イラク爆撃開始(03年3月21日)から7年目の3月20日、東京・代々木公園で反戦集会が行われました。全国から1880人が参加、百万人署名運動も各地から参加しました。集会後、若者でごった返す渋谷の街をデモ行進。天気も良く、とても開放的なデモでした。手を振る人々やデモに飛び入り参加する人々など、沿道の若者たちの注目度は抜群でした。

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 この「3・20ワーカーズアクションin渋谷」を呼びかけたのも若者たちです。若い労働者や学生が「資本と闘う力が、戦争もとめる!」と確信を持って動き出しています。司会も基調報告も現場からの報告も、青年労働者と学生が先頭で担っていてエネルギッシュな集会でした。
 集会冒頭、国鉄の労組からの特別アピールが続きました。一つは4波のストを打ち抜いて反戦集会に参加した動労千葉です。田中委員長はJR資本の外注化攻撃に「検修全面外注化は実質上偽装請負であり、鉄道の安全はガタガタに崩壊する。資本だけがボロ儲けし、いっさいを労働者に犠牲転化するものだ」と弾劾しました。また、国鉄1047名闘争の政治解決路線に対し「23年間の闘いの結論が国労解散・連合加盟であってはならない」と批判し、「国鉄1047名闘争の火を消してはならない」と訴えました。もう一つは、3/19~20と春闘ストを闘う中で参加した動労水戸です。さらに国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが「不当解雇の責任はJRにはない、奴隷になれ」とういう政治決着など認められない、解雇撤回まで闘う!と決意を表明しました。こうした原則的に闘う労働組合が反戦闘争の先頭にも立っているというのが、とっても力強く感じました。

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 沖縄からも夜勤明けでかけつけた労働者がアピール。「今、沖縄は怒りに満ちている。沖縄の闘いが日米安保同盟を揺さぶっている。動労千葉のように闘って、労働者の団結した力で基地を撤去しよう」と訴えました。学生たちも元気に登壇。3月4日から訪米しカリフォルニア大学バークレー校でのピケットや道路いっぱいに広がっての大デモに参加し国際連帯を闘った報告がありました。この日は、アメリカでも各地で3・20反戦集会・デモが闘われました。
 さらに、軍事空港に反対して闘う三里塚反対同盟からのアピール、政治的デッチ上げで35年間も獄中にとらわれている星野文昭さんからのメッセージ、闘う弁護士から裁判員制度廃止の5・18全国集会参加への訴えなどがありました。百万人署名運動からも西川事務局長が挨拶に立ち、沖縄の基地撤去をともに闘おうと訴えました。(事務局S)

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