた問題、昨年7月の田無工業高校の自衛隊朝霞駐屯地(本部は練馬区にある)宿泊訓練について、詳細な報告がありました。坂本さんは、自衛隊側と学校側のそれぞれの宿泊訓練「内容の報告」を比較して、「宿泊訓練」が、自衛隊員の「行軍訓練」「生活訓練」であったことを指摘しました。
そして、同校が年度内の2月3日から3日間、場所を江東区の運動施設に移して、自衛隊が参加した「防災訓練」をまた行うが、これには見学・取材を申し入れ許可をとったので、また報告したい、許可は私たちの普段・不断の努力によるもので、運動をしていくことです、と言われました。

また「破防法・組対法に反対する共同行動」の安藤さんは、「秘密保護法も共謀罪も盗聴法もいらない」と題してこの間の取り組みを報告。2006年ころ包囲ネットが教育基本法改悪反対で国会前で座り込みをしたとき、自分たちも「共謀罪新設反対」で座り込みをしていて、以来、エールを送り合ってきた。秘密保護法が制定され、共謀罪・盗聴法が制定強化される時代なので、憲法改悪反対でもっと共闘を強めて行こうと訴えました。

最後に、包囲ネット事務局から、10年間継続されてきた「卒業式のチラシ撒き」の提起、決議文採択などがあり、今年も力を合わせてがんばろうと確認しました。(T)












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