とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2009年09月

神奈川からの報告です。* * * * * * *
 9月29日、神奈川で初の「裁判員裁判」が行われました。百万人署名運動の呼びかけに、県下の労働者をはじめ反対運動を続けている人たち約50人が集まり、朝8時~午後1時30分まで5時間半の長丁場の抗議行動を闘いぬきました。横浜弁護士会からの参加もありました。東京からかけつけて頂いた「裁判員制度はいらない!大運動」の高山弁護士・武内弁護士らのアピールは圧巻で、多くの県職や郵政の労働者が足を止めて聞き入っていました。通行人の中から「抗議行動に参加させてほしい」と行動に参加する人もありました。
 ビラの受け取りがとても良く、神奈川県連絡会が用意したビラは正門と通用門で1時間余りで撒ききってしまうほどでした。この日、追加印刷分と11・1労働者集会ビラを含め4000枚を超えるビラを労働者市民に手渡すことができました。

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 12時からは、横浜地裁~県庁コースのデモで、「裁判員裁判」を糾弾し、傍聴者への呼びかけを行いました。

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「反対運動を行っている人たちがいることを初めて知った」「傍聴で真実を知るために来たが、制度そのものに問題があることを教えられた」との声、さらに「傍聴を取りやめてデモに参加することにした」「あなた達がやる11月集会にぜひ参加したい」などの声も寄せられ、神奈川における今後の行動への大きな“力”を得ることができました。
 尚、報道関係者はたくさん来ていましたが、翌日の報道では、この日の抗議行動についての記事は一行もなく、「裁判員裁判」を美化する記事で覆われていました。(百万人署名運動神奈川県連絡会・篠田)









  

 9月25日、東京地裁前で「おかしすぎるぞ!裁判所 9・25アクション」が行われた。不当判決出し放題のあまりにひどすぎる教育裁判に業を煮やした教員・市民たちが裁判所前で「怒り!」の限りを叩きつけた。
 朝11時ごろから午後3時まで、延べ100人ほどが裁判所前に集まり、トーク・歌・川柳シール投票、似顔絵などで裁判所を弾劾し抜いた。また、東京地裁・高裁・最高裁の裁判官あてに要請書を出し「裁判所は憲法と人権を守れ」と訴えた。全司法労組・記者クラブにも申し入れた。

「真実を教えたことが、不適格教員とされた。裁判官が憲法に忠実ならば、私は裁かれなかったはず!」と怒る増田都子さん。
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「都教委・校長の職務命令を『正しい介入』と言い、憲法無視・人権無視の不当判決を『司法の独立』と片づける裁判官に言いたい。直ちに撤回し、まともな判決を出せ」と怒る根津公子さん。
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「教育とは何か、を完全に無視するような裁判所はいらない!」と弾劾する河原井純子さん。
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アイデアグッズを身につけ、自作の替え歌を披露する愉快なジョニーHさん。
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断罪された「不適格」裁判官らの似顔絵
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寄せられた川柳
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裁判員制度反対の川柳もありました。
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香川県の賛同人の方からのお便りです。* * * * * * *
 9月15日、高松地裁にて四国初の裁判員裁判が行われました。これに対して、「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけに応えてかけつけてくれた徳島や岡山の仲間とともに、7人で地裁前にて抗議行動を行いました。
 朝8時30分、裁判所の前で「つぶせ!裁判員制度」の幟をたて、ビラまきをはじめました。その前では、裁判員候補者と思われる人がやってくると、マスコミがどっと取り囲んで取材する様子を何度も見ました。候補者と思われる人たちは、どう対応したらいいのか分らず、困った様子でした。その上、地裁にやってくる裁判員候補者が少ないのです。裁判所の職員は、近くの交差点付近まで出向いて行き、通行人1人1人に「裁判員の方ですか?」と尋ね回る有様でした。

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 「こんな制度、最初から破綻している」、あらためてそう確信した私はマイクを取り、「『日の丸・君が代』の強制に不起立で闘っています。労働者を強制的に動員する裁判員制度は戦争への道だ。労働者は団結して拒否しよう!」と訴えました。
 岡大名誉教授の野田隆三郎さん、徳島、岡山の仲間も次々とマイクを取って裁判員制度の問題点や制度の廃止を訴えました。

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 今回の裁判員裁判は、地裁が呼び出しを行った裁判員候補者37人のうち、呼び出しに応じたのは29人にとどまり、8人が「無断欠席」。出席率は78.4%で、これまでの最低だったそうです。労働者が拒否することで、裁判員制度を破綻に追い込むことができると確信しました。現住建造物放火など3件で起訴になった今回の裁判ですが、初めから事実関係を争う予定もなく、「刑の重さ」「情状面」が審理の中心だったとのこと。そして、わずか6時間の審理の後、3日目には判決。こんなデタラメ裁判に労働者を強制的に動員する裁判員制度は廃止しかありません。(香川県 T)

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●香川の讃岐うどんです

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三重連絡会からの報告です。* * * * * * *
 東海地方初の裁判員裁判が9月15日に強行された。私たち、百万人署名運動三重連絡会はこの裁判員裁判制度の導入に対して、昨年より学習会、シール投票、街頭での反対署名に取り組み、「裁判員裁判絶対反対」の声をあげてきた。その中で、反対の声のほうが圧倒的に多いことが実感できたのであったが、その声を全く無視して私たちの地元の三重県で真っ先に強行されたのは、本当に許せない。私たちは強い抗議の気持ちで、早朝から抗議の行動に決起した。
 「裁判員制度はいらない!大運動」東海連絡会議の仲間たちと、午前8時、津地裁の最寄りの駅である津新町駅でビラまきを行った。「ストップ裁判員制度」の横断幕や「裁判員制度はいらない」ののぼりが改札口から出てくるたくさんの通勤客や高校生の目にとまる中、私たちは「裁判員制度を廃止しよう」と元気よく声をかけながらビラを渡した。ビラの受け取りもよく「私も反対だ。がんばって」と言ってくれる人もいた。
 午前9時前に津地裁前に移動したが、ものすごい数の報道陣が裁判員候補の人のコメントをとろうと通行人に群がっていた。私たちは報道陣がごったがえす中、ハンドマイクでリレートークをし、「裁判員制度はやめるしかない」ことを訴え、ビラまきと署名活動をやった。マスコミも私たちの登場に大いに注目し、カメラ撮影、取材を申し入れてきた。 

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 その後、裁判員の候補者の選任手続きが行われている時間に合わせて、午前11時にお城西公園をデモで出発した。雨の中でしたが、愛知と三重の弁護士を先頭に20名が津地裁前でシュプレヒコール。「裁判員を拒否しよう」と裁判員に届けとばかりに大きな声でアピールした。

お城西公園でミニ集会
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 この日裁判員裁判を中止させることは出来なかったが、三重の地にも裁判員制度反対の運動が力強く存在していることを知らせることが出来たと思うし、何よりも本日の闘いに参加した仲間たちはこの裁判員制度は必ず廃止させることが出来ると確信を持てたと思う。
 なお、この日裁判員候補として集まったのは、裁判員候補者名簿の100人のうち49人が呼び出し対象で実際に来たのは44人が来たのみある。来なければならない5名はどうした?拒否者か?さらには、44名中のうち7名が辞退を申し出て、結局38人の中から選ぶということになった。これを見てもいかに裁判員になることが嫌がられているか、また、裁判員候補者で外れた人のコメントが「当たらなくてよかった」「精神的負担大きい」(9/16毎日新聞朝刊の報道)などを見ても裁判員制度は初期の段階で破綻を見せ始めている。また、裁判員候補者の3割~4割程度しか選任手続きに現れないという現実は全国の「裁判員制度はいらない!大運動」が確実に影響を持ち始めたといえるだろう。三重連絡会は今後も裁判員制度絶対反対を憲法改悪反対闘争と一体のものとして取り組んでいきたい。(百万人署名運動三重連絡会 加藤)










栃木県連絡会からの報告です。* * * * * * *
 防衛省は8月25日に、ソマリア隣国ジブチに派兵しているP3C哨戒機の部隊を10月上旬に交代すると発表しました。P3Cは那覇基地から、陸自は宇都宮からです。栃木県連絡会は本日(9/16)、陸上自衛隊宇都宮駐屯地・中央即応連隊に対して、「ソマリア沖(ジブチ)への第二次派兵を中止せよ」と申し入れ行動をおこないました。「鳩山政権」になったとしてもソマリア派兵は継続されるとの見方が多い中で、断固「許さない」ことを申し入れてきました。

 申入書を読み上げる田上代表
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第二次派兵を報じる下野新聞
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