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 今日(9/14)午後1時30分から、防衛省正門前で「PAC3ミサイルの実射訓練をやめろ!」の抗議行動がありました。防衛省が9月15日の週から米国の演習場でPAC3の実験発射訓練をしようとしていることに対し、その中止を求めての行動です。主催は実行委員会で、核とミサイル防衛にNO!キャンペーンや関東を中心に各地でPAC3配備反対の行動を続けている団体らが呼びかけたものです。60名ほどがかけつけ、埼玉や千葉、浜松からアピール、大分からも中止を求める1220筆の署名が届きました。
 防衛省から出てきた防衛事務官に、多くの団体が、PAC3配備・実射訓練中止を求める防衛大臣や首相宛の要請書を提出、百万人署名運動も千葉県連絡会と関西連絡会から要請書を出しました。

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 今回すでに浜松基地(静岡県)に配備された機材がニューメキシコ州のホワイトサンズ射場に持ち込まれているとのことで、米軍の協力を得て標的の模擬ミサイルを2発のPAC3で迎撃する初めての実験が行われようとしています。これにかかる経費は全部でなんと約23億円とのこと!ばく大な税金がこんな形で消えてしまうなんて、許せません。 しかも、このPAC3システムは日本のミサイル防衛(MD)構想の一環で、このMD構想自身が「防衛」とは名ばかりの先制攻撃、集団的自衛権の行使、戦争行使そのものなのです。
 防衛省は「まず配備ありき」と、PAC3を入間(埼玉)、習志野(千葉)、武山(神奈川)、霞ヶ浦(茨城)、浜松(静岡)と自衛隊基地への配備を強行してきました。今後さらに、各務原(岐阜)、白山(三重)、饗庭野(滋賀)、さらには九州・北海道…と配備を計画しています。一発4億円とも5億円とも言われているPAC3ミサイルは三菱重工で作られているそうです。
 兵器産業をうるおし、戦争挑発そのものであるPAC3配備に全国から反対の声をあげていきましょう。
 この日の集会中に、防衛省正門から今風の若者2人が出てきたのでちょっとだけインタビューしてみたら、自衛官ではないが防衛省の職員でスポーツクラブの練習に来たとのことでした。PAC3問題については「新聞記事に載ったりすると、コピーされて回ってくるので知ってます」とのこと。一緒に考えていってね!