イラク反戦をたたかう私たちに、イラクの地よりメッセージが寄せられました。情勢を鑑み、お名前の詳細などは掲載しませんが、イラクでたたかう人々と連帯していきましょう。

《FROM Aさん》
 イラクでは贈収賄と公的な収奪に反対する大闘争が闘われています。2011年2月25日の金曜日には、イラク資源の占有、貧困、不正義に対して闘われました。とくに、イラク人は全てのアラブ人と同じように、アラブ諸国における悪政に抗議の声をあげています。アラブの人々は「アラブ諸国」という牢獄から解放されることを要求しています。
 この闘いで、侵略によって作り出される宗教や人種による差別に対して、連帯して闘う事を示しました。イラクの北から南(クルド人、アラブ人、イスラム教徒、クリスチャン)までの人々が、同じ願望を持って、先週の金曜日に一緒に立ち上がりました。そして、それらはこれからも続くでしょう。
 政府はデモを弾圧するためにさまざまなことをしてきます。爆弾テロの噂を流したり、主要道路をコンクリート壁で塞ぎ、報道の規制をします(報道陣の逮捕も行われています)。実際のデモに対しては、大量の逮捕、銃器での攻撃によって大量の負傷者と9人の死者を出しました。イラクの共産党オフィスと彼らの新聞『人民の道』は休業しました。そして、多くのメンバーが逮捕されています。
 バスラでは、市長が辞職しました。また、他の政府系の市長の多くが辞職しました。人々は政府から独立している市長を欲しています。多くの人が、デモに出れば逮捕されると、脅されています。報道は邪魔をされ、誤報が流されています。
 しかし、先週の金曜日もデモが行われ、国民の声が政府に届くまでこれからも行われるでしょう。目標は不正の除去、イラクの都市環境の改善、社会的平等、占領の終了(解放)です。私は若者運動に接触する準備ができています。
 地震の被災者への私の深い関心と共感を述べたいと思います。私はみなさんのために祈ります。そして、あなたとすべての友人が安全であることを願っています。
Origatta kozymus(ありがとうございます)
神は日本人の人々を保護します。

《FROM Fさん》
 私たちは、アラブ人によって闘われている、「自由への前進」に驚いています。すべての国がこの闘いに呼応して後に続いてくることを望みます。過去10年の間、このようなステップを取ってこなかったことが残念です。
 青年層は現在、基本的ニーズの状況と不足によって不満を抱いています。既存の権力・政府は機能していません。青年は毎週金曜日にデモを行っています。これまで実権を握ってきた層は、大衆からの支持がなくなり、容易に没落していくように思えます。私たちは革命を闘っています。


《FROM Hさん》
 日本の皆さんへ、私たちはあなた達と共にあります。まず、私が思いをよせる平和な日本を傷付けている自然を呪い、津波によって被害を受けた犠牲者の皆さんに深い悲しみと哀悼を捧げたいと思います。。
 私たちイラク人はイラク政府によってなされている、あらゆる街や村、通りや広場でのデモ隊にたいする血にまみれた弾圧を決して忘れていません。強圧的な、アメリカ軍司令官の指示によるイラク軍の実弾を用いた大弾圧や流されるイラク人の血に対する蔑視を忘れません。
 私たちは自由を求めています。自由はサッダーム・ホセイン体制からアメリカの占領体制の下でもありませんでした。私たちは貧困と失業で苦しんでいます。石油はアメリカと政府によって盗まれています。イラク民衆に対する不正と暴力を止めるため、腐敗した政府を倒すつもりです。

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