5月12日(水)、東京・中野ゼロの視聴覚室で益永スミコさん(86才)の半生を描いたドキュメント「『死んどるヒマはない』の上映会が開かれた。上映後、中国戦線に送り込まれ、敗戦後ソ連に6年間「抑留」され、その後中国東北省に5年間「抑留」されて「侵略戦争の兵士としての蛮行」を自覚し、そのことをカミングアウトした89才の小山一郎さんとのトークもあった。
 益永スミコさんは百万人署名運動の活動家であり、死刑廃止運動の活動家であり、「反日武装戦線」の片岡利明死刑囚の養母でもある。文字通り、今日までの闘いの日々が描かれている。47才の時、刈谷豊田病院(愛知県)で看護婦さんたちのだけの組合をつくり、闘った日々も描かれている。「労働者が人間らしい生活を自らの手で作っていくということは、戦争をしないということにつながる」と考えたそうだ。すごい人だ。
 益永さんは大分県に住んでいたとき、自宅の庭に百万人署名運動の「9条を変えるな!」の幟旗を立て、自分で作られた「裁判員制度はいらない!」の横断幕を納屋の壁に張っていた。そして、大分駅前に一人で立ち、「9条を変えるな!」と署名を取っていた。いまは娘さんと一緒に住む埼玉県の自宅に「つぶせ!裁判員制度」の紫の幟旗を立てている。そして、出かける先々で「裁判員制度はいらない!」と紙でつくった前垂れを首にかけ、裁判員制度の廃止や9条を変えるな・戦争反対を訴えている。百聞は一見にしかず、多くの皆さんにぜひこの映画をみてほしい。

ドキュメンタリー映画(68分)

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 益永さんは訴える。「みなさん! 戦争を二度としないと決めた憲法9条が変えられようとしています。9条を変えるな!と言ってください」「男たちを戦場に送らないで下さい」「子どもたちを戦場に送らないで下さい」と。
 益永さんは軍国少女で戦争を率先遂行して男たちを戦地に送った過去にこだわってやまない。戦争をさせないために敗戦後今日まで身体を張って生きている。「死んどるヒマはない!!」。国鉄1047名解雇撤回の闘いにこだわり、根津公子さんたちの「日の丸・君が代」闘争こだわり、都庁前ビラ撒きなどにも参加している。5月18日の「裁判員制度にとどめを!」全国集会にも、もちろん参加される。
 益永さんは言う。「従わないということは自分で考え続けなければならいこと。従うということは人に任せて考えないこと。私は納得いかないことには従わない」と。私はこうした生き方を貫く益永さんと一緒に闘えて本当に良かったと思った。(事務局 T)

この日も会場前でアピールする益永さん

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