「裁判員制度はいらない千葉県実行委員会」は9月13日、朝8時から千葉地裁前にて、裁判員制度反対の情宣活動を行いました。18名が参加しました。
 実行委員会は毎月1回、千葉駅頭で署名を軸に街宣活動を展開していますが、この日は9月の全国一斉行動の一環として地裁前で行いました。地裁前への反対派の登場は久しぶりで、千葉市民ネットや動労千葉等の労働組合や市民団体と共に、百万人署名運動の仲間も積極的に参加しました。多くのノボリや横断幕に、出勤途上のサラリーマン等が一瞬驚きの表情を見せるものの、ほとんどの人がビラを受け取りました。タクシー運転手さんからはわれわれも反対だとの声が寄せられました。
 特にこの日は、4件の裁判員裁判の初日ということもあり、ビラを受けとった多くの裁判員候補者が声をかけてきて、「こんな制度はいつできたのか?」「仕事が忙しい中呼び出されて困っている」等々と言っていました。中には「断るために来た」と言う人もいて、思わず「がんばれ」と声援を送りたくなるような一幕もあり、裁判員候補者との交流の輪ができ、裁判所職員が制止するという状況にもなりました。

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 裁判員候補者の人たちから裁判員制度への批判が次々に出て、「裁判員制度はいらない!全国情報」誌を多くの人が受け取るという状況に、参加者一同はあらためて「国民の8割が反対している」ことを実感し、裁判員制度は絶対に阻止できるという確信を持った情宣活動でした。(千葉県連絡会 S)