とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年08月

沖縄では米軍の新型軍事輸送機MV22オスプレイの普天間基地配備を強行しようとする日・米(米軍)政府への怒りが沸騰しています。台風で延期になっていた県民集会は9月9日、島ぐるみ闘争として爆発しようとしています。
周知のように、オスプレイはすでに7月23日には山口県の岩国基地に陸揚げが強行されています。米軍は普天間基地への本格配備に先立って全国各地で低空飛行訓練を実施しようとしています。報道によると、全国で6ルート、新潟上空(ブルー・ルート=山形~福島~群馬~新潟)もその一つとなっています。

百万人署名運動・新潟はこの飛行訓練に絶対反対!と、8月28日、新潟県庁を訪ね、国際課と危機対策課に申し入れ・要請行動を行いました。申し入れた内容は下記の3点です。
①オスプレイの配備に反対する姿勢を明らかにし、新潟への飛行訓練ルートの撤回を求めるように。
②低空飛行訓練のルート、高度、目標の概要を明らかにしてほしい。
③訓練が強行された場合、危険性回避についてどのような対策を検討し県民に周知するのか。

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要請文を読み上げた後、参加者から次々と県の担当者に質問が浴びせられました。「沖縄や山口では県が反対している。新潟は危機感が足りないのではないか」。県側の「国防問題は国の専権事項」との逃げの姿勢に対して「原発で国策のありようが問われている時ではないか」「原発事故の教訓はこのような専門家任せの姿勢にあったのでは」「かつて沖縄の国際大学に米軍ヘリが墜落した時のことが思い出される。事故が起きた時のことを想定して泣き寝入りさせられることの無いように」等々。県側は文書での回答を約束しました。
今回の申し入れ行動は緊急の呼びかけにもかかわらず賛同人11名が駆けつけ、また報道各社の注目を集め、新聞、テレビで報道されました。

新潟県推進委員会は、沖縄の基地問題を継続的にとりくんでいる女性グループなどと一緒に9月22日、オスプレイ配備と飛行訓練に反対するデモを準備しています。
また、来春に柏崎刈羽原発の再稼動を目論む東電、野田政権に対して、自分たちの未来を国に預けず自分たちで決めようという「原発県民投票条例」を求める署名運動が法定数を大きく上回って勝利的にかちとられています。
この運動を中心的に担った人たちの大半はこれまで政治的運動の経験がありませんが、彼らを運動に駆り立てた原動力は、最初から結論ありきで国策を押しつけてくる今の政治に対して、この社会に対して疑問を抱き、心から怒ったからです。私たちは彼らのストレートな情熱に学び、ともに闘い、オスプレイ配備と原発再稼動阻止のために全力を挙げます。(百万・新潟県推進委員会:坂井)









JR東日本会社は、今秋10月1日から「検修・構内業務の全面外注化」を実施しようとしています。これに対し最大労組であるJR東労組は協力的に妥結、国労も修正させたとして妥結。動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の3労組のみ「絶対反対!」と闘っています。

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この全面外注化は、車両を直す仕事を数100の会社にバラバラに委託しようとするもので、人命を預かる電車の安全が確実に破壊され、「第2の尼崎事故」への道です。また、外注先に専門技術がないので多くのJR労働者が外注先へ「出向」となります。そして、皮肉にも元職場が外注化でなくなってしまうので帰ってくることはできません。そもそも鉄道業務の性格上、「偽装請負」とならざるを得ず全く違法なことだらけなのです。

8月28日、動労千葉は検修・修繕部門で働く労働者がストライキに入って、午前中千葉労働局への偽装請負の告発・要請行動、午後から東京地裁へ外注化-強制出向差止め仮処分申請、と労働組合として外注化・強制出向を許さない!と総決起しました。

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地裁前で動労千葉の田中委員長は、「外注化は正規労働者を非正規にするもの。いま膨大な労働者が非正規に突き落とされて、生活を奪われ未来を奪われている。まともに人間として働くことができないという現実。しかし、こうなっているのは労働組合が屈服して闘わないからだ。組合幹部が腐り果てているからだ。」とくやしそうに語り、黙っていたら労働組合も共犯になる、自ら闘い抜き、労働組合が息を吹き返すきっかけとしたい、と決意を語りました。

動労水戸もストライキを闘い抜いて結集。動労千葉49名、動労水戸10名、動労連帯高崎1名の計60名がこの日、東京地裁に集団で提訴しました。

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支援の労働者らもたくさん駆けつけ、10.1JR外注化問題を自らの課題として闘う決意を固め合いました。

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東京地裁申し立て後、近くの弁護士会館で報告集会。

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動労千葉と動労水戸に支援の労働者、労働組合から檄布が送られました。

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いま、全世界で、新自由主義攻撃、外注化・非正規化で多くの労働者が苦しんでいます。日本でも毎年3万人を超す自殺者の多くもこうした現状の中で生み出されています。隣の韓国では、民主労総が「非正規職撤廃」を掲げてストライキで闘っています。こうした労働者の基本的なところで闘う労働組合がどうなっていくのかは、改憲・戦争絶対反対を闘う百万人署名運動にとっても重大な問題です。
今回、「百万人署名運動全国通信」9月号で、動労千葉の長田書記長に10.1外注化問題でのインタビューを掲載しました。みなさん、ぜひご覧ください。(S)











 8月24日、主催団体代表が野田首相と面会後初めての金曜日。「全国通信」の入稿を終えてクタクタでしたが、ヨシ行こう!と「霞ヶ関」に向かいました。
経産省前テントひろばはいつものように賑わっていました。

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NAZENの若者たちと合流し、この日はまず文科省前の抗議行動に参加してから首相官邸前に行くことに。文部科学省前では「ふくしま集団疎開裁判の会」の人たちが、子どもたちを避難させろ、安全な場所で教育を受けさせろ!と抗議の声をあげていました。

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郡山の学校で放射線量を低く発表している現状を寸劇で暴露していました。学校にモニタリングポストが置いてあるのですが、「アルファー通信」製と「日立」製の2種類があり、なんと同じ場所での測定値が違うのです。2本設置してあるところもあるが低い方だけのところも多くあり、結果、現状より低い数値で発表されているとのこと。こんなことはやめろ!と抗議しました。

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ふくしま集団疎開裁判の弁護士に加わった井戸健一弁護士も滋賀県からかけつけアピール。井戸さんは、元金沢地裁の裁判長でしたが、2006年3月、稼動中の北陸電力志賀原発2号機の差止を命ずる判決を出された方です。「3.11で、この国はこんなにも市民を守らないのかとショックを受けている。子どもたちにヨウ素剤を配らない、高線量の被曝を子どもに強いている。今からでも遅くない、子どもたちを疎開すべきだ。」と訴えました。

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音楽隊のデモも合流して賑やかなデモコールが続きました。

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私たちは、この後首相官邸前へ。途中、経産省前でも抗議のデモコールが行われていました。

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歩道でうたを歌っているグループもありました。

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もう7時を過ぎていたので、首相官邸に続く歩道は人でいっぱいで行けません。予定を変更し、国会正門前に向かいました。
ファミリーコーナーでは、子どもたちがマイプラカードを持って元気に声をあげていました。

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さらに、デモの先頭では小学生が、「福島返せ、緑を返せ!」「原発反対!本当に反対!野田も反対!」と全体をリードしているではありませんか。ビックリ!

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子どもたちは真剣です。この子たちの今を守り、未来をつくる責任を突きつけられた思いでした。

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8時デモ終了後は、環境省前へ。原子力規制委員会の人事案撤回を求め4週目の行動がたたかわれました。この「原子力ムラ」人事では、「規制委員会」ではなく「推進委員会」になってしまうと抗議。しかしこの日、野田首相はこの人事を閣議決定、来週早々にも衆参国会で承認させようとしています。国会議員に反対するようファックスしようと呼びかけられました。

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フクシマの怒りとつながり、ねばり強く、金曜デモを続けましょう。そして、広げましょう。(Se)










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8月17日も官邸前や国会前、さらには経産省前や環境省前で「金曜行動」が行われました。同時間に「ドラム隊」を先頭にした若者たちが霞ヶ関を一周するデモを行っていました。以下、写真報道です。(上の写真は、官邸前の先頭で抗議する福島の人たち)

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抗議行動参加者を自由にさせないための警備

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官邸前の歩道は、車道側が通路に変えられていました。これまでは車道側に立って抗議していたはずです。しかも、抗議行動参加者がいるところはいつもの半分くらいの狭さにされていました。許せない!

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官邸前の歩道から離れて国会前へ。

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国会前にも多くの人が集まってアピールしていました。

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官邸前に向かう坂の途中でも、それぞれが自発的に抗議のコールを続けていました。

ところが、すでに歩道は人で一杯になり、それを理由にして、警察は人の並びの最後尾につける誘導をしました。そのことによって、官邸前の上の方にいる仲間達のところには戻れず、官邸前と国会前の分岐点になっている、「財務省上」交差点で待機する羽目に…。でも、しばらくその交差点にいると、霞ヶ関方向からあがってくる人、国会正門方面に向かう人、国会正門方向から戻ってきて官邸前にあがろうとする人、六本木通りから回ってくる人など、人の流れがものすごくあって、どれだけの人がここに集まってきているのだろうか、少なくとも万の人々が集まっていると実感できました。

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いったん、霞ヶ関・経産省前に戻って、地下鉄「霞ヶ関」駅から一駅乗り、「国会議事堂前駅」の4番出口に向かいました。そこからなんとか強引に戻ることができました。

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今回は、自転車で抗議行動に参加した北部連絡会のFさん

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途中、「野田首相が今、首相公邸で安住財務大臣らと会食中だそうです」という情報が主催者から入り、「ふざけるな~」と怒りの声が噴出しました。

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夜8時すぎまで、官邸・国会周辺を「再稼働撤回!」「原発反対」のコールが響き渡りました。

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午後8時15分からは環境省前(経産省の北側、日比谷公園横)に移動して、原子力規制委員会の人事案撤回行動が行われました。

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福島から避難している男性が、激しい怒りをぶつけました。

ほんとうにたくさんの人が、職場から駆けつけています。

老若男女、ほんとうにみんな自発的決起です。

24日も「金曜行動」へ!! そして全国で「金曜行動」を! (K)










暑い8月、でも、毎週金曜日夕方の首相官邸前行動は続いています。10日の金曜日も午後5時30分ごろにはもうすでに首相官邸に近い歩道は人々で埋め尽くされていて、そこから後ろへ後ろへとつながって人々が並び始めていました。

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集会というか、デモコールが6時に開始され、8時まで延々と続くのですが、その間、続々と人々が集まってきているという感じです。

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首相官邸前歩道は、警察によって人々の列(デモ隊列)が、不当に分断されたり、ねじ曲げられてしまうので、今は、あらかじめ国会正門前にも大きなマイクが設置されていて、最初からそちらに集まっていく人々もたくさんいます。こちらではいろいろアピールも多くされています。
また、首相官邸裏の方へ行って抗議の声をあげる人々や、経産省前でずっと抗議行動をしている人々、また、3日の金曜日もそうでしたが福島の女たちは10日も文科省まえで抗議行動を続けていました。
要するに、金曜日は、首相官邸、国会、経産省、文科省、そして環境省と、日本の政治の中枢周辺で「原発反対!再稼働やめろ!子どもを守れ!」等々と、怒りのコールがわんわん響き渡っているという、すばらしい状況なのです!

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この日、鎌田慧さんは首相官邸前でマイクを持ち、官邸に向けて「原発から撤退してください!」と訴え、集まった人々には「原発再稼働は財界の利益のため。しかし、主権は国民にある。原発をなくすまで徹底的にがんばりましょう!」と呼びかけました。

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午後8時過ぎからは、原子力規制委員会の偏った委員人事案の撤回を求め、環境省前で抗議のアピールが始まりました。(原子力規制委員会は環境省の外局)

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環境省が入っている合同庁舎5号館

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福島から避難している木田節子さんも参加。お手製の新作プラカードをご披露です。

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みなさん、17日の金曜日も首相官邸前に集まりましょう!
また、今、全国各地でこの官邸前デモに連帯した行動が闘われています。各地でも盛り上げていきましょう!(Se)













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