昨日(29日)の午後3時から、朝鮮高校への「高校無償化」即時適用を要請する緊急行動がありました。呼びかけは「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会で、約70名ほどが参加、内閣と文科省への抗議申し入れを行いました。
 北朝鮮による砲撃事件直後の24日、仙谷官房長官が「現在進めているプロセスをいったん停止する方向に動くと考えている」と表明、高木文科相も「影響は極めて大きい」と述べて朝鮮学校からの無償化申請を受理しない可能性を示唆したと報道され、思わず耳を疑いました。こんな事が許されていいはずがない!そこへ緊急行動の知らせが入ったので駆けつけました。
 文科省ではロビーで要請書を手渡すことになりました。

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 要請後、文科省前でリレーアピール。

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 日本で生まれ育ったという在日女性は「政府の、権力者の側からの弱者へのいじめに、生まれて初めて憎しみ、憎悪を感じた。子どもを政治の道具に使う、こういうことがあってよいのか」と発言。怒りの大きさを感じました。

 この後、要請団は首相官邸前へ。
代表8名が内閣府に入り、残った人々は首相官邸前で再度リレーアピール。

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 参加された梁澄子さんは「歴史認識を欠落した差別だ。この国の政府に歴史認識がない!」と激しく糾弾。侵略し植民地支配した結果としてある在日、朝鮮学校。その子どもたちの教育を日本が保証するのは当然なのだ。本当にその通りです。新たな朝鮮侵略戦争へと舵を切る菅政権を絶対に許さず、共に闘いましょう。(S)