破防法研究会の滝川です。{%normal%}以下報告します。
 先週前半に、「5月2日までに改憲手続法案を強行する。3月8日衆院委員会再開、15日公聴会、22日委員会採決、23日本会議採決」と自民党・安部の強攻策が伝えられる中で、社民党主催「ストップ・ザ“9条改憲手続法”緊急院内集会」が参院議員会館内大会議室で約180名が参加して行われた。「国民投票法案・共謀罪法案成立を阻止しよう!」のスローガン。国会議員の参加者は、司会が阿部知子、主催者挨拶が福島みずほ、憲法調査特別委員会報告が辻元清美(衆院)、近藤正道(参院)、まとめが照屋寛徳、ほかに日森文尋の各議員。司会予定の保坂展人氏は委員会の視察が入って欠席だった。

 国会報告の辻元さんの意見を少しまとめて見てみる。衆院では50(全体)分の2(反対)の構成で行われている委員会で8日の委員会の開催を民主党も含めた3党結束で中止させた。世論の声の成果。安倍さんは支持率が下がったから通してしまえと焦っている。大体、議員立法に内閣が口をはさんで「5月3日までに成立させよ」というのは憲法違反。この法案は単なる手続法ではない、改憲準備法案が成立すれば今秋から憲法審査会が自動的に動き、改憲が政治日程に上るように出来ている。新聞では自民党案と民主党案の違いを表にしているが共通している部分が大問題。一度廃案にすべし。辻元さんは、質疑の最後に都知事選が終わる週の木曜日4月12日あたりが衆院では危ないと言っていた。

 衆参の報告の後は、参院選には出ないでジャーナリストのヴィタミンCで行くことを決めた斉藤貴男さん(ジャーナリスト)の発言(1週間で2度聞いたが相変わらず切れがよい)、以下発言順に、福山真劫(平和フォーラム事務局長)、久保田真苗(憲法を愛する女性ネット世話人代表)山本俊正(日本キリスト教協議会総幹事)清水澄子(女性会議常任顧問)、松島暁(自由法曹団)堀井準(社会文化法律センター事務局長)蔵田計成(9条改憲阻止の会事務局長)高田健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)ら各氏が発言。そのあと会場からの4~5人が質問意見。これを紹介すると「改憲反対運動を統一して出来ないか」の1点につきる。「都知事選を統一候補で戦えないか、反対している党首を説得できないか」、という訴えと絡めて出されていた。