とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2009年02月

 「君が代」処分にNO!石原都政にもの言おう!と、3月4日の夕方都庁第二庁舎前でのアクションが呼びかけられています。根津さんを分限解雇にするな!都庁前に結集して都教委への一斉要請行動に立ちましょう!
●3.4都庁前アンサンブル
とき:3月4日(水)午後5時~7時
ところ:都庁第二庁舎前

●根津さんからのアピール 
 河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会の根津公子です。あと1ヶ月で卒業式です。昨年は多くの皆さんのお力で免職を阻止することができました。これで免職はない、と思ったのも束の間、都教委は昨年7月15日に「分限対応指針」を策定しました。今年はそれを私たちに適用させて、分限免職に持っていく危険性が十分あります。分限免職を発動したいということは大阪の橋下知事も公言しています。当局にとって気に食わない人を免職にしたいときにこの分限処分・分限免職を使うという動きはこれから各地で出てくるでしょう。そうさせないためにも、ここで、きっちりたたかいたいと思います。大勢の皆さんの力を得て、これを食い止めていきたいと思います。皆さん、ぜひお力をお貸しください。

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●呼びかけチラシより
 今年も卒業式が近づいてきました。東京都教育委員会の2003年「君が代」強制の通達以来、子どもたちの成長を祝う卒業式と入学式の行事が、国に忠誠をを誓わせる場に変えられてしまいました。学校も、職員会議の採決が禁止されるなど、「もの言わぬ」「もの言えぬ」場になってしまいました。卒業式の「君が代」処分者は400名超になりました。「強制で子どもをロボットにしてはいけない」として君が代斉唱時に不起立を貫いてきた、河原井さん、根津さんには停職6ヶ月という処分が出されています。昨年7月の分限処分指針によって、都教委は「君が代」不起立者に「分限処分もあるぞ」と脅しをかけています。わずか40秒間座っていただけでクビ?全国初、前代未聞の解雇処分を許してはなりません。
 分限指針による解雇処分は、全教職員、更には全公務員の恣意的な首切りへと道を開くものです。石原都政のこれまでの教育改革は、次々に教育の自由と平等を踏みにじり、公教育に競争と格差を拡大させてきました。私たちは組合の枠を超え、広くこのアクションを呼びかけようと考えました。
 今こそ教育を強制から救い、子どもに寄りそう教育の地平を切り開いていきましょう。
★賛同呼びかけ
 河原井さん・根津さんらの解雇をさせない会、東京都障害児学校労働組合、多摩島嶼地区教職員組合、港区・新宿区・足立区・墨田区・練馬区・葛飾区・杉並区・江戸川区教職員組合、西多摩区公立学校・町田市公立学校教職員組合、日野市・八王子市教職員組合、特別区教職員組合、アイム′89、東京都学校事務職員労働組合、他
★連絡先
 河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会(tel.042-571-2921、fax.042-574-3093、
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/ )






広島県連絡会からの報告です。
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 遅くなりましたが、2月14日(土)に海上自衛隊呉地方総監部に対して、ソマリア沖派兵をやめるよう抗議の申し入れに行きました。またその日、あの田母神前航空幕僚長が呉市内で講演をするというのです。抗議・申し入れとあわせて「田母神はヒロシマに来る資格はない!」と、駅前で街宣と9条署名を行いました。80筆が集まりました! 通常、街宣・署名活動を行っている広島市内よりも、「自衛隊海外派兵」という言葉に多くの人が反応します。「大和ミュージアム」や「海軍さんのカレー」等々、軍都を押し出し、観光の「目玉」にしている呉ですが、基地の街に住む人々は戦争を望んでないということを改めて感じました。

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 呉地方総監部へは14名もの仲間が集まり、広島県連絡会と婦人民主クラブ全国協広島支部が申入書を手渡しました。麻生首相、浜田防衛大臣、杉本海自呉地方総監宛に申し入れを行ったのですが、私も含め、参加者の思いは「現場の自衛隊員に私たちの声を届けたい! 軍服を着た労働者として、団結して共に戦争協力拒否の闘いにたちあがろう!」ということです。目の前には呉管理部総務の松下という人物が申入書を受け取りに門前に来ているんですが、私たちの気持ちは、戦場に行かされる自衛隊員に向いています。

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 昔、社会党の反戦・平和のスローガンに「自衛官のお嫁にはならない」というスローガンがあったそうですが、私たちは「自衛隊の存在自体が憲法違反。だから自衛隊員は“敵”」ということではなくて、私たちの“敵”は麻生首相や御手洗経団連会長だということをもっともっとアピールしていかなければ、と感じました。
 3月上旬に呉からソマリアへ向けて護衛艦2隻が出撃して行くといいます。現地での抗議行動を行いますので、まだスケジュールは決まっていませんが、全国からも参加をお願いいたします。(事務局・谷口)

●広島県連絡会の申入書
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「さざなみ」「さみだれ」をソマリア沖へ派兵するな!
海上自衛隊のソマリア沖派兵の中止を求める要請書

内閣総理大臣 麻生太郎様
防衛大臣 浜田靖一様
海上自衛隊呉地方総監 杉本正彦様

2009年2月14日

とめよう戦争への道!百万人署名運動広島県連絡会
〒730-0016 広島市中区幟町14-3-303
TEL&FAX:082-221-7631

 私たちは、アフリカ・ソマリア沖への自衛隊派兵に強く抗議します。しかもそれが、ここ呉から出動するということに黙っていられません。 「さざなみ」「さみだれ」の訓練をただちに中止し、ソマリア沖派兵をやめるよう申し入れます。
 浜田防衛大臣、杉本総監は、こうした自衛隊の海外派兵が憲法違反であることは百も承知であるはずです。また「海賊対策」なるものが、派兵ありきの作り上げた「対策」、口実だということもまた前提でしょう。しかし、こうした違憲行為を私たちが許していると思ったら大間違いです。実際、憲法9条を無きものにしたくてもできない現実が、労働者・民衆の戦争を拒否する気持ちを示しています。
 ソマリア沖への自衛隊派兵は、石油権益の要である中東、そしてアフリカの資源・市場を確保するために何とか軍事的プレゼンスを展開したいということが目的です。また、集団的自衛権の実質的発動が狙いであり、自衛隊を、実戦で武器を使い敵をせんめつできる軍隊にしたいのです。
 冗談ではありません。今世界大恐慌情勢の中で、労働者が路頭に放り出されています。自衛隊に入隊する若者も生きるために自衛官になっています。人を殺し殺される軍隊・軍人になりたいわけではありません。
 大臣や総監は実際に人を殺しもせず、殺されるはずもない場所にいながら、自衛官を殺人マシーンにしたてあげようというのです。これまでイラクへ陸自や空自を送り込み、インド洋へは今も海自を派兵しています。しかしこのことをもって、自衛隊がおよそ軍隊とはいえない存在であることが骨身にしみたのでしょう。ソマリア沖へは米海兵隊のグリーンベレーともいうべき「特別警備隊」を送り込み、まずはそうした「精鋭」から国家に忠実な軍人・軍隊を作ろうというのです。
 本日、田母神前航空幕僚長が呉市内で講演をするというのも、憲法に違反しようが、現地の人が望んでいなかろうが、侵略軍隊だと見られようが、それは予めの濡れ衣だ、とでも言いたいのでしょう。しかし、事実は日本軍は侵略軍隊であり、アジアでもアラブでも自衛隊は侵略軍隊として迎えられるということです。
 自衛官の皆さん、敵は「海賊」でもイラクやアフガニスタンの人々でもありません。私たちの敵は浜田防衛大臣であり杉本総監です。倒すべきは麻生であり資本主義です。労働者として共に闘いましょう。










広島連絡会からのお便りです。
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 2月11日、東京から米山良江さん(「君が代」不起立被処分・再任用取り消し)を招いて教育労働者団結集会が行われました。会場は定刻には満員、通路に椅子を置く状況。
 米山さんは、03年10・23通達以来の闘いを振り返り、「都教委は不起立をゼロにしたかった。私たちの闘いは継続され勝利している」と勝利宣言!それと同時に「日の丸・君が代」不起立闘争を、裁判依存主義や市民運動へ変質させることを許さないと話されました。弁護士の中には不起立闘争にネガティブな態度を示す人たちがいるというのです。ならば何のための裁判なのでしょう。今日、鉄建公団訴訟の弁護団が「解雇撤回にこだわるのは玉砕だ」「今こそ政治解決の時だ」と言って1047名解雇撤回闘争を放棄したり、派遣村の代表たちが解雇の元凶である政府・資本に対して救済をお願いする運動を推進していることと通底すると思います。
 裁判にさえ勝てばいいのか?解雇した資本へどうして怒りを向けさせないのか?労働者は救済の対象でしかないと思っているのでしょう。労働者は何らかの解決金や救済を要求して闘っているのではなく、誇りをかけて資本・国家権力に対して決起しているです。労働者を救済の対象と見るのかそれとも社会を変える主体と見るのか、あらゆるところでこの見方が問われていると感じます。
 米山さんは発言の最後に、体制を維持しようとする組合指導部との激突をとことんやりきって分岐をつくりだし、ランクアンドファイルで労働組合を甦らせようと激を発しました。
 そして、基調提起は広教組の青年労働者。「管理職と体制内労働組合の言うことはまるで同じ、すべて労働者を賃金奴隷に縛り付ける鎖だ。現体制を改良して何とかなるという人もいる。自分たちから搾取する資本家を生きながらえさせるのか?すべての怒りを資本へ。不起立は現場からの資本・国家との直接対決だ。隣の労働者を信じて!信じて!信じまくろう!!」と09不起立闘争と熱い熱い団結を呼びかけました。

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 折りしも2月21~23日は広島で日教組全国教育研究集会が行われます。昨年、累積加重処分による解雇攻撃を打ち破った根津さんに、今年は分限解雇が策動されています。この根津公子さんと、支援する町田教組の「君が代」処分に関する2つのレポートが昨年に引き続き排除され、さらに今年は本人たちの参加IDカードさえ発行されていません。また、広島では全国教研への参加IDカード発行の条件として、一部組合員に「誓約書」の提出が広教組から要求されました。内容は「不規則発言等をしない・会場内外でビラ配布等をしない・組合の指示に従う」というもの。思わず会場から怒りの声が上がり失笑が漏れました。根津さんのレポートを排除しておきながら、本人のIDカードを取り上げ、意見を言いそうな者も誓約書で排除するなど、こんな都合のいい話はありません。昨年は町田教組のレポートが復活しましたが、このように弾圧は現場組合員の心に火をつけることと思います。
 そして圧巻は、教育労働者が並んでの不起立宣言。生きさせろゼネストとして、40秒のストライキを断固闘うことが宣言されました。「不起立をストライキと考えたことがなかった。ストライキとしてがんばりたい」、「一緒に不起立してほしい。今後仮に組合の統制処分になっても、一緒に闘ってほしいからだ。」と言葉を詰まらせて会場の仲間へ訴えられ、会場では目頭を押さえる人もいました。米山さんも「不起立宣言に感動したね」と言われ、不起立宣言した人も「すごくよかった。それは発言者がみんな生き生きと楽しそうだったから」と。文字通りの「団結集会」となったと感じました。
 不起立闘争は資本・国家とのガチンコ対決。思想信条の自由といった権利としての問題だけではなく、40秒のストライキとして生きさせろゼネストそのものです。これは道州制という公務員の半分の首を切る国鉄分割民営化と同じ攻撃を吹き飛ばす、最先端の闘いです。そして今や、アメリカの募兵管拒否闘争と結合し、国を越えて労働者として連帯する闘いにまでなっています。09不起立闘争=生きさせろゼネストを断固闘いましょう!(広島・教育労働者AH)









東京北部連絡会からのお便りです。
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 2月15日(日)、池袋の会場に「裁判員制度はいらない!大運動」の山本志都弁護士をお招きして、学習講演会を行いました。当連絡会主催の集会は、昨年4月以来で2回目となります。当日は、集会に先立ってJR池袋駅東口で街宣を行い、行き交う人々に裁判員制度の問題点を訴えながら集会への参加を呼びかけました。残念ながら配布したビラを見て駆けつけた人はいませんでしたが、集会には20名が出席し、活発な議論が交わされました。
 裁判員制度についての批判は、裁判員に課される過重な負担を強調するものが多いように思いますが、私は、山本弁護士のお話を通じて、それ以上に問題なのは、被告人にとってきわめて不利な制度であることだと感じました。体感治安の悪化、被害者参加制度の導入などによって世論が重罰化の方向に傾く中で、公判の前に採用される証拠が決定され争点も絞られてしまって裁判の場で新たな証拠調べや証人を申請することができない、3日から5日というスケジュールで連日開廷されるため弁護士との十分な打ち合わせもできない、そんな条件の下で公正な裁判が行われるとは到底考えられません。
 それにしても、こんな制度が全政党の賛成によって成立し、最高裁や法務省・検察庁のみならず日弁連までいまだに推進の旗を振っているとは、何と理不尽なことでしょうか。まずは4・21集会に結集する、そしてたとえ5月の施行は止められなくても制度の廃止を勝ち取るまで粘り強く反対運動を続けていく、そのことを確認して集会を終えました。(北部連絡会G)


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 今日の午後、JR渋谷駅ハチ公前で「裁判員制度はいらない!大運動」の街頭宣伝があり参加しました。同じ空間で、拉致被害者問題を取り組む諸団体の街宣があり、こちらはマスコミ関係のカメラが多かったですが、土曜日の午後の渋谷駅前は何ともにぎやか、というか、さまざまな音・ハンドマイクの声が混じり合って、肉声で署名を呼びかけてもほとんど聞こえないのではないかという状況でした。加えて、ものすごい人の流れです。私たち「裁判員制度を廃案へ!」街宣隊は7人でしたが、全員が2時間全力でこの人波に立ち向かいました。
 私はリーフをまきながら廃案を求める署名も呼びかけましたが、15名の人が署名をしてくれました。人の流れの速さの中で奮闘した結果ではありますが、でも実は、署名をしてくれた方ほとんどがすでに「絶対反対!」と強く思っている方たちだったのです。「こんな制度はおかしい!行かなくったっていいんでしょ」「国会議員はこんなのを勝手に作って許せない!」と、怒りがいっぱいでした。

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 今日は、4.21全国集会のチラシも一緒にまきました。5月21日裁判員制度施行予定1ヶ月前の4月21日に、東京・日比谷で「裁判員制度は廃案へ」の大集会・大デモをやろう!というのです。1年以上にわたる全国各地での学習会・反対運動の力を総結集した廃止に向けた大きなアピール行動です。一人でも多く参加して裁判員制度実施を何としても阻止しましょう!(事務局S)

●裁判員制度実施をみんなで阻止しよう!4.21日比谷全国集会と銀座デモ
日時:4月21日(火)午後6時開場、6時半開会、8時デモ出発
会場:日比谷野外音楽堂(地下鉄「霞ヶ関」すぐ、日比谷公園内)
主催:裁判員制度はいらない!大運動(tel.03-3348-5162)
→http://no-saiban-in.org/index.html







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