三重連絡会からの報告です。* * * * * * *
 東海地方初の裁判員裁判が9月15日に強行された。私たち、百万人署名運動三重連絡会はこの裁判員裁判制度の導入に対して、昨年より学習会、シール投票、街頭での反対署名に取り組み、「裁判員裁判絶対反対」の声をあげてきた。その中で、反対の声のほうが圧倒的に多いことが実感できたのであったが、その声を全く無視して私たちの地元の三重県で真っ先に強行されたのは、本当に許せない。私たちは強い抗議の気持ちで、早朝から抗議の行動に決起した。
 「裁判員制度はいらない!大運動」東海連絡会議の仲間たちと、午前8時、津地裁の最寄りの駅である津新町駅でビラまきを行った。「ストップ裁判員制度」の横断幕や「裁判員制度はいらない」ののぼりが改札口から出てくるたくさんの通勤客や高校生の目にとまる中、私たちは「裁判員制度を廃止しよう」と元気よく声をかけながらビラを渡した。ビラの受け取りもよく「私も反対だ。がんばって」と言ってくれる人もいた。
 午前9時前に津地裁前に移動したが、ものすごい数の報道陣が裁判員候補の人のコメントをとろうと通行人に群がっていた。私たちは報道陣がごったがえす中、ハンドマイクでリレートークをし、「裁判員制度はやめるしかない」ことを訴え、ビラまきと署名活動をやった。マスコミも私たちの登場に大いに注目し、カメラ撮影、取材を申し入れてきた。 

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 その後、裁判員の候補者の選任手続きが行われている時間に合わせて、午前11時にお城西公園をデモで出発した。雨の中でしたが、愛知と三重の弁護士を先頭に20名が津地裁前でシュプレヒコール。「裁判員を拒否しよう」と裁判員に届けとばかりに大きな声でアピールした。

お城西公園でミニ集会
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 この日裁判員裁判を中止させることは出来なかったが、三重の地にも裁判員制度反対の運動が力強く存在していることを知らせることが出来たと思うし、何よりも本日の闘いに参加した仲間たちはこの裁判員制度は必ず廃止させることが出来ると確信を持てたと思う。
 なお、この日裁判員候補として集まったのは、裁判員候補者名簿の100人のうち49人が呼び出し対象で実際に来たのは44人が来たのみある。来なければならない5名はどうした?拒否者か?さらには、44名中のうち7名が辞退を申し出て、結局38人の中から選ぶということになった。これを見てもいかに裁判員になることが嫌がられているか、また、裁判員候補者で外れた人のコメントが「当たらなくてよかった」「精神的負担大きい」(9/16毎日新聞朝刊の報道)などを見ても裁判員制度は初期の段階で破綻を見せ始めている。また、裁判員候補者の3割~4割程度しか選任手続きに現れないという現実は全国の「裁判員制度はいらない!大運動」が確実に影響を持ち始めたといえるだろう。三重連絡会は今後も裁判員制度絶対反対を憲法改悪反対闘争と一体のものとして取り組んでいきたい。(百万人署名運動三重連絡会 加藤)