7月13日(水)、第2回目を開催しました。講師は、3.11以来 反原発の特集記事を掲載しつづけている『週刊金曜日』編集部の成澤宗男さんで、「『原子力安全神話』その担い手たちの闇-犯罪者としての御用学者」をテーマにお話しいただきました。

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 成澤さんは、いわゆる「原子力村」を「原産複合体」と名づけてその実態を解説され、特にその一端を担ってきた御用学者たちの悪行の数々を、実名を挙げながら厳しく批判されました。そして、御用学者たちの暗躍は今に始まったことではなく(たとえば、戦前には「大東亜戦争」のイデオロギーを支えた京都学派の活動がありました)、原発の分野に限ったことでもないことを指摘され、それを許してきたのは、中央から地方まで日本社会にはびこっている「今現在、自分がいい思いができれば、後のこと、他人のことはどうなってもいい」という価値観であり、今度こそ、それを根底から否定し転換しなければならないと訴えられました。成澤さんの語り口はとても冷静で、それだけにかえってその中に込められている深い怒りの思いがひしひしと伝わってきました。

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 参加者は約50名でした。みなさんよく勉強されていて、多くの方が反原発の活動に参加されているため、後半の「トーク&トーク」も盛り上がりました。成澤さんを中心に活発な意見交換が行われ、「ふくしま集団疎開裁判」の取組み(http://fukusima-sokai.blogspot.com/)をはじめ様々な情報が提供されました。

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 今回の「学習&トーク&トーク」企画は、27日の第3回目が最終となります。27日の講師は、原発労働の問題に詳しい原子力資料情報室の渡辺美紀子さんです。みなさん是非ご参加ください。講師のお話を聞いて大いに学習し、「トーク&トーク」では情報を持ち寄って、意見を交わしましょう。

【反原発アクション!学習&トーク&トーク 第3回】
とき◆7月27日(水)午後6時30分開始~9時
ところ◆東京しごとセンター5Fセミナー室(JR「飯田橋」東口8分、ホテルエドモント隣り)
講師◆渡辺美紀子さん(原子力資料情報室)
テーマ<原発労働者の実態と被曝>
*資料代500円
主催◆百万人署名運動事務局(Tel/Fax 03-5211-5415)