画像 現代の治安維持法である「共謀罪」と粘り強くたたかっている「破防法・組対法に反対する共同行動」の皆さんが、今日(4/6)は朝から国会前行動にたちました。国会前駅でのビラまき、国会前座り込み、国会前集会、さらに有楽町マリオン前での街頭宣伝と1日行動です。昼の国会前集会に参加しました。
 共謀罪法案は、昨年の国会で与党の「民主党案丸飲み野望」が破産し衆院で継続審議となりましたが、今国会ではまだ審議入りしていません。しかし、自民党法務部の委員会で修正案要綱が発表され巻き返しが始まっています。

 自民党の修正案要項では、「組織的な犯罪の共謀罪」→「テロ等謀議罪」と名前を変え、対象犯罪を「619」→「120~150」と減らすとなっているようですが、思想処罰・団結禁止というこうれまでの刑法と社会を大転換させる性格は全く変わりません。労働運動や市民運動つぶしに使われることは明らかです。油断することなく、「レベル張り替え」共謀罪なんか出すな!「共謀罪」は廃案に!と確認しました。集会では他に、「憲法と人権の日弁連をめざす会」の鈴木弁護士から改憲手続法案廃案に向けて、4.11(水)昼の国会前集会・夕方6時半からのクレオでの集会と大デモへの参加要請がありました。発言の中で鈴木さんは有料広告が1兆円もかかる例を挙げ、経団連は「戦争国家が1兆円で買えるなら安い」と思っているんだと弾劾しました。さらに、中大弾圧統一救対の方から中大生協闘争への弾圧(有給休暇を申請したパート労働者に対する配転・解雇攻撃に抗議しての3.25多摩キャンパス卒業式情宣活動に対し公安が介入し14名も不当逮捕した大弾圧)とのたたかいの報告と支援要請、「9条改憲阻止の会」からのアピールなどがありました。
 途中ミュージシャンのZAKIさんが「変な共謀罪」をギターを弾きながら歌おうとしたら、一斉に警備の警察官がそれをやめさせようと取り囲むということがおきました。「表現の自由を妨害するな!」とみんなで抗議し、ザキさんもがんばって歌いきりましたが、せっかくの歌が警官の怒鳴り声で聞き取りにくく、歌っているザキさんの姿も見えず、本当にひどい妨害でした。
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