8月28日(土)午後、都教委包囲行動が行われました。2003年の都教委の「10.23通達」によって、学校現場では卒入学式等での「日の丸」掲揚、「君が代」起立・斉唱が強制されることになりました。教職員には職務命令が出され、都教委職員が監視に出向き違反者をチェック。不起立者は処分されました。これに抗議し、処分撤回・「10.23通達」撤回を求めて翌年から開始された都教委包囲行動です。今回で7回目、そして7年目です。今年は新宿繁華街デモ。新宿駅で街宣をやり、柏木公園から新宿駅東口~新宿駅南口と新宿繁華街をアピール、都庁までデモ行進、都庁第二庁舎前で集会を行いました。都教委包囲ネットの呼びかけで189名、27団体が賛同、例年以上の猛暑の中、150名が参加し元気にやり抜きました。

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2時から、新宿駅西口と東口で街頭宣伝と署名活動

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3時に新宿西口の柏木公園に集合。

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3時15分、新宿繁華街デモに出発。

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86歳の益永スミコさんも元気!

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今回は「石原やめろ」「強制反対」の文字が入った新しいウチワでアピール。

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デモ終了後、まとめの集会が都庁第二庁舎前で開かれました。集会では被処分者が次々とマイクを持ち元気に自らの闘いを報告しました。分限免職処分を受けたジョニーHさんは石原都知事や学校現場の問題を取り上げ「東京音頭」の替え歌を歌いました。宮城・石川・兵庫・大阪・三重県からも参加があり、それぞれが闘いが報告されました。
 最後に、第二庁舎上部にある都教委に向かってシュプレヒコール。

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 8.28新宿繁華街デモに引き続き、8月30日(月)午後3時30分から、都庁第二庁舎10階会議室で、各団体から都教委への申し入れが行われました。参加者は26名。

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 都教委への申し入れと言っても、10・23通達を出し、処分を出している責任部局や責任者が出てくるわけではなく、いつもの通り教育情報課課長と係長が出てきて、「承りましょう。責任を持って関係者に伝え、回答をもらって、責任を持って皆さんに回答文書を送ります」というものでした。
 その決まり切った「パターン」に対して、参加者は本当にいらだって、抗議しました。 例えば、①教育情報課は、どんな法律や条令でそういうことをやっているのか? ②10・23通達以前には、教育情報課は各部局を連れてくる役だったのにどうして変わったのか?その根拠を示せ、また、東京都の他の部局では、申し入れなどがあれば、担当者が来る。どうして教育庁だけがこんな不当なことをやっているのか? ③教育情報課が回答するというのはおかしい。しかも「回答文書」をFAXや郵送で送るのはおかしい。教育情報課は「回答」を誰が書いたのかを記名し、かつ回答を会って口頭ですべき。
 その他にも沢山のことを情報課長に突きつけましたが、情報課長は「私の責任でやりますから」と繰り返すばかりでした。時間の関係もあって、その後、各団体からの申し入れが次々となされました。都教委包囲ネット、解雇させない会、「君が代」不当処分撤回を求める会、町田教組、被解雇者の会等々、16団体が申入書を読み上げて、情報課長に手渡しました。午後5時過ぎまで行われ、「10・23通達」と「処分」を撤回させるまで闘い続けることを確認して終わりました。(T)