とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2014年02月

■3.1国際婦人デー広島行動
とき◆3月1日(土)午後1時30分~集会、4時~デモ行進
ところ◆幟会館・幟町集会所(広島市中区八丁堀3-2)
お話◆高橋恭子さん(婦民全国協福島支部長)「3.11から3年、福島の現状と訴え」
主催◆実行委員会(tel.090-6849-1193)

■福島原発事故から3年、被害者証言集会
とき◆3月1日(土)午後1時30分開会
ところ◆豊島公会堂(JR池袋駅東口5分)
証言◆強制避難や自主避難の被害者、被曝労働者など10人
ゲスト◆広瀬隆さん(作家)、李政美さん(歌手)
主催◆福島原発告訴団(tel.080-5739-7279)

■3.1ビキニデー集会
とき◆3月1日(土)午後6時30分~
ところ◆杉並産業商工会館3階ホール(杉並区阿佐谷南3-2-19、JR阿佐ヶ谷南口5分)
講演◆杉井吉彦さん(ふくしま共同診療所医師)
主催◆NAZEN東京(tel.090-6658-1544北島)

■ビキニ・デーin Hiroshima
とき◆3月2日(日)午後1時30分開会
ところ◆広島市竹屋公民館・研修室2(広島市中区宝町3-15)
話題提供◆中島健さん(反戦被爆者の会事務局長)
主催◆全国被爆者青年同盟、反戦被爆者の会(tel.070-5677-7737)

■なぜ靴投げAさんは未だに閉じ込められているのか~「秘密法弾圧」救援大集会
とき◆3月2日(日)午後6時30分開始
ところ◆日本橋公会堂・第3第4洋室(中央区日本橋蛎殻町1-31-1)
お話◆鵜飼哲さん(一橋大学教員)「秘密法・戦争・レイシズムと安倍政権」、園良太さん他
主催◆12.6秘密法国会傍聴者弾圧救援会(tel.03-3591-1301救援連絡センター)

■市東さんの農地強奪を許すな!第9回千葉県三里塚集会
とき◆3月2日(日)午後3時~
ところ◆DC会館(JR東千葉駅前)
アピール◆三里塚芝山連合空港反対同盟から
主催◆千葉県三里塚集会実行委員会(tel.043-202-7820)

■柏崎刈羽原発再稼働反対!NAZENにいがた学習会
とき◆3月2日(日)午後2時~
ところ◆ほんぽーと(新潟市立中央図書館)研修室2(新潟市中央区明石2-1-10)
提起◆福島からの避難者(元小学校教員)「福島から未来を見つめて」
主催◆NAZENにいがた(tel.080-2093-5244白石)

■第31回北海道宗教者懇談会~テーマ「憲法改正問題の現況」
とき◆3月3日(月)午後1時30分~
ところ◆真宗大谷派北海道教務所(札幌市中央区南7西7-290、市電「東本願寺前」)
講演◆西川重則さん(政教分離の会事務局長)「安倍内閣と私たちの課題~戦争のできる改憲・悪法の実態を問う」/参加費無料
主催◆日本基督教団北海教区(tel.011-781-0859)他

■秘密保護法廃止!「12・6を忘れない6の日国会行動」
とき◆3月6日(木)正午~午後1時
ところ◆衆議院第二議員会館前
発言◆国会議員、研究者、表現者、市民団体ほか
主催◆「秘密保護法」廃止へ!実行委員会(tel. 03‐5842‐2201新聞労連)

■「秘密保護法」廃止へ!院内集会Ⅲ
とき◆3月6日(木) 午後2時開始~3時30分
ところ◆衆議院第一議員会館多目的ホール
発言◆国会議員、丸山重威さん(日本ジャーナリスト会議)、山崎徹弁護士(自由法曹団 改憲阻止対策本部事務局長)、市民団体ほか
主催◆「秘密保護法」廃止へ!実行委員会(tel. 03‐5842‐2201新聞労連)

■ロックアクション<6の日全国一斉行動>連帯~特定秘密保護法断固廃止!憲法改悪断固阻止!官邸前大集会
とき◆3月6日(木) 午後6時30分~8時30分
ところ◆首相官邸前
主催◆火焔瓶テツと仲間たち

■ドキュメンタリー映画『笹の墓標』上映会
とき◆3月7日(金)~9日(日)午前10時~午後8時
ところ◆スペース・オルタ(神奈川県横浜市港北区新横浜2-8-4オルタナティブ生活館B1)
上映内容◆北海道での遺骨収集作業に携わった日本・韓国・在日コリアンの若者たちの15年の歩みを5つの章に分けて編集、1日で連続上映する/入場料:共通5プログラム券2000円(3日かけて全編観ることも可)
問合せ◆スペース・オルタ(tel.045-472-6349)

■2014年国際婦人デー行動
とき◆3月8日(土)午後1時30分開始、集会後デモ
ところ◆日比谷図書文化館・地下1Fコンベンションホール(日比谷公園内)
ゲスト◆ドイツ・ゴアレーベンからケアスティン・ルーデックさん
主催◆3・8行動実行委員会(tel.03-3845-7461)

■「夜明けを求めて」企画展示・記念講演会
とき◆3月8日(土)午後2時~
ところ◆高麗博物館(新宿区大久保1-12-1第2韓国広場ビル7階)
講師◆李潤玉(イ・ユノク)さん(詩人、韓国 現代オウリム研究所所長)「女性抗日独立運動家を語る」/参加費1000円
主催◆高麗博物館(tel.03-5272-3510)
★企画展示〈詩と画でつづる独立運動の女性たち〉2月~3月30日、高麗博物館(入館料400円、月火は休館)

■さよなら原発!3.9福岡集会
とき◆3月9日(日)午後2時~集会、3時~デモ
ところ◆須崎公園(福岡市中央区天神5-2)
主催◆さよなら原発!福岡(tel.080-6420-6211)

■さよなら原発!北九州集会
とき◆3月9日(日)午前10時~出店、午後1時~集会、3時~デモ
ところ◆三萩野公園(北九州市小倉北区三萩野3-2)
主催◆さよなら原発!北九州実行委(tel.093-391-8800)

■原発ゼロ大統一行動
とき◆3月9日(日)①午後1時~大集会(日比谷野外音楽堂)、②2時~巨大請願デモ&国会大包囲、③3時30分~国会前大集会(国会議事堂正門前)
呼びかけ◆首都圏反原発連合、さようなら原発1000万人アクション(tel.03-5289-8224)他

■連続学習会「1919年3.1運動の教訓と独立軍闘争の意義」
とき◆3月9日(日)午後2時開始
ところ◆阿佐ヶ谷会議室(杉並区阿佐ヶ谷北2-18-17)
お話◆卞 宰洙(ピョン ジェス)さん(文芸評論家)/参加費1000円
主催◆韓国・朝鮮・在日と日本の歴史と文化を知る会(tel.090-4057-4146)

■力あわせる200万群馬、さよなら原発アクション
とき◆3月9日(日)午前11時~
ところ◆高崎城址公園(高崎市役所前)
内容◆午前11時~コンサート&トーク、午後1時30分~デモ
トーク◆吉澤正巳さん(原発事故の生き証人)
主催◆原発なくてもエエジャナイカ(tel.090-2721-9597)

■3.11反原発福島行動2014
とき◆3月11日(火)午後2時開会、4時15分デモ出発
ところ◆郡山市総合体育館(福島県郡山市豊田町3-10)
アピール◆福島の農民、学生、被曝労働拒否で闘う労働組合他
主催◆3.11反原発福島行動実行委(tel.080-5228-2842椎名)

■フクシマを忘れない!さようなら原発 3.15脱原発集会
とき◆3月15日(土)午後1時~ライブ、1時30分~集会、2時30分~銀座デモ
ところ◆日比谷野外音楽堂(日比谷公園内)
主催◆「さようなら原発」一千万署名 市民の会(tel.03-5289-8224)

■「君が代」不起立は何のため?卒業式直前集会
とき◆3月15日(土)午後6時~
ところ◆東京しごとセンター5階セミナー室(JR飯田橋東口5分)
対談◆田中聡史さん(不起立教員)、安田浩一さん(ジャーナリスト)
主催◆河原井・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会(tel.090-3543-8743)

■3.16春闘大行動
とき◆3月16(日)午後1時~集会、集会後デモ
ところ◆代々木公園ケヤキ並木広場(NHK横)
主催◆3.16春闘大行動実行委員会(tel.03-6231-5031合同・一般労働組合全国協議会)

■阿佐ヶ谷市民講座~「沖縄の未来と今後を考える」ー名護市長選挙勝利から何を見るかー
とき◆3月20日(木)午後6時30分~
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)
講師◆高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)/参加費1000円
主催◆実行委(tel.090-8080-6860)

■三里塚全国総決起集会
とき◆3月23日(日)正午~ライブ、午後1時集会開始、3時~デモ
ところ◆芝公園23号地(都営三田線「御成門」A1出口3分、東京プリンスホテルと正則高校の間)
主催◆三里塚芝山連合空港反対同盟 (tel.0476-35-0087北原)

■三里塚・農地裁判控訴審第1回弁論
とき◆3月26日(水)①午前10時30分~東京高裁前集会、②12時~デモ行進(11時30分に日比谷公園霞門集合)、③午後1時30分東京高裁の傍聴・整理券交付場所へ、2時開廷(傍聴者以外は高裁前でビラまき等)、④裁判終了後、報告会あり
問合せ◆三里塚芝山連合空港反対同盟(tel.0476-35-0087)











21日の国会・官邸前金曜行動は北風がすご~く冷たかったです。ところが、ところが、いつもより多いくらいの参加者でした。みんな覚悟の防寒支度です。

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官邸すぐ前の先頭の若者たちは、さすがに元気で全体をリードしていました。

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群馬から来たという青年労働者は、「1年ぶりに来ました。都知事選の結果がああだったので、どうなっているかと思って」と言っていました。この青年は1年前は福島で働いていたそうで、「関連死の人たちのことが隠されている!」と怒っていました。
新潟の柏崎刈羽原発の再稼働絶対反対の「有志」の手書きのノボリ旗もはためいていました。現地から来られたのでしょうか。

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2月中は、デモコールの開始時間は午後6時30分からで、冬時間だそうです。
この日は、外国人の若者たちの姿が目立ちました。この人たちは、インド、韓国、ドイツ、ポーランド、フランスなどの反原発活動家だそうで、国会前でもアピールをしていました。


午後8時に官邸前行動が終了した後、議員会館前に向かいました。
こちらでは、集団的自衛権容認反対の抗議行動が行われていました。

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安倍首相が、前日20日の衆議院予算委員会で、「集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を閣議決定する」と明言したからです。さらに、自衛隊の「駆けつけ警護」や「邦人救出」などでも武器を使って戦闘ができるようにすることも表明。「(この国の)最高責任者は私だ」と言い、「私が憲法」と言わんばかりのごう慢さ、デタラメさです。
火焔瓶テツさんたちが、直ちに、国会前での抗議行動を呼びかけたと聞けば、駆けつけないわけにはいきません。

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ちょっと正確ではありませんが、「安倍晋三、寄るな、触れるな、憲法に」というコールに、なるほどと感心しました。ある人がテツさんに「安倍さんに、もっと憲法を勉強してもらおう」と言ったそうですが、そういうレベル、問題ではない、というわけです。
ツイッターを見てでしょうか、だんだん人が増えてきました。

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自衛隊を人殺しの軍隊に変貌させ、日本を戦争をする国にするなど、安倍晋三らの勝手にさせてはなりません。絶対反対!ふざけるな~!、ならぬものはならぬ!安倍倒せー!と、全国津津浦浦から、あらん限りの声を上げるときは、いまです。力を合わせましょう。(S)














2月17日、国・文科省が「高校無償化」制度から朝鮮学校を除外していることは違法だとし、東京朝鮮中高級学校の生徒62名が、国に損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。

翌18日、文京区民センターで、この裁判を支援する会の結成集会が行われ、会場から溢れんばかりの約600名が参加しました。

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共同代表の田中宏さん(外国人学校ネット代表)があいさつに立ち、こうした裁判がすでに愛知、大阪、広島、福岡で開始されていること、他に阿部浩巳さん(神奈川大学教授)、坂元ひろ子さん(一橋大学教授)らが共同代表を引き受けてくれたことを紹介しました。

集会には朝鮮学校の高校生たちがたくさん参加していました。これまでの無償化適用を求める闘いの様子や、学校でのクラスごと、クラブごとに彼らの熱い思いが映像で紹介されました。バックに流れる「声よ集まれ歌となれ」のコーラスが心に染みました。

2010年4月からの公立高校の授業料無償化にともない、私立高校、民族学校、インタースクールなどの高校の授業料の一部も国が負担することになりました。ところが、その中から朝鮮学校だけが外されたのです。この日本政府のやり方は、子どもたちが等しく教育を受けられる権利を踏みにじるもので決して許されません。しかし、多くの抗議の声を無視して下村文科相は来年度もこれを継続しようとしています。

悔しい思いをして卒業していった先輩たちに続いて、現在の高校生たちが、こうした差別は違法であり、主役は自分たち高校生だと、一人一人の尊厳をかけて立ち上がったのです。
「在日朝鮮人が母国の民族教育を受けることがなぜいけないのか」「みんなで団結して、この権利をかちとろう!」と訴えました。

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発言に立ったアボジ(父親)は、「同胞には、もっと怒ってしかるべき、日本政府に怒りをぶつけようと呼びかけたい。日本の皆さんには、単に教育の問題だけではない、拉致とか核問題以前から、朝鮮学校をつぶそうという弾圧の連続だった、在日朝鮮人問題がどう生まれてきたのかまで掘り下げてほしい」と訴えました。

「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会代表の長谷川和男さん、フォーラム平和・人権・環境の藤本事務局長、チマ・チョゴリの会の松野哲二さんから連帯のあいさつ、李春熙(リチュニ)弁護士ら弁護団からも強い決意と支援の訴えがありました。

安倍政権の差別排外、戦争政策を許さず、私たちも抗議の声を上げていきましょう。(S)

●東京朝鮮高校生の裁判を支援する会
→http://mushokashien.blog.fc2.com/













27年前(1987年)の2月16日は、国鉄労働者1047名にJRへの不採用通知が届けられた日です。全く不当な解雇攻撃、労組つぶしの攻撃でした。絶対に許さない!この日から国鉄1047名解雇撤回闘争が始まりました。北海道から九州まで、国労など組合ぐるみ、家族ぐるみの闘いでした。

以来27年、現在もなお国家的不当労働行為を絶対に許さないと闘い続けているのは、動労千葉争議団と和解を拒否した4人の国労闘争団員だけとなりました。けれども、その不屈の闘いが、いま勝利の地平を切り開きつつあります。昨年の9.25動労千葉・鉄建公団訴訟控訴審判決で、裁判所側は一審に引き続いて不当労働行為があったことを認めざるを得なかったのです。

2月16日に行われた労働者集会には655名が参加し、熱気の中、1047名解雇撤回をかちとり、JR外注化を粉砕しようと団結を固めました。

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動労千葉の田中委員長は、10万人署名運動で最高裁闘争に勝利することと、現在進行中のJR外注化反対闘争への新しい挑戦をやりぬくことを提起し、「惨憺たる労働者の状況を変えたい。戦争への道をとめるため、ぼくらのこの現実を変えるため、闘いを継続しよう!」と訴えました。

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動労千葉の顧問弁護士の鈴木達夫さんが連帯挨拶。労働運動を基礎にして労働者の力でこの社会をひっくり返していこうと呼びかけて闘った都知事選を振り返り、手応えを報告しました。

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特別報告では、葉山岳夫弁護士から最高裁闘争勝利に向けて、「暴かれた真実」の詳しいお話しがあり、その中で国鉄改革法23条の違憲性が徹底的に暴露されました。
また、国鉄全国運動呼びかけ人の金元重さん(千葉商科大学教授)からは、昨年末に闘われた韓国鉄道労組の民営化反対ストについて詳しい報告がありました。

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さらに、最高裁宛の10万人署名運動の呼びかけ人の下山房雄さん(九州大学名誉教授)や芹澤寿良さん(高知短期大学名誉教授)も登壇して運動の重要性を訴えました。発言を聞き、立派な人たちだなあと感じました。
広島や岡山の動労西日本の労働者もかけつけアピール、新潟の国労組合員からはJR新津車両製作所の外注化反対の闘いの報告がありました。

国鉄分割民営化という違法で暴力的な攻撃、これをはね返すことができなかったというところから、現在の外注化・非正規職拡大の道が本格化したと言われます。けれども、この攻撃と二度にわたる大ストライキで闘い抜き、大量解雇者を組合が守り、組合の団結を守り抜き、その力でその後のJR外注化攻撃と必死に闘い抜いてきた動労千葉が国家犯罪を暴いています。こうした労働組合がもっともっと増えなければ戦争への道をとめることもできないと思います。連帯して闘いましょう。(S)








2月10日(月)、午後2時~3時まで、経産省前テントの「占有 明け渡し裁判」の第5回公判が開かれた。2/9東京都知事選の次の日であり、かつ雪が残る寒い日だった。

■前段の抗議集会
午後1時から東京地裁前で国側に対する抗議の集会が開かれた。集会では被告の淵上太郎さんが「今日の裁判から占有問題に踏み込む」ことを明らかにした。また、郡山から参加した橋本あきさん(福島の女たち)は福島の現状について手短かに話した。福島からは、他に黒田節子さん、椎名千恵子さんらが参加した。

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傍聴の抽選締め切りが1時30分なので、直ちに参加者は傍聴抽選に並んだ。並んだ人数は286名だった。法廷は地裁103号廷で約100名の席。


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■裁判の様子
この日、法廷は新たな弁論・論戦の段階に入った。

まず、テント側の裁判に対する原則的立場、すなわち、福一の原発事故とはなんだったのかについて、被告の正清さんが汚染水もれの深刻さを取り上げて発言した。この事故が解決しないかぎりテントは存在し続けなければならないということを確認した。

続いて、被告の淵上さん。経産省・資源エネルギー庁「エネルギー基本計画」は2012.9.14に出した「事故を深く反省して」「30年代原発ゼロにするというエネルギー計画」(民主党)を撤回し、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置づけている。政府はそれを閣議決定して「原発回帰」、再稼働しようとしていることを批判した。

河合弁護士:福一事故は未解決、いまも緊急事態宣言は発せられたままで事故は継続している。だからテントは行動している。国の責務は緊急事態の解除でありそうすればテントも解除できるが、いまは原発事故の危険性を訴え続けなければならない。国の訴えは「訴権の濫用」だと主張。

浅野弁護士:第一テント、第二テント、第三テントの場所とその運営の違いを明らかにした。原告・国は3つあるテントを一つのものとして扱っていて、これは事実に即していない。それぞれ独自性がある。第二テントは「原発いらない福島の女たち」など女性たちが運営している。第三テントは全交(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が運営しているので被告は関係ない。占有してない。

大口弁護士:第一テントは被告が占有していると認めたとしても2人だけで占有しているわけではない。事実、国がテント撤去の仮処分申請を出したとき17名があげられていた。それなのに本件訴状では2人。原告の論理から言ってもおかしい。実際の占有者は誰であるか原告自身が知っている。経産省が撮ってる監視カメラのビデオの記録をみればいい。「星取り表」までつくったではないか。

吉田弁護士:本件訴訟でも原告・国は被告の認定を間違った。被告・正清さんを江田さんと間違えて江田さんの写真を正清さんとした。これをみても監視カメラの開示が絶対に必要。第二テント、第三テントの映像を見よ。被告の2人が第二テント、第三テントを占有してないことはすぐわかる。2人が占有しているとするなら、2人はどういう立ち居ふるまいをしていかを比べないといけない。被告たちの動静を調べないといけないだろう。占有を明らかにしないとこういう訴訟はできない。

上杉弁護士:本件訴訟の本質は占有権限の有無である。脱原発を発信している行為、表現行為は他の場では出来ない。経産省前のテント設置以外にない。それは平和的なもので実害はない。公共空間の平和的占有について明らかにしないと本質を見誤ってしまう。

大口弁護士:占有の実態について主張する。正清、淵上だけが占有しているのではないということで、国有地使用許可申請を第一テント、第二テント、第三テントとしてまとめて、1/10、1/24、1/30日と経産省に出したが経産省は受け付けなかった。住民票を出せとか、テントを撤去して更地にしてから使用申請を出せなどと言った。受け付けないということは許されない。妨害行為だ。そのことを裁判所にも伝えておく。

最後に、原告・国はなんと言ったか。「裁判は1年にもなるから結審のメドをたてろ」と。
これに対して、一瀬弁護士が、国は被告側がだした準備書面、求釈明に対してなにも答えてないとを指摘した。
全体として、裁判は新しい段階に入ったことがよくわかった。おもしろい裁判だった。(T)

次回の裁判(第6回口頭弁論)は、4月23日(水)午後2時~(東京地裁103号法廷)です。

■傍聴できなかった人たちは、外でリレートークなどして待機した。
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■裁判が終わってから16時から、参議院議員会館・講堂で総括集会を持った。みなさん熱く闘いを語った。
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