とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2013年03月

毎年3.1ビキニデー集会が杉並で開かれています。今年は、8.6広島-8.9長崎反戦反核実行委とNAZEN杉並の呼びかけで、セシオン杉並ホールで開かれました。440名が参加し、3.1ビキニと3.11フクシマについて思いを新たにしました。
集会実行委の開会挨拶の後、第五福竜丸元乗組員の大石又七さんのインタビュービデオが上映されました。聞き手は俳優の山本太郎さん。

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ご存知のように、3.1ビキニ事件とは、1954年3月1日に、太平洋のマーシャル諸島ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験による被ばくのことです。周辺にいた日本のマグロ漁船・第五福竜丸も水爆実験3時間後に「死の灰」(白い灰が雨といっしょに降った)を浴び被ばくしました。日本に戻る船の中で、2日目から乗員たちに異変がおこり、顔色が変色し、髪が抜けたり頭痛、吐き気、目まい、下痢等の症状が出たそうです。船倉の冷凍マグロからも異常な放射能値が出ました。

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「このビキニ事件が持っている内容というのは
            放射線であり核兵器につながっている」

帰国後、乗組員23名は緊急入院しましたが、その年の9月に久保山愛吉さん(当時40歳)が放射能症の悪化により死亡しました。
久保山さんの死を受け、地元の静岡県焼津や、東京では杉並のお母さんたちが動き出して大きな原水爆禁止の署名運動が始まり、全国・全世界に広がって、翌1955年の8月6日の原水禁大会に発展していきました。

しかし日本政府は、アメリカから原子力技術と原子炉を導入するという政治取引で決着させたのです。そして、元乗組員たちの被ばくを隠蔽し、ごまかし、3.1ビキニ事件の「忘却」を進めました。元乗組員たちには被爆者手帳も交付されず、大石さんたちは医療的保障がないまま後遺症に苦しみ続けました。他方、これを契機に「原子力の平和利用論」が大宣伝され、原発導入が強行されていったのです。
大石さんは、「わずかな見舞金で、私たちは人柱とされた」と悔しそうに語りました。ご自身の体調が大変な中で、「3.1ビキニ事件を忘れさせてはならない」と、各地の小学校にもお話に行かれているそうです。その姿に感銘を受けました。

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続いて、井上利男さん(ふくしま集団疎開裁判の会・代表)から「郡山からの報告」がありました。パワーポイントを使ってのお話はとてもわかりやすかったです。

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まず、井上さんのご自宅付近の放射線量は、0.83マイクロシーベルト/時間(昨年7月の記録)。そうした中で子どもたちが遊んでいます。

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けれども、この0.83という数字は何を示しているかと言うと、「ここに子どもたちがいてはいけない」ということなのです。
「放射線管理区域」基準は0.6マイクロシーベルト/時間で、それ以上の所に人間が立入る場合は厳格な装備と注意が必要とされていたのです。

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文部科学省が決めた20ミリシーベルト/年も、3.11前の基準の20倍です。
井上さんは、こうした福島の現実に怒りをあらわにしていました。そして、子どもたちに被ばくを強制している「原発村」を「原子力マフィア」と称し、国際原子力マフィアであるICRP(国際放射線防護委員会)の委員らや放射線医学県民健康管理センターの山下俊一らを弾劾しました。

質疑応答の後、「ふくしま共同診療所」からの訴えがありました。奮闘している医師は「私たち医者は、今の福島の被ばく状況がいかに危険なのかをもっと大きな声で言っていかなければならないと思っている。避難・保養を勧める立場から、なかなかそうできない人々の健康を守っていく医療拠点としてみんなの力でつくっていきたい。全国からの援助をお願いしたい。」と訴えました。

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そして、最後に実行委から、「3.11を風化させてはならない」と、3.11反原発福島行動への参加が呼びかけられました。昨年に続き、今年も福島現地での集会デモを大きく実現しましょう。ぜひ、ご参加を!(OS)

再稼働阻止!未来のために立ち上がろう!!3.11反原発福島行動’13
とき◆3月11日(月)12時30分~プレイベント、午後1時~コンサート、1時30分~集会、3時15分~デモ
ところ◆福島県教育会館大ホール(福島市上浜町10-38)
主催◆3.11反原発福島行動実行委(tel.090-6554-1979椎名)
呼びかけ人:会田恵(陶芸家・伊達市)、井上利男(ふくしま集団疎開裁判の会・郡山市)、佐藤幸子(川俣町)、椎名千恵子(福島市)、吉沢正己(希望の牧場・浪江町)、渡辺馨(福島診療所建設委員会事務局長・伊達市)ほか
















2月21日(木)と22日(金)、東京北部地域の全都立高校25校を訪問し、卒業式・入学式で「日の丸・君が代」を強制しないよう校長に申し入れ(下記)、あわせて労働組合を激励する活動を行いました。この「キャラバン」は08年から実施しており、今回は公務員の退職金大幅カットと賃金引き下げ問題もあったので、東京北部ユニオンにも協力をいただきました。
今年も面会に応じた校長はいませんでしたが、ある高校では元組合員だという副校長が対応してくれました。また、事務職員が「申し入れ書」の預かりさえ拒否した学校が1校ありました。
組合については、初日は訪問した13校中11校で分会長か分会員に会うことができました。ただし、2日目は入試の前日であったため各校とも職員総出で準備に追われていたようで、面会できたのは4校だけでした。
校内の様子などを聞くと、「日の君」問題では、各教員への業務命令はまだ出ていない学校が多いようでした。退職金・賃金の問題では皆さん怒っていて、私たちの訪問をうれしそうに迎えてくれた人もいました。多くの学校で分会の役員、分会員とつながりができ、若い教育労働者(30歳前後の青年が2人いました)と話すことができた学校もありました。

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今回痛感したのは、都高教本部の無方針の下で文科省や都教委の激しい攻撃にさらされている分会員の孤独感・悲壮感と外の闘いとのつながりを求める思いでした。今回は署名への協力依頼を主目的とした訪問でしたが、理由や用件は何であれ、団結と連帯を求めて繰り返し訪問したら良いと思いました。(百万人署名運動・東京北部連絡会事務局)


●申し入れ書

東京都立○○高等学校 校長殿
申し入れ書
2013年2月 日
東京北部労組交流センター/東京北部ユニオン
とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会
連絡先 千代田区三崎町2-20-7水道橋西口会館303

私たちは、「日の丸・君が代」の強制に反対する、労働運動や市民運動を行っている東京北部地域の団体です。
東京都教育委員会は、2003年10月23日付の「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)」において、「実施指針」として、「日の丸」を舞台壇上正面に掲げること、ピアノ伴奏等により「君が代」を起立して斉唱すること等を示すとともに、この通達に基づく校長の「職務命令」に従わない場合は「服務上の責任」を問われることを教職員に周知すること等を学校長に命じました。
私たちは、この通達の発出とそれによる卒業式・入学式での「日の丸・君が代」の強制は、当時の小泉政権が民営化・労組破壊と規制緩和によって資本主義体制の危機と矛盾を労働者に転化しようとして推し進めた「新自由主義政策」を教育現場にまで適用しようとしたものであり、石原前都知事と都教育委員会が、「教え子を再び戦場に送るな」というスローガンの下で築かれてきた戦後日本の教育労働運動を破壊しようとして強行したものにほかならないと考えています。
実際にその後の9年間で、「職務命令」に従わなかったとして延べ450人近くもの教職員が職場を奪われ、職場を飛ばされ、あるいは減給などの処分によって生活を脅かされています。

これに対し、被処分者の方々は「日の丸・君が代」強制の不当性を訴え、都教委による処分の撤回を求める訴訟を次々に提起し、昨年1月16日には最高裁において3つの裁判の判決が下されました。その内容(多数意見)は、都教委による職務命令は憲法19条(思想及び良心の自由)に違反するものではないが、不起立を理由として戒告を超える処分を行うことは裁量権の乱用に当たり、認められないというものでした。なお、処分は文書注意や訓告が適切であり、戒告では重きに過ぎるとする少数意見もありました。
私たちは、職務命令の違憲性を認めなかったこの判決は不当なものであると考えていますが、都教委はその趣旨をさらに捻じ曲げて、早くも1月24日に「国歌斉唱時の規律斉唱等を求めた校長の職務命令が合憲である」と認められたという「通知」を発し、3月8日には被処分者に対する「服務事故再発防止研修」を強化するという「通知」を行いました。そして、従来1回であった研修センターでの研修を2回に増やすとともに、新たに研修センターの指導主事4~5名によるによる月1回の訪問研修、校長による毎週1回の研修を課すという、被処分者に対するいやがらせ、パワーハラスメントと断ぜざるを得ない暴挙に出たのです。これは実質的に最高裁判決が認められないとした戒告を上回る処分であり、今後の分限処分にも結び付きかねないきわめて悪質な措置であると考えます。

今、日本の教育をめぐって何が起きているのでしょうか。労働者の所得は大幅に減少し、職場を失う者も少なくありません。多くの子どもたちが経済的な理由から充分な教育を受けられない時代が始まっており、「貧困の連鎖」が重大な社会問題になっています。
こうした中、教育には競争や選別ではなく真の意味での平等が求められています。教員が人間としての誇りと尊厳を持ち、心のゆとりを持って活き活きと子供たちと向き合うことなしに、本当の教育は成り立ちません。管理や強制で教育できるなどという考えは権力者や管理者の思い上がりです。
今年も卒業式・入学式の時期が目前に迫ってきました。今回の式は、10.23通達から10回目の節目に当たり、都教委がこれ以上理不尽な強制・処分を続けることは断じて看過できません。このような観点から、私たちは、すべての学校長殿に以下の3点を申し入れ、その実行を要求します。

一、「日の丸・君が代」強制の職務命令を出さないで(撤回して)ください。教職員の声に耳を傾け、話し合ってください。
一、卒業式・入学式で、教職員、生徒、保護者に対して、「日の丸・君が代」を強制しないでください。
一、処分を導く、都教委への報告とそのための監視をしないでください。「日の丸・君が代」の強制を拒否した教職員への処分に協力しないでください。
以上















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