4・28集会の報告の続きです {%笑いwebry%} 集会後半の水島満久さん(元全駐労マリン支部副委員長)の講演から。
「私は19歳のときからずっと、1年半前まで基地労働者として働いてきました。沖縄闘争への連帯と共闘を求めて話をさせていただきます。」
「安倍政権が行う記念式典を怒りを込めて弾劾します。4.28は県民にとって『屈辱の日』『怒りの日』であって、決して祝う日ではありません。」
「沖縄ではオスプレイの低空飛行訓練が早朝から深夜まで繰り広げられています。激しい不安、動悸、心拍数の増加、息苦しさ…これらの症状は重低音パニック障害です。特に普天間基地周辺、北部の訓練地域の住民は、『ここには人間が住んでいるのだ!』と、満身の怒りの声をあげています。」
「これまでの日米の合意は、すべて騙しでした。普天間基地返還を持ち出すと同時に、新たな軍事基地を打ち出し、沖縄を永久的に基地の島、戦争の最前線基地として使い続ける攻撃でした。16年余りの闘いで、沖縄と全国の労働者の実力闘争で、辺野古新基地建設を阻止してきたのです。」
「沖縄の米軍基地問題に手を突っ込んだ政権は沖縄県民、労働者人民の闘いによって崩壊の坂道を転がり落ちるのです。安倍政権もしかり。沖縄闘争を闘う全国の連帯共闘した闘いと国際連帯闘争でもって、政権崩壊を突きつけられるのです。安倍政権を沖縄闘争に引きずり込んで打倒しましょう。」
「基地労働者が動くとき、沖縄闘争が動くと言われています。」
「2007年に基本給を国家公務員に準拠する形にすると同時に、退職手当を減額、語学手当を廃止するという攻撃に対して、全駐労は2波の全国統一ストで反撃しました。16年ぶりのストライキとなり、指導する経験した役員がほとんどいない状況でした。そのとき幸いに私は指導部の一人だったので、非常に幸せに思いました。」
「ストライキを貫徹するために牽引したのは若手の役員、現場の青年労働者でした。労働者はストライキを闘うことで団結をより強固にし、自らの指導を確立すると同時に、組織を拡大したのです。そのとき沖縄地区本部で400名の組合員を増やし、組織の強化も勝ち取ったのです。」
「昨年、米軍当局と日本政府は労働者の職場の団結を分断する攻撃としてAAFES(米陸軍・空軍が共同運営する福利厚生組織)の労働者に対し、週40時間勤務から30時間未満のパート勤務に変更する合理化攻撃を強行しました。当該の職場は、職場討論を重ね、所属組合支部を動かして、24時間ストを決定させました。昨年7月13日、米軍司令部前で700名の結集でストライキを貫徹しました。」
「スト現場で、シュプレヒコールなどを終始リードしたのは6年前のストライキを経験した青年労働者でした。24時間ストライキを貫徹した基地労働者は、9月9日のオスプレイ配備反対県民大会へ、命を守る闘いとして組織決定し参加しました。」
「基地労働者は戦争が大好きで、戦争による人殺しを手伝うために基地労働者になったのではないのです。政府による沖縄基地政策によって基地労働を選択したのです。基地労働者は必ず起ち上がります。『解雇撤回、基地撤去』を掲げ、基地内決起で闘いぬいた沖縄の基地労働者の闘いの歴史的継承と発展をかけた闘いを開始するのです。」
「労働者の怒りはうずまいています。この怒りをただちに組織しないと絶望に変わります。この情勢下で労働者の意識だって一夜にして変わることもあるのです。もう食っていけないとなったら、いままで闘っていた人がある日突然、自分も戦争に賛成だ、なんて言い出すことがあるのが今日の情勢なんです。」
「追いつめられているのはオバマや安倍なんです。改憲・戦争攻撃と闘う沖縄の怒りは押さえつければ押さえつけるほど怒りのマグマは倍加するのです。その怒りの爆発は、沖縄を基地の島から国際連帯の島にする闘いになります。国際連帯で闘う沖縄を先頭で牽引するのは労働者階級です。新自由主義、外注化・非正規職化に対し、現場や職場で日々闘っている労働者です。」
「自分の周囲から闘いをつくりだし、フクシマ・オキナワの怒りと固くつながり、国際連帯で改憲と戦争を阻んでいきましょう。復帰41年5.15沖縄闘争、5.18沖縄集会に全国からの参加を呼びかけます。」
集会の基調を百万人署名運動事務局の川添が行いました {%火webry%}
集会の最後は、6人のリレーアピール {%大変webry%}
反原発を闘っている淵上さんは、「原発をなくす闘いは、毎日毎日が闘い。10年20年、50年100年闘い続け、しぶとく勝利を切り開いていかなければならない」と、国からのテント撤去攻撃に対して、多くの人たちと手を組んで闘っていくことを話してくれました。
在本土沖縄出身者の座覇さんは、在本土沖縄出身者として主権回復式典を弾劾し、改憲・戦争への道を拒否して闘うこと、若い労働者と学生の力に期待したいこと、一人ひとりがリーダーになって闘いを牽引してほしいことを訴え、「在本土沖縄労働者会議」を結成したことを報告しました。
法政大学生の武田くんは、改憲の現実がすでに大学から始まっている、大学で集会やデモができない、かといって行動でデモをすればパクられる、闘わなければこういう現実が法政大学のみならず全社会に拡大していくことを訴えました。そして、「学生自治会をつくり、法大闘争で勝利し、全国で学生運動を爆発させて改憲攻撃を打ち破っていきたい」と語りました。
精研労組書記長の赤羽くんが、闘う労働組合を強化拡大していくことの意義を語り、百万人署名運動広島県連絡会の大江さんが、オスプレイの低空飛行訓練に反対する地域の闘いを報告しました。百万人署名運動新潟県推進委員会の片桐さんは、自民党改憲案に対する学習討論会の重要性を報告し、「内閣の一つぐらいつぶせる運動にしていく」決意を表明しました。
3時間強の集会でしたが、集中して熱気のある集会になりました。
改憲を阻むために、安倍政権を倒す闘いにうってでましょう!
全国でがんばろう {%力仕事webry%}