とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2008年07月

 今年の1月15日、PAC3が新宿御苑で訓練!のニュースが流れびっくりしましたが、この時は通信訓練が主で部分的なものでした。しかし一昨日(7/28)、この半年間にPAC3が配備された自衛隊基地から初めてミサイル発射装置(ランチャー)が持ち出され(今回は千葉県・習志野分屯地から)、市ヶ谷の防衛省内で、模擬弾をつけて本番さながらの「発射」訓練が行われたとのことです。もちろん「発射」はされてませんけど、なにしろこのミサイル1発4億円!だそうですからね。

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 でも、防衛省の敷地内とはいえ、東京のド真ん中。そして、敵の攻撃から「首都圏を防衛するため」と、新宿御苑・代々木公園・晴海埠頭公園・お台場海浜公園…と、これから移動展開訓練がされるらしいのです。とんでもありません!
 「敵のミサイル」に海上のイージス艦から打ち上げられたミサイル(SM3=1発20億円!)がはずれてしまったら、この地上からのPAC3ミサイルで撃ち落とすというのですが、この「ミサイル防衛システム」そのものが、これまでの自衛隊の性格を大きく変えてしまう超ド級の大変危険なものです。防衛産業の利権もからんでいるだろうし…、もちろん憲法9条違反だし、とにかく、こんなものは必要ありません!!
 それなのに、今回の基地外での発射装置も含めた訓練について、防衛省は「通常の訓練ですから」とすまし顔。新聞記者も「ニュース性がありませんから」と危機感なし。う~ん、こんなのおかし~い!







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 7月27日(日)、東京・杉並産業商工会館で行われた「くり返すな!アジア侵略―ヒロシマ・ナガサキ・オキナワ・ビキニを。核戦争を職場からの決起で阻止しよう! 7・27反戦反核東京集会」に参加してきました。被爆63周年8・6ヒロシマ、8・9ナガサキ行動に向けた東京集会で、110名が参加し活発な討論がなされました。
 集会のメインは「被爆者の怒りを新たな核戦争をくいとめる力へ」と題しての4人のパネルディスカッションでした。
 コーディネーターの吉田義久さん(核問題情報研究情報センター代表)は発言の中で、「9・11をアメリカ・ブッシュ政権は総括し、その直後の戦争政策QDR(4年毎の軍事見直し)の中で、抑止力として使ってきた核兵器を、通常兵器と混合して攻撃力として位置づけている」「そのための核実験をくり返し、今も2000発の核兵器を持っている」と指摘、しかし「帝国主義者は核を必要としているが、労働者は核を必要としていない」「核戦争を止められるのは労働者の団結した闘いだ。究極的には革命的に社会の仕組みをひっくり返すしかない」と訴えました。
 ビキニ水爆実験によって被爆した第五福竜丸・元乗組員の大石又七さんは、アメリカは「ビキニ水爆被爆」をわずかな見舞金で政治的決着(隠蔽)させて、日米原子力協定の締結などにすり替えたこと、日本ではそれをテコに「原子力の平和利用」・核開発・原発開発が始まったと訴えました。被爆した事実を隠蔽するということを政治的な取引材料にして、日本の「核開発」が開始されたという許しがたい事実に改めて怒りを感じました。

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 広島から参加された下田礼子さん(反戦被爆者の会)からは、15歳のとき広島で被爆した体験と、軍都広島の実態、皇民化教育がもたらした問題点などが語られました。そして、今年の8・6ヒロシマ大行動への参加が呼びかけられました。
 教員の佐藤江都子さん(三浦半島教組)からは、「日の丸・君が代」闘争の報告や人事評価制度のもたらす問題点、反戦平和教育の重要性が訴えられました。

 このパネルディスカッションのあと、百万人署名運動・神奈川県連絡会から、7月19日の1万5千人が集まった核空母ワシントンの横須賀母港化阻止闘争の報告がありました。また相模原市民の会からは、「環境サミット」を標榜して行われた青森・エネルギーサミットが、CO2排出削減を言って「クリーンなエネルギー・原発」の推進を図ろうという核サミットであったこと、これに対し2000人が青森に集まり抗議したことが報告されました。
 さらに、動労千葉や全金本山労組から職場での闘いの報告、サミット弾圧・2年間で88名の不当逮捕と闘う法大生からの発言などがあり、最後に主催者である全国統一実行委員会の事務局長・三角さんから、6月始めの青森での「核サミット」阻止闘争、7月の核空母横須賀母港化阻止闘争と一体で、今年の8・6ヒロシマ、8・9ナガサキをたたかっていこうと呼びかけられました。
 毎年、猛暑の中での集会・デモですが、核戦争絶対阻止!の取り組みを更に強めていくために、改めて被爆地ヒロシマ・ナガサキ現地闘争にかけつけようと思いました。

 集会で呼びかけられた主な行動予定は下記の通りです。皆さんもぜひ参加しませんか。
●ヒロシマ
  *福田打倒・記念式典糾弾デモ
     8月6日(水)午前7時に東千田公園集合(広電「日赤病院前」下車、広島大学跡地)、原爆ドーム前までデモ。
  *8・6ヒロシマ大行動→http://hw001.gate01.com/hiroshima8-6/
     8月6日(水)正午~集会、会場は広島県立総合体育館小アリーナ(広島市中区基町4-1)、午後3時~平和公園までデモ。
●ナガサキ
  *8・8反戦反核労働者集会
     8月8日(金)午後6時~、会場は長崎県勤労福祉会館4階(長崎市桜町9-6)
  *長崎原爆朝鮮人犠牲者追悼早朝集会(主催:長崎朝鮮人の人権を守る会)
     8月9日(土)午前7時30分~、松山公園にて(長崎市松山町、長崎電軌「松山町」下車)
  *記念式典糾弾・福田来崎弾劾デモ 
     8月9日(土)午前10時、白栄公園集合(長崎市城栄町、長崎電軌「松山町」下車)
             
         
  
 










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 7月22日(火)、今年の卒業式・入学式での「君が代」不起立で処分された教職員14人(退職者・停職者を除く)に対する再発防止研修が行われました。会場はJR水道橋近くの東京都教職員研修センターで、午前・午後2回に分けて行われました。うだるような暑さの中、100名近くの教職員・OB・支援者がかけつけ、被処分者を激励し、都教委を弾劾し抜きました。
 屈辱的だったであろう研修を終えた被処分者たちは、拍手で迎えた支援者たちと合流すると思わずホット笑顔がこぼれました。Sさん「上司の命令に従え、と人間の良心に踏みこんでよいのか。そういうことを一つも考えない人が上に立っている」、Tさん「まるで犯罪者扱いだ。途中でトイレに行くときも、トイレのすぐ入り口までずっとついてきた。侮辱的対応だ」、Uさんは「東京都で働く皆さんの中から声をあげて欲しい」と呼びかけました。

「不当な研修を直ちにやめろ!」
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6ヶ月の停職処分中の根津さんもかけつけました。
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 また、報告の中で、研修中に15日に都教委から発令されたばかりの新たな通知「分限事由に該当する可能性がある教職員に関する対応指針」が読み上げられたとのことです。この分限処分は、教職員のすべての行為(授業、職員会議の発言、職務、病気、育児等々)が処分の対象とされるというものです。その該当する例を見ていくと「上司等から研修受講命令を受けたにもかかわらず研修を受講しない、又は研修を受講したものの研修の成果が上がらない。」という項目があり、研修中にこの項目を指でさされたとのことでした。
 ヒドーイ!自己の良心に基づいて行動したら処分され、それでも良心を守ろうとしたら、又新たな処分が襲いかかるなんて!しかも「教育」の名においてそれが強行されるとは!東京都の教育は根本的にまちがっている!!


研修会場前に立ち並ぶ都教委の職員
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 沖縄からのお便りです。
 歴史が動く、沖縄が変わる。与野党逆転した沖縄県議会で7月18日、ついに「辺野古新基地建設反対」の決議が採択されました。満席の傍聴席は興奮と拍手で沸き返りました。
 6月の県議会選挙で自公を中心とする与党が野党よりも少数となり、その結果、県議会議長も野党からの選出となりました。その沖縄県議会で、歴史に残るような辺野古基地建設反対の意見書と決議が提出されたわけです。
 この県議会決議を成功させようと、決議採択の前日に、基地の県内移設に反対する県民会議の呼びかけで「辺野古新基地建設反対7・17県民集会」が那覇市県庁前、県民広場で緊急に行われました。労働者市民400名が参加し、県議会議員を激励し、多くの県民、通行者へ、集会とデモ行進で今起こっていることを訴えたのです。これは、名護市民投票で「ヘリ基地いらない!」と民意が出たにもかかわらず、権力をかさに名護市民、沖縄県民に基地を押し付け続ける暴力が続いていることへの県民の怒りの表現でもあり、また、それを跳ね除けて県議会逆転を勝ち取った、喜びとお祝いを表現することでもありました。

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 他方、仲井真県知事は、首相官邸で行われた「第8回普天間移設措置協議会」(7/18)で、私たちの意志を無視し、あくまで「沖合移動」で政府と合意をしようとしています。 沖縄に基地は、もういらない! 今こそ声を上げるときです。

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●名護市辺野古沿岸域への新基地建設に反対する意見書

日米両政府は、1995年の10・21県民大会に代表される県民の米軍基地の整理・縮小・撤去等の声と行動により1996年4月、普天間飛行場の返還を発表した。
 しかし、これは県内への移設条件つきであり、しかも箇所や工法が紆余曲折を経て今日、辺野古沿岸域でのV字型の新基地建設計画へと立ち至っている。
 ところで、本県は国土面積のわずか0.6%にすぎない狭隘な県土面積に全国の米軍専用施設の約75%が集中しており、これら米軍基地は県土面積の 10.2%、特に人口、産業が集中する沖縄本島においては、実に18.4%を占める異常な状況下にある。
 このような中、県民は普天間飛行場の名護市辺野古での新基地建設には、基地の過重な負担と固定化につながることから一貫して反対してきた。
 同様に、地元名護市民も1997年12月に行われた市民投票において辺野古新基地建設に反対するという意思を明確に示した。
 また、名護市辺野古海域は沖縄県が「自然環境の保全に関する指針」で「評価ランク1」に分類しているように、国の天然記念物であり国際保護獣のジュゴンを初めとする希少生物をはぐくむ貴重な海域であり、新たなサンゴ群落が見つかるという世界にも類を見ない美しい海域であることから、新たな基地の固定化と、新基地建設工事に伴う環境汚染や大規模な埋め立てによる環境破壊につながる辺野古新基地建設には断固反対し、世界に誇れる自然環境を後世に残し引き継ぐことこそが我々沖縄県民の責務である。
 よって、本県議会は、名護市辺野古への新基地建設を早急に断念されるよう強く要請する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 
 平成20年7月18日

沖 縄 県 議 会


内閣総理大臣
外務大臣
 防衛大臣
沖縄及び北方対策担当大臣 あて


●名護市辺野古沿岸域への新基地建設に反対する要請決議

 日米両政府は、1995年の10・21県民大会に代表される県民の米軍基地の整理・縮小・撤去等の声と行動により1996年4月、普天間飛行場の返還を発表した。
 しかし、これは県内への移設条件つきであり、しかも箇所や工法が紆余曲折を経て今日、辺野古沿岸域でのV字型の新基地建設計画へと立ち至っている。
 ところで、本県は国土面積のわずか0.6%にすぎない狭隘な県土面積に全国の米軍専用施設の約75%が集中しており、これら米軍基地は県土面積の 10.2%、特に人口、産業が集中する沖縄本島においては、実に18.4%を占める異常な状況下にある。
 このような中、県民は普天間飛行場の名護市辺野古での新基地建設には、基地の過重な負担と固定化につながることから一貫して反対してきた。
 同様に、地元名護市民も1997年12月に行われた市民投票において辺野古新基地建設に反対するという意思を明確に示した。
 また、名護市辺野古海域は沖縄県が「自然環境の保全に関する指針」で「評価ランク1」に分類しているように、国の天然記念物であり国際保護獣のジュゴンを初めとする希少生物をはぐくむ貴重な海域であり、新たなサンゴ群落が見つかるという世界にも類を見ない美しい海域であることから、新たな基地の固定化と、新基地建設工事に伴う環境汚染や大規模な埋め立てによる環境破壊につながる辺野古新基地建設には断固反対し、世界に誇れる自然環境を後世に残し引き継ぐことこそが我々沖縄県民の責務である。
 よって、本県議会は、名護市辺野古への新基地建設を早急に断念されるよう強く要請する。
上記のとおり決議する。
  
  平成20年7月18日
沖 縄 県 議 会

駐日米国大使
在日米軍司令官  
在日米軍沖縄地域調整官
在沖米国総領事 あて


*同様のものを沖縄県知事宛にも決議しました。


●三多摩連絡会のNさんからの報告です。
 7月18日の東京・首相官邸で行われた「第8回 普天間移設協議会」に対し、「辺野古への基地建設を許さない実行委」が、首相官邸前で緊急の抗議行動を闘いました。一坪反戦地主会関東ブロック、バスストップから基地ストップの会など約30人がかけつけ、首相官邸前で2回にわたり「辺野古基地建設を中止せよ」と抗議の声をあげました。福田首相宛の抗議要請文は警備中の警察隊ともめにもめたあげく、最終的に内閣府の警備担当者(!)に託されました。 
 この緊急行動に、現在アメリカに留学中の女子大生が参加し、今後沖縄の基地問題を日米両国で訴えていきたいと決意を述べました。何とも心強く嬉しい限りでした。






 

 7月12日(土)午後4時半~6時まで、フジグラン高陽で、8・6ヒロシマ大行動参加を呼びかけ、ビラまき・「新9条署名」「後期高齢者医療制度廃止署名」やりました。後から合流した人も含めて6人の参加。新9条署名は22筆、後期高齢者署名は44筆集まりました。
 後期高齢者医療制度に対する怒りはどんどん沸騰しています。近くに病院もたくさんあるためか、病院帰りの高齢者の方から、医療に対する不安・不信と政治に対する怒りが寄せられています。保険料が倍になったと憤慨している方もありました。つぎはぎだらけの医療制度は、資本家の儲けのためだけになりたとうとしていく、この社会の一番の矛盾点です。

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 13日の教育労働者交流集会で、東京の養護学校教員の河原井純子さんが、「重度の障害を持つ子どもたちは、戦時下では一番に殺されていく」と話されていましたが、今の高齢者に対する政策は、働けなくなったら、介護を受けずに、医療にお金をかけずに「早く死ね」と言っているのと同じです。高齢者はみんなそう言われていると感じています。もうそんな事態だし、もう戦時下だと思います。
 なんとか体裁を保つために、医師不足だからと、今から医学部の入学定員を増やしても医者として働けるまでには10年もかかります。それよりも、民営化・利益誘導の論理をを医療・福祉に持ち込むことを止めれば早く解決します。社会のあり方を転換すれば、早いです!! 私たち労働者が社会をこの手に奪えばいいんです!
 今回、参加していただいた、賛同人のOさん(写真)、署名をアピールしながら、老若男女いろんな方に呼びかけ、集めていただきました。遊びに来ていた若者に、8・6に本通りでデモしよう!あばれるデモやろう!と呼びかけたら、おもしろそう・・とビラを読んでくれ、後期高齢者医療制度の署名にも応じてくれました。8・6で社会を変える行動をしよう!8・6に向かってダッシュしよう!


…… 08年8・6ヒロシマ大行動 要項 ……

 【名称】 被爆63周年8・6ヒロシマ大行動
 【日時】 8月6日(水) 昼12:30~午後3時 集会
          午後3時~デモ
 【場所】 広島県立総合体育館小アリーナ
        (広島市民球場の隣り)
 【メインスローガン】
     全世界の労働者・民衆の団結で、核と戦争をなくそう!
 【サブスローガン】
     アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキ・オキナワをくり返すな!
     憲法改悪阻止―ヒロシマの力で!
 【参加費】 1000円 
 【主催】 8・6ヒロシマ大行動実行委(事務局長 平岡誠)
 【呼びかけ発起人】
    北西允/広島大学名誉教授
    栗原君子/元参議院議員
    平岡誠/三次市議、8・6ヒロシマ大行動事務局長
 【事務局】〒730-0016 広島市中区幟町14-3-303
       TEL&FAX:082-221-7631
       E-mail:hiro-100(at)cronos.ocn.ne.jp











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