群馬からのお便りです。* * * * * * *
 1月20日、前橋地裁で県内2例目の裁判員裁判が始まり、百万人署名運動ぐんま連絡会と裁判員制度に反対する弁護士で抗議行動にたちました。前橋にはめずらしく風のないポカポカ陽気で、出勤する自治体労働者をはじめ、午前中に7百枚のチラシが配られ、また多くの人が「市民参加と言うのなら、このビラの尼崎事故とか、政治家のワイロとかこそ市民に裁かせるべきよ」と言いながら署名に協力してくれました。

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 2回目の一番の特徴は、傍聴希望者が前回の半分以下に激減したことです。地裁発表は「傍聴席45席に113人が希望」と言うけど、ほとんどは推進派とマスコミ、検察・警察。抽選が終わるとぞろぞろ県警や検察庁に帰っていきました。これって「公権力による、傍聴の権利の侵害」なんじゃないの?一般の希望者は20人くらい。裁判員の出席率も80人の呼び出しに39人で、半分以下でした。でも地裁とマスコミは分母を小さくして「85%」と発表。いまや、全国で何千人もの人が「呼び出し」を実力拒否したのに処罰はゼロ。労働者階級はたくましい、「行かなくてもよい」という実績を作ってしまいました。最高裁は裁判員裁判に相当する事案は年間3000件前後と言っていたのに、昨年8月から今年の1月20日までで全国でまだわずか約160件。これでは、「拒否したら罰金10万円。祖父さんが死んでも来い」の強制力がないともうできない。すでに破綻している。廃止の展望が見えてきました。
 今回の裁判は、高崎市内の女性宅に侵入し顔などにけがをさせた後乱暴しようとしたが抵抗されたので逃亡したとされる事件ですが、検察側は裁判の2日目に懲役13年を求刑しました。めちゃくちゃな重刑化ではないですか。「裁判」とは名ばかりの裁判員制度廃止の取り組みをさらに粘り強くすすめていきましょう。(ぐんま連絡会 T)