とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2012年05月

■栃木県連絡会 第14回総会&講演会
とき◆6月2日(土)午後1時30分~
ところ◆雀宮地区市民センター(栃木県宇都宮市新富町9-4)
記念講演◆西川重則さん「九条改憲を討つ!」/資料代500円
主催◆百万人署名運動・栃木県連絡会(tel.028-656-5962大橋)

■改憲許すな!原発とめよう!6・3憲法学集会
とき◆6月3日(日)午後1時30分~
ところ◆みえ県民交流センター・ミーティングルームB(JR津駅前、アスト津3F)
ビデオ上映◆「フクシマの現実と責任」(小出裕章さんのインタビュー)
問題提起◆「憲法改悪の動きと問題点」(三重連絡会事務局)
主催◆百万人署名運動・三重連絡会(tel.090-2617-0721)

■反原発アクション~学集会トーク&トーク第5回
とき◆6月4日(月)午後6時30分開始
ところ◆亀戸勤労福祉会館・9F第2研修室(JR「亀戸」西口3分)
お話◆天笠啓祐さん(元「技術と人間」編集長)「なぜ日本は原発再稼動を急ぐのか」/資料代500円
主催◆とめよう戦争への道!百万人署名運動本部事務局(tel.03-5211-5415)

■新自由主義と闘う労働組合をつくろう!6・10全国集会
とき◆6月10日(日)午後1時開始
ところ◆文京シビックホール(東京都文京区春日1-16-21、地下鉄「後楽園」「春日」1分)/チケット500円
主催◆国鉄分割・民営化に反対し1047名解雇撤回闘争を支援する全国運動(tel.043-222-7207動労千葉)

■第5回大間原発反対現地集会
とき◆6月17日(日)午前11時30分~午後1時30分、集会後デモ
ところ◆青森県下北半島大間町 大間原発に反対する地主の会・所有地
主催◆大間原発反対現地集会実行委(tel.080-6041-5089中道)
【関連行事】①6/16(土)午後7時~学習会、講師:澤井正子さん(原子力資料情報室)「なぜ大間原発に反対するのか」、大間町立公民館にて。主催:現地集会実行委。
②6/16正午~大MAGUROCKvol.5、大間原発に反対する地主の会所有地にて。主催:OhMAGUROCKS(tel.0178-22-3269)

■北部連絡会第5回総会&講演会
とき◆6月17日(日)午後1時15分開会
ところ◆豊島区立勤労福祉会館4F第3会議室(JR「池袋」メトロプラザ口6分)
第一部:講演◆佐藤幸子さん(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表世話人)「福島の今!」
第二部:総会
主催◆百万人署名運動・東京北部連絡会(tel.080-1003-0058)

■原発学習会―放射能とその影響、核開発と原発の歴史
とき◆6月17日(日)午後2時~
ところ◆市民活動支援センター(新潟市西堀6番館ビル3F)
主催◆NAZENにいがた(tel.090-6791-8005)

■阿佐ヶ谷市民講座~「兼業農家でなぜ悪い!―TPPと地域社会の未来」
とき◆6月21日(木)午後6時30分開演
ところ◆劇団展望(杉並区阿佐谷南3-3-32)
講師◆石原健二さん(元立教大教授)/参加費1000円
主催◆同講座実行委(tel.090-8080-6860)

■朝鮮学校支援、モンダンヨンピル・チャリティコンサート
とき◆6月22日(金)午後6時30分開演
ところ◆なかのZERO大ホール(JR中野駅南口8分)
*モンダンヨンピルとは、韓国のアーティストたちが、東日本大震災によって被害を受けた朝鮮学校を支援するために緊急で集まった仲間の名称/チケット当日1500円、前売1000円
主催◆同コンサート実行委(tel.090-9804-4196長谷川)

■憲法セミナー
とき◆6月23日(土)午後2時~
ところ◆鴻巣市・中央公民館(埼玉県鴻巣市本町3-12-18)
講演◆西川重則さん「憲法改悪をめざす憲法審査会と私たちの課題」/参加費無料
主催◆鴻巣・憲法九条の会(tel.048-541-2072佐藤)

■連続学集会第2回「政府は必ず嘘をつく」
とき◆6月24日(日)午後1時30分~
ところ◆ももちパレス一般教室(地下鉄空港線「藤崎」すぐ)
レポーター◆わたなべひろやすさん*テキスト『政府は必ず嘘をつく』(堤未果著)/500円
主催◆百万人署名運動・福岡県連絡会(tel.092-483-0860)

■靖国神社法案第1回国会提出(1969.6.30)43年!公開学習会
とき◆6月29日(金)午後6時30分~
ところ◆OCC(お茶の水クリスチャンセンター)416号室(JR「お茶の水」お茶の水橋口南へ1分)
第1部:礼拝
第2部:講演(午後7時~)◆西川重則さん「3・11東日本大震災から1周年、改憲の動向と靖国神社の今を考える」
主催◆靖国の集い(tel.048-666-5674)

■反原発・反失業吉祥寺デモ
とき◆6月30日(土)午後6時30分集合、7時デモ出発
ところ◆武蔵野公会堂・第3会議室(JR「吉祥寺」南3分)
主催◆NAZEN吉祥寺・準(tel.03-6914-0487)

■原発なくそう7・1講演会
とき◆7月1日(日)午後1時30分開会
ところ◆都留文科大学2101教室(山梨県都留市田原3-8-1)
お話◆森園和重さん(原発いらない福島の女たち・世話人)
主催◆都留文科大学生活協同組合 組織教育部(tel. 0554-43-2106)

■原発いらない!7・1甲府集会
とき◆7月1日(日)午後1時30分開始
ところ◆ ぴゅあ総合・小研修会(山梨県甲府市朝気1-2-2)
お話◆黒田節子さん(原発いらない福島の女たち・世話人)、槌田敦さん(物理学者)
主催◆百万人署名運動・山梨連絡会、放射能から福島の子どもたちを守る山梨の会(tel.090-9347-3621今村)

■星野文昭さんの無実を示す全証拠開示を!東京高裁包囲デモ
とき◆7月1日(日)午後2時集合、2時30分出発
ところ◆日比谷公園霞門
主催◆全国再審連絡会議(tel.03-3591-8224)







◆衆院憲法審査会で「第1章 天皇」から憲法の各条章に関する議論がスタート◆
5月24日(木)朝9時から衆議院で今国会5回目の憲法審査会が開催され、百万人署名運動では西川事務局長をはじめ6名で傍聴してきました。衆議院では4月5日以来久しぶりの開催となりましたが、今後は「原則毎週開き、全11章と前文について、各党が見解を表明する」。この「作業は公明党が発案し」「共産、社民両党も改正を前提としないことを条件に審議入りに同意した」。大畠章宏会長(民主党)は「審査会終了後、記者団に『改憲する、しないは横に置き検証していく』と説明した」とのことで(「」内は『MSN産経ニュース』より引用)、この日は「第1章 天皇」について議論が交わされました。

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冒頭、衆議院法制局の幹部から憲法調査会での「主な論点」の説明を受けた後、まず、各会派の代表者からの意見表明がありました。その内容を『MSN産経ニュース』から引用しておきます(憲法審査会の動向や自民党改憲案の内容については、改憲推進の立場を明確に打ち出している産経新聞がもっとも詳細な報道を展開しています)。
▲民主党(山花郁夫氏)
党として個別条項について現時点で意見としてまとまったものはない。皇位継承順位を変えるなら、国民統合の象徴と認識できるように国民投票が必要。憲法改正の際は全会派一致で案を出すことが望ましい。各会派が草案などを出せば政争の具となる。
▲自民党(中谷元氏)
天皇は外交関係で日本を代表する面があり、対外的にも「元首」と明記すべきだ。国事行為に関しては「内閣の助言と承認」ではいささか礼を失するため、わが党の草案では「進言」とした。国旗、国歌は国家を象徴するシンボルなので憲法上の規定が必要。
▲公明党(赤松正雄氏)
第1章に改正を必要とする条項はない。天皇は定着している“元首的象徴”という位置づけがふさわしい。「元首」と明記すると意味合いが変化する。女性天皇については皇室典範の改正論議に委ねるが、認める方向性で議論してきた。
▲共産党(笠井亮氏)
1人の個人が世襲で日本国民統合の象徴になるという仕組みが、民主主義、人間の平等の原則にあわない。将来の日本の方向性として民主共和制を目指すべきだ。同時に天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は将来、国民の総意で解決されるべき問題だ。
▲新党きづな(渡辺浩一郎氏)
天皇が元首ではあるが明記すべきではない。多くの国民は「天皇は元首である」との考えをすでに持っている。天皇は各国の大統領・首相と同等ではなく、その上に位置する象徴ととらえるべきだ。
▲社民党(照屋寛徳氏)
天皇を「元首」と明記するのは憲法の基本理念に反し到底認められない。女性天皇は世論の支持もあり、男女共同参画社会の潮流にもかなう。皇室典範改正によって実現すべきだ。国事行為を増やし公的行為を追加することには反対。
▲みんなの党(柿沢未途氏)
天皇は「元首」であることと国旗、国歌について明記すべきだ。国家元首があいまいであり続けるのは対外的にも問題。国家の基本中の基本について規定がないのが日本国憲法の最大の問題だ。

いかがでしょうか。自民党だけでなく、新党きづな(消費増税、TPP参加などに反対して民主党!を離党した議員たちが立ち上げた政党)もみんなの党も驚くべき認識を明らかにしました。なお、国民新党の委員は欠席したため(分裂騒動の後、参議院の憲法審査会でも欠席が続いています)、意見表明はありませんでした。

続いて自由討議が行われ、「第1章 天皇」に関するものだけでなく、審査会の目的、進め方や96条の発議要件、現在の社会状況と憲法との関係などについても発言がありました。例えば、辻恵氏(民主党)が「審査会では改憲案ではなく憲法をめぐる社会状況について議論すべきである。1章を変える必要なないし憲法全体を見ても今改正を前提に議論しなければならない問題はない」と述べたのに対して、古屋圭司氏(自民党)は、改憲を推進する立場から96条の発議要件の緩和を主張しました。この点について、赤松正雄氏(公明党)が「審査会では今の憲法状況の検証を行うべきである。以前は96条の発議要件を緩和してもよいという立場だったが、小選挙区制の導入後民意が極端な形で反映される選挙結果を見て、今は3分の2が現実的だと考えるようになった」と発言したことは、注目すべきだと思いました。

また、照屋寛徳氏(社民党)は、薩摩藩の侵攻、琉球処分、沖縄戦など沖縄が経験してきた過酷な歴史を述べ、「敗戦後県民は米軍の支配を受け人権のない無憲法下の状況にあったが、復帰40年を迎えた今日もなお憲法の理念・精神は沖縄県民に届いておらず、反憲法的な状況に置かれている」と訴えたのが印象に残りました。

一方、今回もまた思わず絶句してしまうような「トンデモ論」が飛び交いました。例えば、保利耕輔氏(自民党)は、天皇について議論することすら「私たち世代の者にとってはおそれ多い」と述べて、多くの傍聴者を失笑させていました。また、笠井亮氏(共産党)が「国旗・国歌が強制されている現状は立法時に政府・与党が説明していた立法趣旨と異なっており、検証が必要だ」と指摘したのに対して、緒方林太郎氏(民主党)は「国旗・国歌の問題が内心の自由を害するという議論は理解できない。こういう議論があるのは日本人として残念だ」と発言しました。私は基本的人権の何たるかを全く理解していない「こんな議員がいるのは日本人として残念だ」と思いました。

今回は、開会後間もない時間には40人以上が出席していましたが、しばらくすると出席者は30~35人くらいに減少し、いつもと同じく自民党の欠席者が目立ちました(13人中3人しかい在席していないこともありました)。審議時間は3時間程度と予定されていましたが、実際には2時間も経たないうちに発言希望者がなくなり10時50分頃終了しました。傍聴者の多くは9時の開会に間に合うよう満員電車で駆けつけており、こんなことなら10時開会にしてほしかったという声が聞かれました。(G)


次回の憲法審査会は、

●参議院が、5月30日(水)午後1時から、「東日本大震災と憲法」(参考人質疑の概要報告及び討議)をテーマとして、
●衆議院が、5月31日(木)午前9時から、「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件」(日本国憲法の各条章のうち、第二章の論点)をテーマとして開催される予定です。

*傍聴を希望される方は、前日の午後2時までに百万人署名運動事務所までご連絡ください。
電話/ファックス 03-5211-5415
メール  million@mqc.biglobe.ne.jp

















5月18日(金)、NAZENの「すべての原発いますぐなくそう!全国署名」1万4786筆を経産省に提出しました(前回分との合計6万6896筆)。この日午後2時に、NAZENの仲間や、NAZEN署名に取り組んでいる百万人署名運動の仲間らが経産省前テントひろばに集まり、8名で経産省に向かいました。

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前回は経済産業省・安全保安院広報課への提出でしたが、今回は対応部局を経済産業省資源エネルギー庁・電力ガス事業部原子力政策課に変更してきました。彼らは変更した理由は、要請文の内容に応じてということと、要請等が多いのでその時に対応できる部署が対応するということだと説明し、たらい回しではないと言いました。

3人の経産省役人に対して、NAZEN事務局長の織田さんが提出署名の趣旨を述べ、また、NAZEN呼びかけ人の三角さんが再稼動を絶対やめるように訴えました。そのあと参加者たちは経産省の責任を追及、原発再稼動やめるよう要請し、意見交換を行いました。

参加者がそれぞれ考えていることを述べたので、問題は多岐にわたりましたが、真剣でした。「政府や東電の社員は牢屋に入るべき」「福島第一の4号機が危ないと言われているがどう対処しているのか」「関西電力は再稼動しないと夏の電力が足りないなどと言っているがおかしい」「原発は無差別殺戮兵器だ」「福島は収束などしてない」「ドイツでは倫理委員会が原発の是非について討議したそうだが、日本では倫理などまったく問題にもしてない」「原発労働があってしか原発は動かないのだ」「核は取り返しがつかないものだ」等々。

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ほとんどの「答弁」は役人のMさんがやりました。彼はぺらぺらと「有能」さを証明するかのようによどみなくしゃべりました。「われわれは今回の事故を防ぎ得なかったことは本当に申し訳ないと反省をしています。その点は枝野大臣以下そうです。被災者の支援は最後まで国として全力で取り組んでいかなければならない話です。最後は更地にするまで国としてやっていきたいと考えてます」「福島並みの地震・津波が来たときを想定してストレステストの内容や対策を決めました」等々。でも私たちはこうした言葉にもうだまされません!

彼らに対して、それぞれ何回福島に行ったかという質問がされました。なんとMさんは「自分は霞ヶ関担当なのだ。霞ヶ関におりつつも常に福島のことを思って仕事をしている」と言いました。参加者は「現場を見ないで何をいうのか」とあきれました。まさに役人そのものです。このMさんは今回だけでなく、他の福島原発問題の集会などでも発言しています。まったく許せないです。
「私は政府としての立場しか答えられない」と言うMさんに、国民全体が怒っていることを承知しているか!と問い詰めました。彼は「個人的な見解ですが、外を見ていただければわかりますが、テントがあります。常に人がいます。これは私たちも(国民の怒りの表れと)承知しています」と言いました。

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NAZEN事務局の松室さんは「署名の一筆一筆に原発を廃炉にの思いが込められている。署名の体積はこれだけだけど、ここに1万5000人の怒りが詰まっています。心の底からの思いを軽んじずに受け止めていただきたい。全国、海外から集まったものである。福島の人たちの署名もたくさんある。役職ではなく人間として向き合ってほしい。」と言い、署名を提出しました。

署名提出後、再び、経産書前テントひろばで総括をして、提出行動を終わりました。(T)

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◆参院で「大震災と国家緊急権」をテーマとした憲法審査会◆
5月16日(水)午後1時すぎから、参議院で今国会5回目の憲法審査会が開催され、百万人署名運動では、西川事務局長をはじめ5名で傍聴してきました。今回は「東日本大震災と憲法」についての審議の3回目で、上智大学法科大学院教授・高見 勝利氏、駒澤大学名誉教授・西 修氏の2名が参考人として招かれ、それぞれ約20分の意見聴取の後、質疑が行われました。

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高見氏は、テーマを「大震災と国家緊急権」に絞って、学究らしく緻密な議論を展開しました。すなわち、災害に関する緊急事態は現行憲法でも想定されていること、今回「災害緊急事態」が布告されなかったのは災害対策基本法上の要件(国会が閉会中又は衆議院が解散中)に該当しなかったからであったこと、安全保障会議を招集しなかったのも設置法に規定されている「(治安・防衛上の)重大緊急事態」が発生していなかったからで理の当然であったことなどを説明し、自民党改憲草案の「緊急事態条項」の規定についてもそのままの内容では無制限な人権制限が可能になってしまうこと等の問題点を指摘しました。

ただし、氏の議論は災害と国家緊急権との関係に限定されていたため、戦争や内乱と国家緊急権についての考え方を知ることはできませんでした。

もう一人の参考人である西氏は、産経新聞の「正論」にしばしば寄稿している改憲論者です。氏の議論は「大震災と国家緊急権」に限定することなく多岐に及ぶもので、例えば各国の憲法と比較すると日本国憲法は長期にわたって一度も改正されたことのない特殊な憲法であると主張したり、多くの国の憲法では国家緊急事態条項が規定されていることを紹介したり、さらには自衛権保持の観点から憲法草案に反対した大昔の日本共産党・野坂参三氏の国会での発言を持ち出すことまでして改憲の必要性を述べていましたが、全体的に雑ぱくで論理性に欠ける議論だと思いました。

また、高見氏と違って安全保障会議を招集すべきであったと主張しましたが、その根拠に挙げたのはそうすれば自衛隊のモラルの向上や対外的なアナウンスメントという点で有効だったということで、これも説得力のない議論だと感じました。

委員との質疑では、西田昌司氏(自民党、審査会幹事)が現行憲法はその制定過程から見てそもそも無効ではないかと発言したり、丸山和也氏(自民党、何と弁護士!)がもし非常事態条項があったら北方領土や竹島の現状はそれに該当するのではないかと質問したり、西氏もビックリするような「トンデモ論」が飛び出しました。

なお、この日はこんな腹立たしい出来事がありました。どんなことかと言うと、審査会が開かれた委員会室は冷房が効きすぎていたので、仲間の一人が衛視に「寒いので、冷房の温度をもっと上げて欲しい」と申し出たところ、「対応できない。議員が言ってくれば別ですが…」と言われました。傍聴者の人権が無視されている!と、終了後に参議院議員面会所の窓口に抗議しました。その際、「いったい何度に設定されているのか」と糾したところ、参院では空調が25℃(!)に設定されていることが判明したのです。電力需給の逼迫が喧伝され、冷房は控えめに、設定は28℃にというキャンペーンが展開されているご時世に、何と浮世離れした話でしょうか。(G)

*参議院憲法審査会インターネット審議中継
下記のホームページを開き、カレンダーで16日をクリックし、「憲法審査会」を選ぶ
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

*次回の憲法審査会は、
衆議院が、5月24日(木)午前9時から、「日本国憲法及び日本国憲法に密接に関連する基本法制に関する件」(日本国憲法の各条章のうち、第一章の論点)をテーマとして、
参議院が、5月30日(水)午後1時から、「東日本大震災と憲法」(参考人質疑の概要報告及び討議)をテーマとして開催される予定です。

*傍聴を希望される方は、前日の午後2時までに百万人署名運動事務所までご連絡ください。
電話/ファックス 03-5211-5415
メール  million@mqc.biglobe.ne.jp













「5.15沖縄闘争」3日目の14日は辺野古の浜へ。そして名護市内デモに参加しました。

那覇から名護へは高速道路で。高速を降りてもずっと後ろについてくる米軍の車。こんなこと東京ではあり得ません。不気味でした。沖縄ならではの現実です。

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辺野古の海は静かでした。

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砂浜に咲く小さな花

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でも、この辺野古の浜に分厚いコンクリートが埋め込まれてしまいました。キャンプシュワブとの強いられた境界線です。

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16歳で沖縄に来て、辺野古の海上戦では抗議船の船長を担った富田晋さんが現状の報告をしてくれました。富田さんは、新基地建設阻止・基地撤去の闘いに本当に勝利するにはそれを闘う労働運動が再建されなければならないと考え、地元で働きながら地域合同労組を作り仲間を増やすため日々闘っています。辺野古のおばぁにその話をするとおばぁは「ああ、全軍労ねー」とすぐ理解してくれたそうです。おばぁたちは若い頃、みんな基地内で働いていたのでした。

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米軍基地に向け抗議のシュプレヒコール

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デモの集合地点である名護市役所です。沖縄らしい建物ですね。

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デモに出発です。

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デモのコールに合わせてコブシをあげるおじぃ。

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デモのコールに合わせて手をたたく人
高校生たちもデモに入ってきました。

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名護十字路です。

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前夜雨だったので、名護では雨の中のデモになるのではとみんなでカッパを買い込んできましたが、幸い晴天に。ただ晴れると陽射しがものすごく強く「沖縄だなぁ」と実感します。

3日間、米軍基地が居座る沖縄を体感しました。40年前の1972年5月15日、大雨の中、沖縄復帰記念式典が行われていた会場すぐとなりの与儀公園で、沖縄の労働者民衆がずぶ濡れになりながら基地付き核付き「復帰」弾劾!と怒りの叫びを挙げ続けていたという光景が舞い戻ってきます。このくやしさ、怒りの闘いを引き継ぎ、全国の労働者民衆の力を合わせて基地撤去、原発なくせと進みましょう。(Se)

デモ解散地にあった真っ赤な花が咲いた木。

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