中野ZERO小ホールで午後1時から開始された「改憲は阻止できるぞ!2009」集会は、約700名が参加し、まさに今「闘いのまっただ中にある」とビンビンと感じる集会でした。この「8.15労働者市民のつどい」も「国益と排外に憲法は屈するのか」という問題意識で毎年内容の濃い「つどい」として作られてきています。
 集会冒頭「改憲阻止闘争の最前線から」ということで、国鉄1047名解雇撤回闘争の中で、何と国労本部によって警察権力に売り渡され、1年以上の不当勾留を受けながら「1047名解雇撤回」を果敢に闘い抜く国鉄労働者。国家の強制動員には従わない!と拒否を闘う裁判員候補者。ビラをまいたら停学・集会をしたら退学・抗議をしたら逮捕という法政大学で闘う学生、と続きました。

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 そして韓国からは、民主労総ソウル地域本部の副本部長と組織部長が参加し共闘を呼びかけました。解雇攻撃に組合員500人が2ヶ月以上職場占拠・無期限ストで闘い抜いたサンヨン自動車労組の闘いのビデオは、労働者の団結の人間的な力、殺人的な国家権力・暴力職員と果敢に闘い抜く勇気が激しく迫り、感動しました。

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 基調報告の中で、鈴木達夫弁護士は、戦争というのは、市場・資源をめぐる強盗戦争で、誰かの理性でどうにかなるものではなく、大銀行・大資本の利害が対立してどうしてもそこに行き着くものとしてある、と指摘しました。だから、かつてない世界大恐慌という資本主義の生命力が尽きた今、資本主義の「墓堀人」たる労働者を軸にして固く団結した力のみが人民が生きていける社会をつくり出す力だ、と提起しました。
 また、改憲攻撃の2つの方向として、①侵略戦争・強盗戦争…憲法9条改憲、憲法審査会始動、ソマリア派兵、臨検法案などと、②戦争ができる国内支配体制づくり…統治形態(国家と人民の関係)の原理的転換とがあるとし、②に改憲攻撃の実態があると指摘しました。裁判員制度や道州制はここに入ります。また、①との関係で国際連帯の重要性をあげました。改憲と戦争に反対する百万人署名運動にとっても学ぶところが多々ありました。

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 動労千葉を軸とする訪米団の報告の後、動労千葉の田中康宏委員長が、「我々自身の力を取り戻すということなしに、戦争をとめることはできない。11月1日(日)に日比谷野音に、職場で資本と闘う1万人をめざした労働者集会を実現しよう、みんながぜひその担い手になって欲しい」と訴えました。

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 西川重則さんも靖国神社からかけつけ、「憲法審査会の始動」に対する闘いへの警鐘を乱打し、「国境を越えた民衆の連帯した力のみが、究極的に戦争をとめることができる」とアピールしました。

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毎回、ものすごく考えて新作を発表する松元ヒロさん、今年もみんなの笑いで受けました。

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 ところで、会場の前には約100名くらいの公安刑事がたむろし、参加者をチェックしていました。明らかに憲法違反の人権侵害なのに、この人たちを取り締まる人がいない。こういうことにはマスコミも知らん顔。この国はかなり危ないところに来ています!改憲と戦争に反対するためには、国家権力の弾圧をはね返して闘うしかないと覚悟するしかありません。昔も今もこれは同じですね。(事務局S)

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