とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年10月

原発いらない福島のおんな・椎名千恵子さんが呼びかけて、10月26日に在日韓国YMCAで「脱原発運動のこれからを考える労働者・市民の集い」がありました。アメリカから来日されたスティーヴ・ゼルツァーさん(「レイバーフェスタ」主宰)から「3・11以降のアメリカ労働運動・ゼネスト・オキュパイ」の報告をうけ、日本側からも動労水戸、連帯ユニオン関生支部、東京西部ユニオン・アメリカンアパレル分会、「持たざる者」の国際連帯行動からの元気な報告がありました。

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開会の挨拶で、椎名さんは、この集会を呼びかけた問題意識の底流となったものとして、今年の7月に約2週間かけて回った反原発アメリカ・カリフォルニアツァーでの体験をあげました。その中の「船上ツァー」は船の中で労働運動の歴史を学ぶものでしたが、そこで港湾労働者の抵抗運動の歴史に触れ、「世界をつくり支えているのは労働者。ならば、世界の流れを変えられるのも労働者」を実感したそうです。福島の不安と苦悩を解決するためにどうしたらいいのか、今の脱原発運動をさらに大きく広げるためにどうしたらいいのか、世界を変えたい!と思ったとき、労働運動が非常に大きな役割を持っているんだと腑に落ちたということでした。そして、市民が元気な労働運動と出会う場をつくりたい、そこから新たな変革のうねりをつかみたいと考えた、と思いを語りました。

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集会呼びかけ人を代表して、経産省前テントひろばの江田忠夫さんが挨拶をしました。江田さんは、労働運動は日本の社会変革の流れに大きな影響を与える。脱原発運動は市民運動という形で闘われてきたが、いまや日本の権力・政府に対する闘いとなってきており、社会変革のための大きなチャンスだと語りました。そして、砂川闘争のとき労働者の部隊が来ると心強かったが、今日の集会が市民運動と労働運動の大きな合流の機会になればと思うと語りました。

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スティーヴ・ゼルツァーさんは、現在の恐慌はアメリカの資本家がつくりだしたものだが全世界の労働者に影響を与えている。民営化・労組破壊が行われてきた。また戦争の問題、軍事化の問題ともつながっている。アメリカはアフガニスタン・イラクを破滅させ、今アジアの軍事化を行おうとしている。国内では失業が深刻化し、教育の民営化で若い人が大学に行けなくなっている。こういうことがオキュパイ運動をつくりだしてきた。この運動には若い人、年配者、個人、労働組合など広範な人々が含まれている。オキュパイ運動の中でテント村がつくられ、民主的な討論が行われている。大きな労働組合は企業の論理と同じで自由な討論はできない環境になっており、ここでの議論で労動者自身が教育されていると語りました。
また、日本政府が福島で行っていること、子どもを逃がさない等は犯罪だ。アメリカには104基の原発があるが非常に危険になっている。今回の椎名さんの訪米はインパクトがあり重要だった。福島の教訓をアメリカで生かしたい。そして、3.11を全世界的な反原発デーとして組織したいと訴えました。

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動労水戸委員長の石井真一さんは、「被曝してもかまわない」というのがJR会社の体質だと弾劾し、「労働組合として、被曝から労働者を守る」と、被曝労働反対をストライキも駆使して全力で闘ってきたこと、その闘いが東労組の青年労働者の怒りと結びついたことなどを報告しました。

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連帯ユニオン関西生コン支部・近畿地本書記長の西山直洋さんは、「生コン業界も原発と構造は同じ、重層下請け構造でトップは何も責任をとらないシステムだ」と資本を弾劾し、労働者が産業構造を下から変えていくんだと、大資本を相手に139日ものストライキを闘い、いま組合員拡大を猛然と取り組んでいることを明るく報告されました。

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アメリカンアパレル分会の2人若い女性労働者からは、時給900円のアルバイトを転々とするなかで「あきらめの思想」になっていたが、福島の闘いに教えられ「プライドを取り戻して元気になった」という報告がありました。
彼女たちは、まずは自分の足元から変えていく、ということで、不当な解雇と闘うため地域ユニオンの分会を結成し団体交渉、そして解雇撤回を勝ち取り、「行動すれば勝てる」と確信したとのこと。3.11以降の反原発デモで叫んだ「すべての原発をなくそう、未来を返せ、仕事を返せ」の言葉が、「私自身の叫びになった」と言っていました。そして、「奪われてきたものを奪い返す」「つながっていけば新しいものをつくれる」「あきらめずに闘っていく」と、一つ一つの言葉にあらわされた感覚が、とてもすごいなと思いました。

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「持たざる者」の国際連帯行動の原隆さんは、山谷をベースに活動されているとのこと。職や家を持つことができない人々、日雇い労働で生きている労働者、そうした社会の底辺にいる人々こそ、新自由主義グローバリゼーションへのプロテスター(抗議する者)で社会変革運動の担い手である、と話されていました。

全体の討論の中で、ゼルツァーさんが、アメリカでは民主党オバマか共和党ロムニーかの選択肢しかないが日本ではどうかと投げかけ、討論になりました。
ゼルツァーさんの提起は斬新でした。
「原発問題が示していることは労働組合の破産だ。それは資本主義の枠内でやっているからだ。原発は必要だと。しかし原発に未来はない。労働組合は未来のために闘わなくてはならない」、また「政治家の問題ではなくシステム(体制)の問題だ。仕事・教育・健康保険・年金を労働者に提供できないと、資本家が繰り返し労働者にあなたたちに未来はないと言っているとき、どうしてこのシステムを支えていかなければいけないのか」と。
そして「人民が立ち上がったときものすごい力を発揮する。労働者は全てをとめる力を持っている。資本家たちはそれを知っているから恐れて弾圧してきている。でも労働者はまだそれに気づかない。そのための組織を持っていない。私たちは世界的なオキュパイ運動の中で議論し、これをつくっていかなければならない」と。(S)

●椎名千恵子さんのアメリカ反原発ツアーの報告手記(A5版65頁、500円)が作られました。

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百万人署名運動事務局でも取り扱っていますので、ご希望の方は郵送先(住所・氏名・電話番号)を書いて、メールかファックスでお申し込みください。
*代金(500円+送料80円)は、後日振込みか切手郵送でお願いします。

メール million@mqc.biglobe.ne.jp
FAX.  03-5211-5415












■「フタバから遠く離れて」(船橋淳監督、96分)上映
とき◆10月末~11月9日(金)午前11時上映開始*3日と4日は休映
ところ◆オーディトリウム渋谷(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F、JR渋谷駅ハチ公口10 分)
問合せ◆オーディトリウム渋谷(tel.03-6809-0538)

■11・3労働者国際連帯集会
とき◆11月3日(土・休)午後1時30分~
ところ◆千葉商工会議所第1ホール(千葉市中央区中央2-5-1千葉中央ツインビル2号館14階)
発言◆韓国(民主労総ソウル本部)、アメリカ(運輸労働者連帯委)、ドイツ(機関士労組)他
主催◆11・4全国労働者総決起集会実行委(tel.043-222-7207動労千葉)

■山本太郎講演会「福島を忘れないために」
とき◆11月3日(土・休)午後2時~
ところ◆原爆の図・丸木美術館(埼玉県東松山市唐子1401)/参加自由、入館券(大人900円)が必要/*東武東上線「森林公園駅」南口から午後1時に送迎車がでます(できれば電話予約を)
主催◆原爆の図・丸木美術館(tel.0493-22-3266)

■新自由主義とたたかう労働組合の全国ネットワークを!反原発・反失業をたたかう国際統一行動を!11.4全国労働者総決起集会
とき◆11月4日(日)正午~集会、午後3時30分~デモ
ところ◆日比谷野外大音楽堂(霞ヶ関・日比谷公園内)
アピール◆フクシマの怒り、農民・若者・学生、海外労組代表(韓国・アメリカ・ドイツ)、日本で闘う外国人労働者ほか
呼びかけ◆全日建運輸連帯労組関生支部・全国金属機械労組港合同・動労千葉・1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(tel.043-222-7207)

■止めるぞ!オスプレイの沖縄配備、許すな!低空飛行訓練、11.4全国集会
とき◆11月4日(日)午後2時~集会、3時~デモ
ところ◆芝公園23号地(港区芝公園3-4)
共催◆平和フォーラム、オスプレイ沖縄配備に反対する首都圏ネット(tel.090-3910-4140)

■裁判員制度廃止!11.9最高裁デモへ
とき◆11月9日(金)正午デモ出発
ところ◆日比谷公園霞門集合
主催◆裁判員制度はいらない!大運動(tel.03-5510-4985)

■全国からあつまろう!11.11反原発1000000人大占拠
とき◆11月11日(日)午後1時~7時(予定)
ところ◆国会周辺
内容◆1時に日比谷公園付近に集合(予定)国会&霞ヶ関周辺デモ、3時~国会周辺で抗議、5時~国会正門前大集会
主催◆首都圏反原発連合(tel.080-9195-2668)/協力:さようなら原発1000万人アクション・経産省前テントひろば他

■さようなら原発!栃木アクション11.11
とき◆11月11日(日)正午~プレコンサート、午後1時~集会、1時45分~パレード
ところ◆宇都宮城址公園(栃木県宇都宮市本丸町1-15)
お話◆落合恵子さん(作家)
主催◆栃木県脱原発パレード実行委(tel.028-636-0596大木法律事務所)

■建設工事の即時中止を!11・11大間原発反対現地集会
とき◆11月11日(日)午前11時40分~集会、12時30分~大間町内デモ
ところ◆青森県下北郡大間町、大間原発に反対する地主の会・所有地(「大間原発敷地」隣接・一坪共有地)
主催◆大間原発反対現地集会実行委(tel.080-6041-5089)

■裁判員候補通知の発送を許さない11.15千葉地裁前行動
とき◆11月15日(木)午前11時30分~午後1時
ところ◆千葉地方裁判所前(千葉市中央区中央4-11-27)
主催◆裁判員制度はいらない!千葉県実行委(tel.090-4017-8373)

■阿佐ヶ谷市民講座「怒りの大地・フクシマを撮る」
とき◆11月15日(木)午後6時30分~
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐ヶ谷南3-3-32)
講師◆三留理男さん(報道写真家)参加費1000円
主催◆同講座実行委(tel.090-8080-6860)

■尖閣・竹島問題から見る「日の丸・君が代」強制問題
とき◆11月17日(土)午後1時30分開会
ところ◆中野商工会館・大会議室(JR「中野」北口5分)
お話◆高嶋伸欣さん(琉球大学名誉教授)/資料代500円
主催◆河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会(tel.042-574-3093多摩教組)

■11.23星野再審全国集会
とき◆11月23日(金・休)午後1時開会~
ところ◆赤羽会館(JR「赤羽」東口5分)
主催◆星野さんをとりもどそう!全国再審連絡会議(tel.03-3591-8224)

■憲法とわたしたち連続講座「第98条2項 最高法規・条約」
とき◆11月23日(金・休)午後6時30分~
ところ◆国立市公民館3F講座室(JR「国立」南口5分)
講師◆西川重則さん/資料代500円
主催◆同連続講座実行委(tel.042-574-9210)

■11・22阿佐ヶ谷デモ(原発なくして社会を変えよう!)
とき◆11月22日(木)、阿佐ヶ谷けやき公園18:30集合19:00出発。杉並区役所まで。後こんだん会。
ところ◆けやき公園=阿佐ヶ谷駅北口を線路に沿って高円寺方向へ。徒歩5分
主催◆すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN)・杉並

■連続福祉講座第4回~テーマ「戦争と平和」
とき◆12月1日(土)午後1時30分~
ところ◆伊東市観光会館大ホール(静岡県伊東市和田1-16-1、JR伊東駅15分)
講師◆西川重則さん(とめよう戦争への道!百万人署名運動・事務局長)、小林弘次さん(元下田市議)
主催◆NPO法人生きる(準)(tel.080-2387-4840)

■講演学習会「内部被曝を考える」
とき◆12月1日(土)午後1時~
ところ◆東区民文化センター・スタジオ2(広島市東区東蟹屋町10-31)
講演◆大瀧 慈さん(広島大学原爆放射線医科学研究所 放射線システム医学研究部門教授)「広島原爆被害者の固形癌死亡における非初期線量の影響」/資料代500円
共催◆NAZENヒロシマ、百万人署名運動・広島県連絡会(tel.082-221-7631)

■学習会「今日の戦争・改憲をめぐって」(仮題)
とき◆12月2日(日)午後1時30分~
ところ◆福岡市早良市民センター・第3会議室(地下鉄「藤崎駅」すぐ)
講師◆福岡県連絡会事務局/資料代500円
主催◆百万人署名運動・福岡県連絡会(tel.092-483-0860)

■「日米開戦―記憶の継承 改憲と戦争に絶対反対」集会
とき◆12月6日(木)午後6時30分~
ところ◆杉並産業商工会館3階講堂(JR「阿佐ヶ谷」南口7分)
講演◆西川重則さん「安倍・橋下・石原らの改憲のもくろみ」ほか
主催◆8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委(tel.03-5467-8480)




私たちは、野田政権による「大間原発建設工事再開」「核燃サイクル継続」「オスプレイ沖縄配備&全国訓練」に全力で対決する連続闘争を打ち抜きました。
まず、10月19日、八戸で、「基地も原発もいらない!青森・三八労働者集会」を持ちました。仕事帰りの単組動員労働者を軸に105人が結集。福島から福島診療所建設委員会の渡辺馨さん、沖縄から元基地労働者の水島満久さん、また被曝労働と闘う動労水戸の石井真一委員長からの訴えを聞きました。

「除染、医療特区、避難地域の実験場と化し、子どもたちがモルモットにされている福島で、現状を打破しすべてを取り戻す労働者民衆のより所として診療所建設を実現しよう!」(渡辺さん)

「基地と原発は必ず雇用問題にぶつかる。労働者として解雇は絶対許さないし、人間として基地と原発はいらない。米軍基地の責任は政府にあるという立場を貫くことで基地労働者は団結し生きていける。70年代、労組崩壊の危機を『労働者は死んではならない、死すべきは基地だ!』という青年の闘いが突き破った。米軍再編・解雇情勢、非正規労働者の島に70年闘争の歴史が甦り、基地労働者&青年がオスプレイ反対島ぐるみ決起の軸になっている。沖縄と連帯して基地も原発もなくすため闘おう!」(水島さん)。

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「JCO事故で組合員も被曝した。茨城には東海村第1、第2原発がある。国の放射能安全キャンペーンを先頭で担い、労働者住民に被曝を強制するJR会社に対し、被曝労働絶対反対!でストライキを闘う動労水戸の闘いは、原発・核の廃絶こそ労働組合の立場であることを突き出した」(石井さん)。

さらに発言が続いた。「基地と貧困と核施設、核製造工場が強制されている青森は、反戦反核反貧困の闘いの最前線だ」(中道県連絡会代表)。「労働者は、この国家権力との闘いの最前線に立つ存在です」(岩田NAZEN青森共同代表)等。そして多くの人が、「(東京での)11・4労働者集会に共に参加しよう。」と呼びかけました。

私たちは、この10・19集会で打ち固めた決意を胸に、8・6-8・9反戦反核実行委やス労自主の仲間とともに、翌20日に六ヶ所再処理工場門前抗議・村内デモ、21日に大間現地デモをやり抜きました。
六ヶ所村内デモは、みらいアクション青森の主催で、70名が結集。多くの住民がじっとデモを見つめていました。

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大間現地デモは、大間原発反対現地集会実行委主催で80名の結集でした。町民の方も数名参加。解散地点まで見に来たお婆さんや、「賛成!賛成!」とデモ隊に叫ぶ女性がいたり、工事再開情勢への怒りの反撃が重要だと肌で感じました。大間原発建設所に建設中止を求める申し入れも行いました。

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この行程の途中、沖縄の水島さんとともに、米軍三沢基地門前でオスプレイ沖縄配備と全国運用の撤回を求めてアピールをしました。(青森県連絡会 H)









テント前~経済産業省前~文部科学省前~首相官邸前~国会正門前と、19日の金曜日も人々は官邸前金曜デモ参加に続々と集まってきました。それもそのはず、振り上げた怒りのこぶしは、何も解決されず、約束も反故にされ、ますます振り上げ続けなければならないからです。大飯再稼働撤回!大間建設中止!原発なくせ!野田やめろ!と2時間にわたり、シュプレヒコールが首相官邸に叩きつけられ続きました。

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私たちは福島現地の怒りとつながろうと、この日もまずは文科省前の「ふくしま集団疎開裁判の会」の訴え、抗議行動に参加しました。

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映画「フタバから遠く離れて」を監督された船橋淳さんから福島への熱い思いが語られました。

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また、疎開裁判原告のお母さんとの電話中継もありました。この文科省前行動は若い人たちが毎回いろいろ工夫して、一刻も早い子どもたちの疎開を!と文科省に要求しています。「子どもを逃がせ!」「いのちを守れ!」と全員で大きなコールをくり返しました。「ふくしま集団疎開裁判」の控訴審第2回目は11月26日(月)仙台高裁で行われます。

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首相官邸前も賑わっていました。

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国会正門前も賑わっていました。

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車や自転車デモもがんばっていました。

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官邸前金曜デモの主催者が呼びかける「11.11反原発1000000人大占拠」の横断幕も。すごい方針ですね。でも、これくらいの人が集まらないと、政・財界人には見えないし聞こえないのかも知れまっせん。

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チラシも配られていました。

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数は力です。みなさん、原発をとめなくすため力をあわせましょう。11月11日は全国から国会・首相官邸前にあつまりましょう!(S)
















放射能を含む震災がれきの受け入れ・地元焼却に反対する「THINKガレキTHINK原発」の新潟市内パレードが14日、にぎやかに行われた。ファミリー参加型パレードという呼び掛けに福島や山形県からの被災者家族を含む80人が参加、JR新潟駅前の公園から万代橋を渡り目抜きの古町十字路まで3キロの道のりをデモ行進した。

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新潟県では新潟市、柏崎市など5市の市長が岩手県大槌町などからの放射能がれき受け入れ、地元の焼却施設での焼却・埋め立て処分を表明、受け入れに慎重な同県知事と対立した。5市には、がれきがどんなに微量でも人体に危険、農作物に風評被(実)害が出る、焼却で放射能が濃縮されるなど危険性を憂慮する住民らが反対運動に取り組んだが、11日から三条市と柏崎市が見切り発車、試験焼却を始め、本焼却に向けて動き出した。
こうしたことから受け入れ反対の有志が「脱原発100万人アクションinにいがた」と連携、「THINKガレキTHINK原発実行委員会」を作って各地の反対運動に呼び掛け、デモに取り組んだ。百万人署名運動県推進委員会は脱原発アクションに参加、原発反対に取り組んでいる。

この日一行は家族連れで仮装したり、楽器を用意したりして参加、メッセージボードを大きく広げ、子どもたちを含め風船片手に楽しげにパレード。ハンドマイクから「放射能がれき受け入れは危険だ」「首長は住民の声を聞け」「柏崎原発の再稼動は反対」などと訴えた。

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デモの沿道では労働者市民向けのチラシを配り、幼児や子どもには風船を手渡して放射能の危険性を訴えた。パレードの模様は地元民間テレビが取材した一方、地元のフォトグラファーがネットに配信したり動画中継が行われたりした。(新潟県推進委員会・片桐元)









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