11月22日、土曜の午後、東京で裁判員制度を廃案にしよう!デモをやりました。裁判員制度は現代の赤紙だー!人を裁くことをおしつけるなー!裁判を3日で終わらせるなー! 会場の社会文化会館~赤阪見附~新橋~銀座~数寄屋橋交差点~東京駅~常盤橋公園まで、ナント2時間を超える大デモをやり抜きました。
 「ストップ!裁判員制度」の赤い三つ折りリーフ2000枚が次々と通行人に受け取られ、中には周りに配りたいとまとめて受け取っていく人も何人かいました。また、途中からデモに参加してくれた通行人もいました。数寄屋橋、東京駅前ではとりわけ注目度抜群!「裁判員制度はいらない!大運動」の初めての東京デモは大成功でした。
 
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 集会も640人参加で、発言内容もそれぞれ「絶対はんたい」に満ちあふれたものでした。

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ビデオレターによる僧侶の玄侑宗久さんの「裁く側に立ちたくない」というお話しには、なるほどと思いました。仏教徒であるのに聖書の一節のキリストの言葉も例にあげたりで“人を裁く”ということについて語り、また「百姓一揆のリーダーも為政者にとっては罪人だが、民衆にとってはヒーロー」の例をあげ、2つの見方が並行してありうる社会、その中で民衆を裁判に関わらせていくことの問題性を指摘されました。

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 パネルディスカッションには町内会の会長さんも参加していました。

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 行動提起に立った佐藤和利弁護士(「裁判員制度はいらない!大運動」事務局長)のお話しでは、今度の最高裁長官に就任する竹崎氏(11/21まで東京高裁長官)は裁判員制度を成立させた超エリート裁判官とのこと。14名の最高裁判事を飛び越した全く異例の人事は、裁判員制度を何としても国民に定着させようとする支配者側の意志の現れそのものです。佐藤弁護士は「いいじゃないですか、権力がその気なら、私たちは一丸となって団結して突破する、必ずできる!」と、力強い気概で言い切りました。そして、労働組合の大幅賃上げ・解雇反対スローガンに裁判員制度廃止を加えて欲しい、地域・自治会・商工会でも取り組んで欲しいと訴えました。最後に、勉強会を積み重ね、請願署名を積み上げて、来年5月実施阻止に向けて運動を広め、4月に東京で大集会を開こう!と呼びかけました。

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