とめよう戦争への道!百万人署名運動

署名運動をとおして、改憲・戦争への道を許さない闘いを全国的に広げていきます。

2007年07月

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 川添@事務局です。東京北部地域連絡会の皆さんと一緒に労組回りキャラバンをやりました。7月19日(木)と7月26日(木)の二日間ですが、少し報告します。
 19日は北部連絡会代表のGさんと練馬のKさんと3人で練馬区内を、26日はGさんとOさんとFさんと4人で板橋区内と北区内を回りました。
 練馬区は19ヶ所の労組を訪問しました。26日は15ヶ所19労組を訪問しました。アポなしの訪問ですが、軽のバン(キャラバンのバナーを貼ったもの)に乗って次々と訪問するので結構回れました(午前10時~午後5時位)。二日間で34ヶ所を回れました。
 対象は清掃、高校、区役所、郵便局、水道、医療機関、民間の交通関係などです。清掃や高校はとくに反応がよく、9条署名を取り組んでくれそうな感触がありました。
 去年と違う特徴がありました。一つは郵便局です。去年の9月キャラバンでは各局のJPUの組合室まで訪問できましたが、今回はまったく行けませんでした。管理職が出てきて対応し、いろんな理由を付けて会わせません。板橋郵便局では「労組があるかないかも言えない」などとふざけた対応でした。これも10月1日の郵政民営化実施に向かっての激しい反応だと思いました。
 もう一つはある高校での事務室長の対応です。事務室受付で「教職員組合の分会の役員の方にお会いしたいのですが…」と言うと、大半の高校ではその先生に電話連絡をとってくれるのですが、その高校では「公務に専念する義務がありますので、組合活動に関わることは公務中には連絡できません」と事務室長が言ってきました。
 そんな対応は他の高校ではやっていない、私的なことは面会連絡をとっても、労組的なことは駄目というのは憲法違反ではないのか、などなどみんなで抗議していると、その事務室長は、自分も都庁の組合員だ、しかし今の立場として公務に忠実になれとしか言えない、そういう時代だからしょうがないと少し目を赤くして言ってきました。そんなことはない、都知事や都教委がおかしい、闘って現状を変えるべきだと話したら分会関係の先生に連絡をとってくれました。労働運動の現状の一面を鋭く示した出来事だったと感じました。
 たった二日間の「労組回りキャラバン」でしたが、新しく立ち上がった連絡会の皆さんと活動できたこと、昨秋との変化を感じることができたこと、闘いはこれからだということが実感できました。以上、報告でした(~_~)/



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栃木県連絡会からの報告です。
 7月20日(金)お昼前に、東京・杉並区と共に「つくる会」教科書を使用している大田原市(教育委員会)に対して、この間の「つくる会」分裂、扶桑社による「つくる会」教科書発行拒否などの動きも受けて、教科書の使用中止を求める申し入れ行動をおこなってきました。
 大田原市は、この間の市町村合併で、教育委員会が市役所本庁舎と別にある(旧「湯津上村」庁舎に移動)ため、とりあえず午前中、最初に大田原市役所で大田原市長への面会を求めました。ですが、市長は「会議中」とのことで秘書課の遅沢さんという女性職員の方に申入書を渡して、「これから(大田原市)教育委員会に出向く」旨を伝えて、本庁舎から車で30分はかかる旧・湯津上村庁舎へ向かいました。
 まるで「温泉リゾート施設」の真ん中に、温泉リゾート施設と見分けのつかない「大田原市分庁舎」があり、教育委員会はその中にありました。教育長は不在とのことで、対応は学校教育課長の山村氏でした。「これだけ問題の多い教科書を使っていて反省していないのか」との追及に対しては、官僚答弁よろしく「文科省の認可を受けている教科書なのだから問題ない」と、課長は開き直りに終始しました。
 申し入れをおこなった田上代表などの一行は、再度大田原市の本庁舎に戻り、そのあと昼休みの買い物客や、昼食をとりに出てきた人たちが集まる大田原市の市役所前で、田上代表が用意していた、申入書そのものを刷り込んだビラをまきました。地元の人たちの関心は高く、150枚ほどあったビラはたちまちになくなりました。
 その後、宇都宮に戻って記者クラブで報告をおこない、この日の行動は翌日の「下野新聞」に報道されました。

<申入書>
大田原市教育委員会様
   
「つくる会」扶桑社版教科書の使用中止、採択変更を求める申し入れ

 私たちは、日本を含めアジアの人々、あるいは広く在日・滞日の人々が共に求める平和のいに背を向け、日米軍事同盟強化の道を進める自公政権の「戦争国家化」路線、「憲法9条改悪」路線に反対して、言論活動を全国組織として展開している「とめよう戦争への道!百万人署名運動・栃木県連絡会」です。大田原市内の中学校社会科の授業で使用されている「新しい歴史教科書をつくる会」執筆の扶桑社版歴史および公民教科書の使用中止、採択変更を強く求め申し入れます。
<教科書発行会社の扶桑社自身が「不適格教科書」と表明>
 本年5月31日、「新しい歴史教科書をつくる会」はこれまで同会執筆の教科書を発行してきた扶桑社が、「今後、同会の教科書の発行を拒否する」と伝えてきたことを明らかにしました。
 その理由は、扶桑社が同会に送付した文書によると「『つくる会』の執筆者メンバー内に混乱が生じ、事実上分裂している」「全国各地の教育委員の教科書についての評価が低く、内容が右寄り過ぎて採択が得られない」「今後も幅広い推薦をいただける状況にない」からだとしています。扶桑社自身が「内容が右より過ぎて」と認めています。そういうまさに不適格と言うべき教科書を学校現場で使用し続けることは許されません。使用中止は当然ではないでしょうか。
<教科書の記述が事実に反しており、全国評価が最低の教科書>
 そもそも「つくる会」教科書は、アジアに対する侵略の歴史を「大東亜戦争」と称して「アジア解放の正義の戦争」であったかのように全く転倒して描き出し、韓国併合を正当化するなど、日本の加害責任をことごとく覆い隠しています。また広島・長崎の原爆や東京大空襲についてもほとんど取り上げておらず、戦争によってどれだけ多くの人々が犠牲を被ったかという歴史的事実をも覆い隠しています。
 こういうきわめて歪んだ内容の教科書であるため、全国で多くの人たちが「つくる会」教科書に反対し、採択が殆ど得られない状況になっているわけです。
 大田原市教育委員会は05年7月13日、採択審議を行いました。この日は「つくる会」教科書に反対の教育委員が海外出張中で出席ができない日でした。にもかかわらず残る4人のみで他地域に先がけて早々と、扶桑社教科書の採択を強行したのでした。
<大田原市の中学生のため、早々に使用中止・採択変更を>
大田原市教育委員会が行った採択強行の不当性は明らかです。私たちは大田原市が、採択の誤りを認めて扶桑社教科書の使用を中止、採択の変更を行うことを再度、強く求め申し入れます。
  2007年7月20日
    とめよう戦争への道!百万人署名運動・栃木県連絡会
             〒328-0024 栃木市樋ノ口町44-21
           Tel.0282-22-4757 / Fax.0282-23-7263

 
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今年は、被爆62回目の8・6ヒロシマ、8・9ナガサキを迎えます。
 1945年、核爆発の熱線が人と街を焼き尽くした8・6ヒロシマ-8・9ナガサキ、広島では人口約35万人の内14万人が殺され、長崎では人口約24万人の内7万人の命が奪われました。筆舌につくしがたい惨状でした。生き残った人々も放射能被曝で多くの人々が苦しみました。
久間前防衛相の発言は弾劾あるのみです。
8・6ヒロシマ大行動【8月6日(月)12:30~集会、広島県立総合体育館小アリーナ】にぜひご参加を!

 ●峠三吉の原爆詩集「序」より
     ちちをかえせ ははをかえせ
     としよりをかえせ
     こどもをかえせ
     わたしをかえせ わたしにつながる
     にんげんをかえせ
     にんげんの にんげんのよのあるかぎり
     くずれぬへいわを
     へいわをかえせ

 「人間をかえせ」、「平和をかえせ」、核兵器を使った者たち、戦争を起こした者たちへの激しい怒り、糾弾です。米占領下の弾圧の中で、被爆者は原爆症に苦しみながらも生きるために団結し、労働組合をつくりたたかいました。このたたかいを今こそ引き継いでいきましょう!
 労働者の団結で、核と戦争をなくそう!8・6ヒロシマ大行動 への参加を呼びかけます。
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「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」からの呼びかけと行動予定を紹介します。 →http://hw001.gate01.com/hiroshima8-6/sandou.htm
■■8・6ヒロシマ大行動への呼びかけ■■
 全国のみなさん! 8月6日、広島に集まりましょう。被爆者とともに核と戦争に反対する怒りの大行動を行ないましょう。
 被爆62周年を迎える今年、米ブッシュ政権がイラク戦争と占領を継続し、さらにイランや朝鮮民主主義人民共和国、中国への圧力を強めて世界中で戦争を拡大しています。劣化ウラン弾使用、小型核兵器の開発、ミサイル防衛など、核戦争を含んだこの戦争拡大を絶対に許す事はできません。また、安倍内閣は、昨年の教育基本法改悪に続いて、米軍再編、イラク派兵継続、改憲手続き法制定から憲法改悪に一直線に向かっています。
 そうした今、私たちは、二度とアジア侵略、ヒロシマ・ナガサキ、オキナワを繰り返さないために今年のメインテーマを「改憲阻止!ヒロシマの力で」とする第9回目の「8・6ヒロシマ大行動」を開催します。
 戦争と生活破壊に対する労働者・市民の怒りは国境を越え、世界で大きなたたかいとなっています。被爆者とともに、労働者の団結を固め、8・6ヒロシマ大行動から改憲阻止ののろしを上げましょう!

■■07年 8・6ヒロシマ大行動 要項■■
【名称】被爆62周年 戦争をとめよう! 8・6ヒロシマ大行動
【日時】2007年8月6日(月)12:30~17:00 前後に関連行事あり
【場所】広島県立総合体育館小アリーナ
【内容】集会とデモ行進(3000人規模)
    8/5国際連帯集会、8/7午前 碑巡り
    <関連行事>
    8/4(土)オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会in HIROSHIMA
    8/5(日)労働者産別交流集会  その他
【賛同金】個人一口1000円 団体一口3000円
      (二口以上の方には参加券1枚をお送りします)
    〔郵便振替口座〕01360-1-62222 8・6ヒロシマ大行動
【主催】8・6ヒロシマ大行動実行委員会(事務局長 平岡誠)
     呼びかけ発起人 北西允(広島大学名誉教授) 栗原君子(元参議院議員)
【事務局】〒730-0016 広島市中区幟町14-3-303 TEL&FAX:082-221-7631

■■呼びかけ人■■
 北西允/広島大学名誉教授
 内海隆男/広島の強制連行を調査する会
 宇野昌樹/広島市立大学教員
 大江厚子/セイブ・ザ・イラクチルドレン広島代表
 太田弘/広島県沖縄県人会会員
 岡本三夫/第九条の会ヒロシマ代表
 小武正教/僧侶
 栗原君子/元参議院議員
 下田礼子/反戦被爆者の会
 中島敦/広島大学生
 原田豊己/カトリック広島司教区司祭
 平岡誠/三次市議・とめよう戦争への道!百万人署名運動広島県連絡会事務局長
 湯浅一郎/ピースリンク広島・呉・岩国世話人
 吉村慎太郎/広島大学教員
 李実根/広島県朝鮮人被爆者協議会会長
 由木栄司/広島県日本中国友好協会青年委員会委員長
 吉田良順/医師
 大石又七/ビキニ被爆者・元第五福竜丸乗組員
 鎌仲ひとみ/映画「ヒバクシャ」監督
 桑江テル子/うないネット・コザ主宰
 佐久川政一/沖縄大学名誉教授
 知花昌一/反戦地主
 西川重則/平和遺族会全国連絡会代表
 野田隆三郎/岡山大学元教員 吉田義久/元相模女子大学教授
(2007年6月10日現在)

 
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昨年5月末からスタートした「憲法9条を変えるな!」百万人署名は、今日現在で20万1189筆となりました。労働組合や市民団体で取り組んでくれたところも多いですが、圧倒的多くは個人の取り組みです。5名、10名と埋められた署名用紙が毎日届いています。たった1人でスーパーや街頭に立って署名を訴えている方もいます。これはとても大変なエネルギーだと思います。でも、こうした本気の行動がなければ改憲も今の悪政も変えることはできませんよね。「たかが署名、されど署名」です。この署名をきっかけに、考え行動する人をどんどん増やしていきたいと、全国で奮闘しております。
 皆さんも、ぜひ取り組んでください!
署名用紙はこちらからダウンロードしてください。→ http://www2u.biglobe.ne.jp/~hyakuman/kenpo.htm
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 久間防衛大臣は辞任しましたが、沖縄の事態は何ら変わりません。今、沖縄では防衛省による新基地建設が強行されています。7月3日(火)早朝5時30分、政府防衛省は辺野古と高江で同時に工事を強行してきました。現地の人々が体を張って阻止行動に立っていますが、本土のマスコミは全く報道しません。9条改憲を公言する安倍政権は、沖縄に「基地の島」として、さらなる犠牲を強制しています。いま、この安倍政権を倒すことは沖縄の叫びであり、私たち自身のたたかいです。

<辺野古座り込みは今日(7/6)で1174日目>
 5月中旬から開始された「事前調査」は断続的に続いています。カヌー隊らの必死のたたかいによって機器の設置が阻止され、まだ終わっていない5つの設置作業が強行されようとしています。また、点検作業が継続的・奇襲的に強行されています。
 浜ではおばぁたちの座り込みが連日続けられており、沖縄や全国から座り込み参加者が訪れています。辺野古海辺に監視・抗議の人々が常に集まっているということが大きな力になります。戦争に反対する皆さん、可能な方はぜひ辺野古にかけつけて下さい!カンパもお願いします!
※辺野古への行き方をご案内します。
辺野古には、那覇と名護より77番のバスで行くことができます。詳しくはhttp://www.rosenbus.com/から路線バスの沖縄バス、 77系統名護東(辺野古)線をご覧下さい。
 辺野古バス停で下りたら、海の方まで川沿いに歩いてください。 漁港前の防風林を越えて防波堤に出たところが座り込みのためのテントです。 途中、「命を守る会」への案内看板もあります。そちらからでもテント村に行けます。
 車、レンタカーでいらっしゃる方は、沖縄自動車道「宜野座インター」 を出て左、国道329号線を北上し10数分、「久志(北)」の交差点を右折、久辺中学の横を通り、坂の下の給油所「辺野古(西)」を 右折、川沿いに海に向かいます。辺野古漁港は立ち入れませんので、手前に駐車して漁港入り口までおいで下さい。テント村の場所は漁港入り 口向かって右側、防風林の向こう側、防波堤の上です。
※ゴムボート購入カンパ振込先(通信欄に「ゴムボート代」と書いて下さい)
郵便振込 口座番号 01700-7-66142
     加入者名 ヘリ基地反対協議会
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<高江でも座り込み>
 米軍北部訓練場の返還に伴う東村高江区へのヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設問題で那覇防衛施設局は3日早朝、移設予定地で移設工事を開始しました。着工に反対する区民有志らは「抜き打ちだ」と一斉に反発。工事車両の進入を阻止しようと、建設予定地入り口に座り込み、「ヘリパッド建設やめろ」とシュプレヒコールで移設中止を訴えました。しかし、建設作業員が、N―4、H両地区で仮設ゲートの鉄柵を設置、早速、希少植物の移植作業に着手するなど作業が開始されました。
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 着工を確認した同区の伊佐真次さん(45)は「こんな朝早くからやるのか」と、国の強行姿勢にあきれ顔。「子どもたちのためにも危険なヘリパッドはいらない。高江の現状を多くの人に知ってほしい」と座り込みへの参加を呼びかけました。ブロッコリーの森を守る会代表の安次嶺現達さん(48)は「区民はヘリパッド建設に賛成していない。区民の生活や安全を脅かす基地を造らせるわけにはいかない。この自然は県民みんなの宝だ。みんなで守っていきたい」と訴えました。


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