鳥取からの続報です。* * * * *
2月22日(月)から鳥取地裁で裁判員裁判が始まりました。強盗殺人事件で死刑求刑も予想される全国で初めてのケースです。百万人署名運動・山陰連絡会は16日の緊急行動に引き続き22日、23日と連日鳥取地裁前に登場して、抗議のビラまきアピールを行いました。
22日は午後から裁判員選任手続きがあり、私たちは正午から午後4時半まで情宣活動。新聞・テレビ・ラジオ等マスコミ各社も、東京・関西・中国地方と全国からどっと押し寄せていました。選任手続きに来た人は「死刑か否かの判断はなるべく避けたい」、「一市民が人の生死を裁くのは無理ではないか」、「選ばれても辞退するつもり。法律を勉強していない素人が人を裁くというのは何か違う」と。死刑制度に反対の人は「選ばれなくてホッとした」と言っていました。
今回は候補者101人に呼び出し状が送られ、内51人が前日までに辞退が認められ、6人は届かず。当日呼び出された44名の内34人が出席、内12人が辞退を希望したが8名しか認められなかったとのこと。ということは、95人を対象にして63人が辞退したということで、66%以上の人が辞退している。それなのに新聞報道では「出席率77%」と書いてありました。こういう表現は実際の辞退者、拒否者の数を見えなくするもので、おかしい!新聞報道を見ても、裁判員抽選に臨んだ人も「裁判員になりたくない」と思っている人が多かったです。
翌23日は、裁判第一日目ということで、マスコミはさらに加熱。地元テレビ大型中継車が裁判所内の駐車場を占拠して待機、地裁前はカメラや記者でごった返していました。傍聴者も朝8時前から22の傍聴席に何と848人が傍聴券を求めて並び、競争率は39倍!私たちも傍聴者にチラシ配布と制度廃止をアピール。400枚用意したチラシが2日目には足りなくなってしまいました。
人の命を奪うかもしれない裁判に一般市民が加担すべきではありません。判決を出して苦しむのは裁判員とその家族です。裁判員裁判の問題点が激しく突き出されている今回の裁判に、徹底的に反対の声をあげ、制度廃止へ!の力をつくっていきたいと思います。(山陰連絡会 I)
2月22日(月)から鳥取地裁で裁判員裁判が始まりました。強盗殺人事件で死刑求刑も予想される全国で初めてのケースです。百万人署名運動・山陰連絡会は16日の緊急行動に引き続き22日、23日と連日鳥取地裁前に登場して、抗議のビラまきアピールを行いました。
22日は午後から裁判員選任手続きがあり、私たちは正午から午後4時半まで情宣活動。新聞・テレビ・ラジオ等マスコミ各社も、東京・関西・中国地方と全国からどっと押し寄せていました。選任手続きに来た人は「死刑か否かの判断はなるべく避けたい」、「一市民が人の生死を裁くのは無理ではないか」、「選ばれても辞退するつもり。法律を勉強していない素人が人を裁くというのは何か違う」と。死刑制度に反対の人は「選ばれなくてホッとした」と言っていました。
今回は候補者101人に呼び出し状が送られ、内51人が前日までに辞退が認められ、6人は届かず。当日呼び出された44名の内34人が出席、内12人が辞退を希望したが8名しか認められなかったとのこと。ということは、95人を対象にして63人が辞退したということで、66%以上の人が辞退している。それなのに新聞報道では「出席率77%」と書いてありました。こういう表現は実際の辞退者、拒否者の数を見えなくするもので、おかしい!新聞報道を見ても、裁判員抽選に臨んだ人も「裁判員になりたくない」と思っている人が多かったです。
翌23日は、裁判第一日目ということで、マスコミはさらに加熱。地元テレビ大型中継車が裁判所内の駐車場を占拠して待機、地裁前はカメラや記者でごった返していました。傍聴者も朝8時前から22の傍聴席に何と848人が傍聴券を求めて並び、競争率は39倍!私たちも傍聴者にチラシ配布と制度廃止をアピール。400枚用意したチラシが2日目には足りなくなってしまいました。
人の命を奪うかもしれない裁判に一般市民が加担すべきではありません。判決を出して苦しむのは裁判員とその家族です。裁判員裁判の問題点が激しく突き出されている今回の裁判に、徹底的に反対の声をあげ、制度廃止へ!の力をつくっていきたいと思います。(山陰連絡会 I)