集会の報告です。* * * * *
 3月22日に共謀罪新設反対国際共同行動署名運動が呼びかけた「戦争と治安管理に反対するシンポジウム4~戦争と治安管理から自らを解き放とう!」が東京南部労政会館で開かれ、100名を超える人々が参加した。
 全体集会は、足立昌勝さん(関東学院大教授)の主催者挨拶に次いで、永島靖久弁護士の「反テロ戦争・新自由主義破綻下の治安法を撃て!」の講演。新自由主義がもたらした結果としての反乱に対する各国の治安政策の再編状況など詳しく提起された。講演の後、連帯挨拶が続いた。山下幸夫弁護士は、共謀罪法案を絶対に阻止しよう!と訴えた。いったん休憩の後、会場を移して分科会に移った。
 
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 分科会は、①檻の中の「安心・安全」を問う、②刑事司法の腐敗を撃て!、③社会的排除を打ち砕くために、と3つのテーマに分かれて行われた。第2分科会「刑事司法の腐敗を撃て!」は、救援連絡センターの跡部由光さんの司会で、西村正治弁護士が「裁判員法反対」、統一獄中者組合の大山武さんが「死刑・重罰化反対」の提起を行った。また、法大弾圧救援会の下岡暁さんが、「88人の逮捕、22人の起訴という大弾圧に一人も屈せず、はね返している」という現状を報告した。討論では、迎賓館・横田裁判被告の板垣宏さんが、検察と裁判所が証拠ねつ造に破綻してきたが、裁判員制度で進める迅速裁判ではそれができなくなる、とその攻撃を断罪した。
 分科会での討論の後、再び全体集会に。パレスチナ・オリーブ(仙台)の早尾貴紀さんから「ガザ虐殺を考える」の特別報告を受けた後、それぞれの分科会討論の報告がされた。共謀罪永久廃案に向け内容を共有化し、最後に「裁判員制度反対!」等のシュプレヒコールをあげて集会を閉じた。(賛同人M.O.)