とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2010年09月

 9月26日(日)に東京・社会文化会館ホールで行われた朝鮮学校に高校無償化を早く適用せよ!と求める全国集会&デモに参加しました。「『高校無償化』からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」が主催したもので、267団体が賛同し、会場からあふれる約1500名が参加、多くの朝鮮高校生らも参加しました。集会後、文部科学省前を通って常盤橋公園まで約6キロのデモをやり抜きました。
 4月から「高校無償化」法が施行されましたが、その対象から朝鮮学校だけが排除されました。その後の文科省の検討委員会で「朝鮮学校にも適用は妥当」との結論が出たにもかかわらず、民主党内の反対意見の調整のため適用が延期されたままです。一刻も早く実施せよ、とこの日の行動が闘われました。

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 主催者はこの集会に、全国に10校ある朝鮮高校の生徒たちを招待しました。体育祭とぶつかってしまった1校を除き、北海道・茨城・神奈川・東京・愛知・大阪・兵庫・広島・福岡の9校から参加があり、代表9名がリレーアピールをしました。
 高校2年生、3年生の彼らの発言は、とても力強く誇り高いものでした。他方、今回の問題がどれほど子どもたちの心を傷つけているかと思い知らされもしました。「なぜ、まだ、こんなにも差別が続いているのか、憤り、あきれている」、「心臓をえぐられる思いだ」、「朝高生のプライドが傷つけられた」、「脅迫状やカッターナイフが送られてきて、怖い思いをした」、「日本から出て行けと言われた」、「民族的差別がある!」等々と、日本社会の差別的ありかたへの怒りの言葉が続きました。
 しかし、そのような中で、多くの日本人が署名活動に協力してくれうれしかったという発言や、お互いの違いを理解し認め合って仲良くしていきたいという発言もあり、また、一人一人が「自国の言葉、文化、歴史を学ぶことは当たり前」、「ウリハッキョ(私たちの学校)が私の誇り、私の魂だ」と、生き生きと語っていました。
 この日、同じ舞台に、日本の高校生も4人が登壇、アピールしました。「こんなことはおかしい。学びたい、という思いを共有し、友達たちに伝えていきたい」「一緒に闘っていきたい」と。そして、壇上でお互いに握手。会場全体にその思いが伝わりました。こうした関係を一日も早く日本社会全体のものとしていかなければと思いました。(S)

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集会後、元気よくデモ行進へ

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文部科学省前でシュプレヒコール

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テレ朝二ュース
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200927002.html



【9.26「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する全国集会 決議案】

○政府による差別・人権侵害を許さない!
全国に10校ある朝鮮高校には、約2000人の子ども達が通い、日々、学校生活を送っています。「高校無償化」の本来の目的は、すべての学ぶ意志のある者に対して教育の機会を保障することでした。朝鮮高校を「高校無償化」から排除する事は、政府による差別・人権侵害です。

○朝鮮高校に「高校無償化」即時適用を!
2010年4月30日、文部科学省は31校の民族学校、外国人学校、インターナショナルスクールを「高校無償化」の対象とすることを発表しましたが、朝鮮高校はそのなかに入っていませんでした。「高校無償化」施行の時点で朝鮮高校を別扱いにしていること、それ自体がすでに差別です。8月31日、文部科学省は「高等学校就学支援金の支給に関する検討会議」の報告書を公表しました。そこで示された「高校無償化」適用のための基準は、朝鮮高校ならば十分に満たしているものでした。またこの報告書には、「高校無償化」を適用するかどうかは、「外交上の配慮などにより判断すべきものではなく、教育上の観点から客観的に判断すべきものであるということが法案審議の過程で明らかにされた政府の統一見解である」と記されています。法の施行から半年がたち、新学期が始まってもなお、無償化法の適用が行なわれないのは政治の怠慢です。もう待てません。朝鮮高校に「高校無償化」を即時適用することを求めます。

○差別をやめ、朝鮮学校への公的助成を!
日本政府はこれまで、植民地支配の責任を省みることもなく、在日朝鮮人による主体的な民族教育を否定してきました。朝鮮学校は、義務教育段階を含めた学校教育を担っているにもかかわらず、法律上「各種学校」とされ、国からの公的な助成は一切ありません。それどころか、学校への寄付金に対する税制上の差別すらあります。これらの差別については、日本弁護士連合会や国連の委員会から、繰り返し是正勧告が出されています。さらには、今回の無償化排除をきっかけとして、排外主義団体などが従来の都道府県レべルでの助成の廃止を要請し、都知事が同調するなど、これまでに朝鮮学校が獲得してきたわずかな権利さえも切り縮めようとする動きすら出ています。本来なされるべきは、朝鮮学校をはじめとする外国人学校に対する差別的な処遇を改め、日本に暮らすすべての子どもに学ぶ権利を保障することです。

 わたしたちは以上の点を確認しつつ朝鮮学校に一切の差別なき高校無償化が適用されるまで、たたかいぬきます。

 2010年9月26日 「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する全国集会 参加者一同














 






 岡山県連絡会は、毎月定例的に岡山駅前での署名街宣を行っています。また、裁判員裁判があるときには裁判所前での抗議行動も行っています。
9月23日午後も、岡山駅東口ビックカメラ前で、沖縄新米軍基地建設反対・普天間基地撤去の街頭宣伝を行いました。「世界中に戦争を仕掛けるための米軍基地はどこにもいらない。普天間基地を撤去しよう!」と訴え、ビラ配布と署名集めをしました。若者や女性を中心にたくさんの労働者が署名をしてくれました。

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みなさん、ご苦労様でした!

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  また、9月は岡山地裁で2件の裁判員裁判がありました。連絡会ではそれぞれ初日の6日(月)と21日(火)に、朝8時30分~約1時間、地裁前で裁判員裁判への抗議行動を行いました。裁判員制度廃止を訴え、ビラを通行人や裁判所に出入りする人に配りました。通行人の方から差し入れもいただきました!
 みんなで裁判員を拒否しましょう。(岡山県連絡会 Y)

9月21日、岡山地裁前で

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 「裁判員制度はいらない千葉県実行委員会」は9月13日、朝8時から千葉地裁前にて、裁判員制度反対の情宣活動を行いました。18名が参加しました。
 実行委員会は毎月1回、千葉駅頭で署名を軸に街宣活動を展開していますが、この日は9月の全国一斉行動の一環として地裁前で行いました。地裁前への反対派の登場は久しぶりで、千葉市民ネットや動労千葉等の労働組合や市民団体と共に、百万人署名運動の仲間も積極的に参加しました。多くのノボリや横断幕に、出勤途上のサラリーマン等が一瞬驚きの表情を見せるものの、ほとんどの人がビラを受け取りました。タクシー運転手さんからはわれわれも反対だとの声が寄せられました。
 特にこの日は、4件の裁判員裁判の初日ということもあり、ビラを受けとった多くの裁判員候補者が声をかけてきて、「こんな制度はいつできたのか?」「仕事が忙しい中呼び出されて困っている」等々と言っていました。中には「断るために来た」と言う人もいて、思わず「がんばれ」と声援を送りたくなるような一幕もあり、裁判員候補者との交流の輪ができ、裁判所職員が制止するという状況にもなりました。

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 裁判員候補者の人たちから裁判員制度への批判が次々に出て、「裁判員制度はいらない!全国情報」誌を多くの人が受け取るという状況に、参加者一同はあらためて「国民の8割が反対している」ことを実感し、裁判員制度は絶対に阻止できるという確信を持った情宣活動でした。(千葉県連絡会 S)







 9月13日(月)、裁判員制度はいらない!大運動は、東京地裁前に街宣登場。いよいよ「秋の陣」に突入です。朝8時30分~10時まで、地下鉄「霞ヶ関」東京地裁前出口周辺で、弁護士8名とインコ1羽を含む総勢20名近くで、裁判員制度の廃止を訴えるビラまきとアピールをおこないました。百万人署名運動も南部連絡会や北部連絡会のメンバーが駆けつけました。
 マイクを持って、武内弁護士が第一声。「人を裁く義務」を強制する裁判員制度は憲法違反だ。3日、4日で人を裁くことなどできない。裁判員裁判は大破綻している。みんなの力で廃止しよう!と、裁判所職員、裁判員候補者、傍聴者らに熱烈に訴えました。インコも久々に東京地裁前に降り立ち、暑さの中を大奮闘です。

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 東京地裁前は昨年8月に第一回の裁判員裁判が開始された時のようにマスコミでごった返していました。それは、ちょうどこの日が、保護責任者遺棄致死罪に問われた押尾被告の裁判員裁判が始まる日だったからです。行列をなして裁判所に入っていく傍聴者にもビラを渡しましたが、けっこう受け取ってくれました。

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 弁護士会館側の地下鉄出口は、裁判員制度推進の法務省の職員が多いのですが、「裁判員制度反対、あくまで廃止を求めています」と声を上げながらまいていると、その声を聞きつけて、ビラを受け取りに戻ってくる人が何人かいました。この日は10.20集会のビラ1000枚を撒ききりました。

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 9月12日、「裁判員制度はいらない!大運動」が呼びかける9月一斉行動の一環として、JR岐阜駅前でビラまき・署名活動をおこないました。
 添付したビラのように、弁護士会、県内で唯一法学部がある朝日大学、マスコミが一体となって、「裁判員制度によって、刑事裁判の質が高まる」などというキャンペーンがはられていることに対し、真っ向から反論するビラを配布しました。

配布したビラの裏面

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ビラの表面

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 「裁判員制度はいらない!大運動」の廃止署名を集めましたが、43名の方々に署名をしていただきました。他にも、「ビラをよく読んで考えたい」という人もいました。
 「未成熟な制度を改善して、よりより制度に育てていく」なる論調を打ち破って、廃止以外ない! ということを、今後も訴えていきましょう。(岐阜連絡会 M)

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