画像 6月14日(木)、日本政府に対し、日本軍「慰安婦」とされた被害女性たちへの誠実な謝罪を求める行動が、国会前や新宿駅など街頭で行われました。「旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委員会」や「日本軍『慰安婦』問題緊急行動ネットワーク」が呼びかけたもので、韓国からも被害女性の李容洙(イ・ヨンス)さんが参加されました。
 
 今年2月から、旧日本軍の「性奴隷」問題に関して日本政府に謝罪を求める決議案が、アメリカ議会に提出されています。李容洙(イ・ヨンス)さんら被害女性が米下院公聴会で証言し、日本政府が犯罪を認めて謝罪と補償をするよう発言しました。こうした動きに対し、安倍首相や麻生外相など高官たちは決議があがらないようにとロビー活動を必死に行っているとのことです。本当に恥ずかしいことです。
 日本政府こそが自ら進んで実態調査をし、被害女性たちに心から謝罪し彼女たちの尊厳を回復するために一刻も早く動き出すべきです。そして、二度と繰り返さないために、このような侵略戦争犯罪の事実を歴史に残して伝えていくべきです。安倍政権の「戦後レジームからの脱却」はこの事実を消し去ろうとするものです。この問題で声をあげ、ねばり強く行動している人々に敬意を表し、私たちもこの実現のために共に行動していきたいと思います。
 李容洙(イ・ヨンス)さんらは、夕方からの国会前での東京教組や都教委包囲ネットの集会でも発言されました(下の写真中央)。午後5時~6時の教育関連法案反対の東京教組(日教組)の集会時には、国会前は約200人ほど抗議団となりました。李容洙さんは発言の最後に「教育は一番大事」と言われました。李容洙ハルモニ、お身体をどうぞお大事に。
画像