とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2010年09月

「裁判員制度はいらない大運動」の定例街宣が9月11日、東京・有楽町で行われました。
残暑が厳しい日でしたが、2時間の宣伝・署名活動が展開されました。
百万人署名運動からも参加して、10数名(プラス一羽)で行われました。

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前日の大阪地裁において厚労省の村木(元)局長が無罪判決を受けたこともあって、ビラの受け取りはとても良かったです。「村木さんは、半年も拘置所に入れられて、1年間の裁判で無実無罪を勝ち取った。裁判員裁判は3日や4日で判決を出してしまう。それは裁判ではない。そんな裁判員裁判に、みんな動員されたくないと思っている」と弁護士がマイクで訴えると、署名にかけよる人もいました。

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この日は、「幕引きの秋(とき)裁判員制度10・20集会」(主催は憲法と人権の日弁連をめざす会)のビラが800枚まかれました。10月中旬には、東京地裁で、死刑求刑が予想される事件の裁判員裁判も予定されています。9~11月の取り組みがとても重要だと確認できました。

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「9月一斉行動」を各地で取り組み、裁判員制度廃止の運動を強化していきましょう。




 9月2日、百万人署名運動大阪府連絡会の主催で、裁判員制度はいらない!大運動の遠藤きみ弁護士を講師に迎え、大阪弁護士会のおひざ元で「裁判員制度にとどめを!」学習会を行いました。
 学習会は冒頭、翌日に判決公判を迎えた西郡(にしごおり)差し押さえ弾劾裁判弁護団長であり、また「大運動」の一員として、大阪で共に裁判員制度反対の闘いを闘ってきた富崎正人弁護士から挨拶を受けました。
 その後、遠藤きみ弁護士から、50分にわたる講演がありました。遠藤弁護士は、ご自分の検事、裁判官時代の経験、なぜ現役裁判官時代から「裁判員制度などできるはずがない。反対!」と言い続けてきているのかなどを、ときにユーモアを交えながら熱く語ってくださいました。そして、最高検が発表しているデータなどを示しながら、裁判員事件が処理しきれずに滞留し続け、完全に破産状態にあること、このことが、裁判官や裁判所で働く労働者にいかに強制するものとなっているかを具体的に暴かれました。また、事件が処理されず滞留し続ける限り、被告人は勾留され続けざるを得ない事態になっていると批判。とてもわかりやすく、50分という時間があっという間に過ぎてしまったような講演でした。

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 講演後の質疑応答の中で、分会長が「詐欺罪」でデッチ上げ逮捕され11か月に及ぶ不当な長期勾留と不屈に闘い続けている関合労大和分会から、司法制度改悪としての裁判員制度の核心である<公判前整理手続き>のもとでは、「無罪・無実」を主張する「被告」がいかに不当に扱われているのか、という報告と、質問が出されました。
 この学習会に向けて、連絡会では関西一円の裁判所で働く労働者、弁護士に4000枚を超えるビラをまきましたが、それを見て3人の弁護士が参加してくれました。K弁護士は、学習会後の懇親会にも参加され、裁判員制度反対に向け、富崎、遠藤弁護士や参加者と話がはずみました。話の中で、K弁護士が「裁判員制度の真の狙いは、公判前整理手続きにある」と喝破されたことが印象的でした。(大阪府連絡会 G)










 『百万人署名運動全国通信』9月号(A4版8頁、100円)ができました。賛同人の方には毎月お送りしていますが、一人でも多くの皆さんに読んでいただきたく、ご紹介します。
▲1面:NO War on North Korea
    8月15日の集会での韓国民主労総ソウル地域本部のペ・ギナムさんの発言の一部要旨を紹介しました。

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▲2面:連載―西川重則事務局長の憲法視点から見た政権分析です。
    今回は、菅首相の「韓国併合100年」談話を中心に。

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▲3面:8・6ヒロシマ大行動の報告。

▲4-5面:農地取り上げと闘う市東孝雄さんを訪ねて。
     農民無視の成田空港建設に反対して44年、三里塚の「いま」をお伝えしたいと思い、農地取り上げ反対して不屈に闘い続けている市東孝雄さんにお話しを伺いました。

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▲6-7面:各地からのお便り

▲8面:インフォメーション

 お申し込みをいただければ、一回目は宣伝紙としてお届けします。
郵送先をこちらまでお知らせください→million@mqc.biglobe.ne.jp

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 今回は、もう一つ、やはり小さいけれどピリリと辛い冊子を紹介します。百万人署名運動も参加している「裁判員制度はいらない!大運動」発行の『裁判員制度はいらない!全国情報』台11号(A4版15頁、100円)です。

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▲今号は、映画『BOX 袴田事件 命とは』の監督、高橋伴明さんからの「あきらめずに言い続けよう。裁判員制度はいらない!」のメッセージが載っています。

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▲さらに、インコのお山は今日も大にぎわい!の3頁つづりの愉快なマンガも!

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▲目次は下記の通りです。

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詳しくは、裁判員制度はいらない!大運動→http://no-saiban-in.org/index.html

尚、この『全国情報』は、百万人署名運動でも取り扱っていますので、購読ご希望の方はこちらへ→million@mqc.biglobe.ne.jp 
こちらは100円+送料80円となります。代金支払いは、郵送時に郵便振替用紙を同封しておきますので、それで振り込んでください。









 8月28日(土)午後、都教委包囲行動が行われました。2003年の都教委の「10.23通達」によって、学校現場では卒入学式等での「日の丸」掲揚、「君が代」起立・斉唱が強制されることになりました。教職員には職務命令が出され、都教委職員が監視に出向き違反者をチェック。不起立者は処分されました。これに抗議し、処分撤回・「10.23通達」撤回を求めて翌年から開始された都教委包囲行動です。今回で7回目、そして7年目です。今年は新宿繁華街デモ。新宿駅で街宣をやり、柏木公園から新宿駅東口~新宿駅南口と新宿繁華街をアピール、都庁までデモ行進、都庁第二庁舎前で集会を行いました。都教委包囲ネットの呼びかけで189名、27団体が賛同、例年以上の猛暑の中、150名が参加し元気にやり抜きました。

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2時から、新宿駅西口と東口で街頭宣伝と署名活動

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3時に新宿西口の柏木公園に集合。

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3時15分、新宿繁華街デモに出発。

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86歳の益永スミコさんも元気!

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今回は「石原やめろ」「強制反対」の文字が入った新しいウチワでアピール。

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デモ終了後、まとめの集会が都庁第二庁舎前で開かれました。集会では被処分者が次々とマイクを持ち元気に自らの闘いを報告しました。分限免職処分を受けたジョニーHさんは石原都知事や学校現場の問題を取り上げ「東京音頭」の替え歌を歌いました。宮城・石川・兵庫・大阪・三重県からも参加があり、それぞれが闘いが報告されました。
 最後に、第二庁舎上部にある都教委に向かってシュプレヒコール。

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 8.28新宿繁華街デモに引き続き、8月30日(月)午後3時30分から、都庁第二庁舎10階会議室で、各団体から都教委への申し入れが行われました。参加者は26名。

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 都教委への申し入れと言っても、10・23通達を出し、処分を出している責任部局や責任者が出てくるわけではなく、いつもの通り教育情報課課長と係長が出てきて、「承りましょう。責任を持って関係者に伝え、回答をもらって、責任を持って皆さんに回答文書を送ります」というものでした。
 その決まり切った「パターン」に対して、参加者は本当にいらだって、抗議しました。 例えば、①教育情報課は、どんな法律や条令でそういうことをやっているのか? ②10・23通達以前には、教育情報課は各部局を連れてくる役だったのにどうして変わったのか?その根拠を示せ、また、東京都の他の部局では、申し入れなどがあれば、担当者が来る。どうして教育庁だけがこんな不当なことをやっているのか? ③教育情報課が回答するというのはおかしい。しかも「回答文書」をFAXや郵送で送るのはおかしい。教育情報課は「回答」を誰が書いたのかを記名し、かつ回答を会って口頭ですべき。
 その他にも沢山のことを情報課長に突きつけましたが、情報課長は「私の責任でやりますから」と繰り返すばかりでした。時間の関係もあって、その後、各団体からの申し入れが次々となされました。都教委包囲ネット、解雇させない会、「君が代」不当処分撤回を求める会、町田教組、被解雇者の会等々、16団体が申入書を読み上げて、情報課長に手渡しました。午後5時過ぎまで行われ、「10・23通達」と「処分」を撤回させるまで闘い続けることを確認して終わりました。(T)










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