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10月28日(日)、自衛隊の観閲式が埼玉県の朝霞駐屯地で行われました。観閲式は「米軍と一緒に反テロ戦争に参加せよ」と隊員の戦意高揚、内外への軍事力誇示を目的とする軍事パレードです。これに対し当日、自衛隊の海外派兵反対、パトリオットミサイル(PAC3)配備・基地機能強化反対を訴え、会場の朝霞駐屯地に向かって埼玉・朝霞側と東京・練馬側から、二つの抗議デモがたたかわれました。

 陸上自衛隊の観閲式は3年に一度行われていますが、今年の観閲式は当初は安倍政権下で、防衛庁を省に昇格させ海外派兵を自衛隊の本来任務にした中で準備されてきたものです。安倍前首相は、集団的自衛権の見直し、PAC3の全国の基地への配備など、9条改憲・自衛隊の本格的軍隊化策動の強めてきましたが、参議院選挙で大敗し、テロ特措法の延長問題もからんで、みじめな退陣。しかし、その後の福田政権も新テロ特措法を成立をめざし戦争政治を押し進めています。
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 11.1のテロ特措法期限切れを前に、守屋前防衛事務次官疑惑問題で防衛省内はグラグラ、新テロ特措法(補給新法)も今臨時国会での制定はますます危ぶまれています。しかし、国会内の自公対民主の政争で問題は解決されず、労働者市民の反戦の行動こそ重要です。
 「テロ特措法もPAC3もいらない!やめろ!自衛隊観閲式10.28朝霞行動実行委員会」(連絡先:市民じゃ~なる、東水労)は、埼玉県・東武東上線朝霞駅前で集会をした後、約80名で午前11時からの式典にあわせて朝霞基地へ向けてデモに出発しました。自衛官にも共にたたかおうと呼びかけました。途中、右翼の妨害がありましたが、それをはねのけて抗議行動をやりきりました。